映画『少女革命ウテナ』英語字幕入りバージョン完成
−−世界各国の映画祭参加に向けてアピールを開始−−


東京国際映画祭開催中の11月4日、映画『少女革命ウテナ〜アドゥレセンス黙示録〜』の英語字幕入りバージョン特別試写が行われた。

この英語字幕入りバージョンとは、これから世界各国で開催される映画祭への出品を目的に作成されたフィルムプリントのことである。映画のストーリーや映時間などは、先に劇場で一般公開されたバージョンとまったく変わりがないが、画面の下部に英語字幕が挿入されているほか、いくつかのカットには作画におけるリテイク作業も施されている。

英語字幕によるセリフの翻訳では、英語の持つ言語的・文化的な特性のため、日本語から感じられるような微妙なニュアンスがやや失われているものの、一方では作品に新たな意味が生じている部分もあり、なかなか興味深い。また、意外なことだが『ウテナ』の世界観を代表する“デュエリスト”という言葉は、英語圏では正確な意味が把握できないと判断されたため、別の単語に置き換えるという作業が生じた。幾原監督からは、「いっそのこと“サムライ”にしてはどうか?」という大胆な提案もあったようだが、最終的にはフェンシング選手を表す“Fencer”という単語に落ち着くことになった。そのほか、学園理事長を表す訳語に“Director”という単語が使用されているのも、その意味合いを考えると奥の深いものを感じさせる。
 
今回の試写は、日本映画の海外への紹介に尽力されている、川喜多映画文化財団のアレンジメントによって行われた。当日は海外の映画祭関係者2名が招待されたほか、幾原邦彦監督も出席して映画祭参加へ向けてのアピールが行わた。
今後、国際映画祭への正式な参加決定などの情報も、このサイトで随時お伝えしていくので、注目してほしい。

report ITO SEINOSUKE

(c) ビーパパス・さいとうちほ/小学館・少革委員会・テレビ東京
(c) 1999 少女革命ウテナ製作委員会

 
 
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