徳島市在住の彫刻家・河崎良行さんの創作活動約70年を振り返る回顧展が、4月27日から徳島市で開かれています。 この回顧展は、河崎さんが88歳を迎えたのを記念に開き、会場にはこれまでに制作した作品のほか、マケットと呼ばれる作品の原型や写真パネルなど、約50点が展示されています。 「風」をモチーフにした作品「風のスイング」は、1991年に国際的なコンクールのヘンリー・ムーア大賞展で優秀賞に選ばれ、河崎さんが最も印象深い作品だと語ります。 徳島県三好市の祖谷渓に立つ小便小僧のブロンズ像は、県から依頼を受け制作されたもので、当時4歳の長男がモデルとなっています。 ほかに、社会運動家・賀川豊彦のブロンズ像なども見ることができます。 「河崎良行回顧展」は入場無料で、5月6日まで徳島市東新町の阿波銀プラザギャラリーで開かれています。