「金曜アニメ館」は、NHK衛星第2で毎週金曜日の18:30から放映されている、アニメ情報番組です。この「金曜アニメ館」に幾原邦彦監督が出演することになり、我々イクニWebスタッフも、早速この番組の公開収録が行われている、東京・渋谷の特設イベント会場<テント2000>に駆けつけました。

なお、幾原監督出演の回は、7月7日(金)の18:30〜18:55に、NHK-BS2で放映されました。当日参加出来なかった方や、放送を見逃した方は、このリポートで収録時の雰囲気を感じて下さい。
「金曜アニメ館」は、タレントのふかわりょうさんの司会で、アニメに関する情報を紹介しています。ゲストとして毎回アニメ製作スタッフを招いてそのお話を聞く形になっており、これまでにも富野由悠季監督や桜井弘明監督などが出演しました。
また、アシスタントとして3人の声優さんが交代で出演されていますが、幾原監督の回では『星方天使エンジェルリンクス』などで知られる柚木涼香さんが登場。さらに雑誌「ニュータイプ」の井上伸一郎さんも、番組のご意見番として出演されています。

ちなみにこの「金曜アニメ館」は<アニメの館>という設定になっており、司会のふかわさんは王子、アシスタントの声優さんはその妹、そして井上編集長は執事、と呼ばれています。
というわけで、幾原監督が出演する回の台本も、「王子のライバル・アニメ界の貴公子あらわるの巻」と題されていました(笑)。
さて、当日は公開収録ということで、スタジオには子供やアニメファンを中心とした観客が詰めかけていました。
前説に続いて、いよいよ番組の収録が開始。まずはレギュラーの3人に続いて幾原監督の登場です。

……と、客席の後ろから薔薇の花を手にした幾原監督が姿を現します。客席の女の子に向かって、薔薇の花を投げる幾原監督。いきなりアニメ界の貴公子ぶりを発揮です。

幾原監督が壇上に上がると、監督の紹介とトークが始まりました。ここでは、劇場版『ウテナ』を中心にした幾原監督の個性的な作風がおもな話題となりました。また、同じ番組内で先日フランスで開催されたアヌシー国際アニメーション映画祭の紹介が行われたこともあり、アヌシーで上映された劇場版『ウテナ』の反響についても取り上げられていました。

番組中では、アヌシーでの幾原監督の舞台挨拶の様子や、ヨーロッパのマスコミから取材を受ける幾原監督の様子といった、貴重なVTRも披露されており、こちらも必見です。

番組の後半は、名物コーナーである「パラパラマンガ道場」です。ここでは毎週、視聴者から送られてきたパラパラマンガを紹介したり、会場に来た子供たちの描いた絵をコマ撮りしてアニメーションとして動かしたりするのですが、この回はちょっと変わった趣向が行われました。人間の動きをコマ撮りすることでアニメーションにするという、題して<人間アニメ>です。

 
to the FRONTPAGE
当日行われたのは、観客から選ばれた5人の子供たちとふかわりょうさん、そして幾原監督が一斉にジャンプし、宙に浮いている瞬間をカメラで撮影して、それを連続再生することで空を飛んでいるように見せるというものでした。

 

ところが、当然ながらこれを実現するためには、撮影するすべてのコマでジャンプする必要があり、このアニメにいちばん長く映っている幾原監督は、収録前のリハーサルから含めるとじつに100回近くジャンプすることになったのでした。

そのため収録後の幾原監督は、かなりお疲れの様子。でも、その甲斐あって人間アニメは大成功。

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こうして、約1時間に及ぶ公開収録は、無事に終了しました。ちなみに客席には、本サイトの「イクニマリア」でおなじみ、声優の川村万梨阿さんの姿も見受けられました。
(写真左:収録後、楽屋にてくつろぐ幾原監督)
なお、当リポートの取材&掲載にご協力いただいた(株)アマゾン様に厚くお礼申し上げます。
 
Report伊藤誠之介/Photo北野貴志(K.I.Supporters)