1月号

ご意見、お便りは、こちらでお待ちしています。
ここは毎月10日に更新します。

  初めまして。アニメージュ編集部のミツヒロといいます。
 今回、I原監督からの日記執筆の依頼に、考えなしに返事をしてしまい、このような大それたことをする運びになりました。

 


 本来、”編集者は縁の下の力持ちであって、表舞台に出るものではない”というのが私の持論。…でもまぁ、私の日記を通して、アニメ編集者の日常を少しばかり覗いてもらって、もっとアニメ雑誌を身近に感じてもらえると嬉しいかな。そんな気持ちで書いてます。
 かなり極私的な日記なので、役立つ情報は少ないと思うけど、それでも良いというアナタ。ぜひ読んでみてください!

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11月12日(深夜)
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そろそろ仕事が立て込んできた木曜日。
 ちょっと逃避モードに入ってしまい、終電で帰宅すると、しばらくして1本の電話がかかってきた。
 「I原だけど、こんど僕のオフィシャルサイトができたんだ」。
 ほうほう、平成11年11月11日にスタートとはめでたいですね〜。なんてことを
 しゃべっているうちに、なぜか、そのHPで私の日記を連載することになってしまった。
 あまり深く考えないで返事をする自分の頭に、ちょっと反省。…でも、まいっか。好きなこと書いていいって言ってたし、HPってちょっと興味あったんだよな〜と数分後には復活。こういうところがO型人間なんだろーなぁ、きっと。

11月13
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今年で4回目を迎える「アニメーション神戸」の取材のため、新幹線で神戸へ。
 このアワードは、前にI原監督も特別賞を受賞していて、そういえば去年も監督のフォーラムを取材しにきたんだよなぁ…などと思い出しながら現地の国際会議場に向かう。取材ではカメラマンも兼ねているので、プロの人たちに混じって右往左往。と、いいながらも、MAHO堂の3人が「おジャ魔女カーニバル!!」を披露する段になると、3本もフィルムを回してしまった。ほとんどノリはカメラ小僧(恥)。
 授賞式が始まる前、声優のO田靜枝さんを発見。今日は個人賞を受賞したD地丙太郎監督の代理にいらしたそうだ。久しぶりの再会で嬉しかった。
 
11月16日
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ようやく担当ページのラフを切り始める。
 ラフ構成って、ページの設計図のようなモノだから、結構大事だったりする。
 写真素材を選びながら、メインの写真はどれにしようとか、タイトルはどうするかなどを考えるのだ。いつもなら「ラフの神様が下りてこない〜」とかいって、うんうん唸ったりするんだけど、今回はかなり早い段階からページのイメージができてたので、珍しく自動書記状態で完成。いつもこうならいいのだが。

11月19日
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「おジャ魔女どれみ」の取材で都内の某スタジオへ直行。
 今月は「どれみ」新シリーズとおんぷちゃんの特集ということで、声優のS戸留美さんと、I十嵐卓哉監督(正確に言えばSD)のインタビューを予定しているのだ。
 I十嵐監督は、ご存じI原監督の東映動画時代の後輩で、ちゃんとインタビューするのは、以前「セーラームーン」が「スターズ」に突入する時に本誌でやった、I原監督との「卒業&進級対談」以来。少しばかり緊張しつつ場に臨んだんだけど、あいかわらずサワヤカな人だった。さすが女性アニメーターの憧れNO.1(注:私の周りでは)だけあるなぁと実感…。
 I原さんの話題を振ってみたところ、劇場版ウテナの制作時を振り返りながら、「現実にルパン三世みたいな体格の人って、初めて見たよ〜。カラダ大丈夫なのかな?」とのこと。心配されてましたよ、I原さん!
 S戸さんの取材は、楽しみにしていたあまり、ちょっとハイテンションすぎたかも(たぶん)。とにかく「夢のクレヨン王国」のゴマータが大好きだった私は、前から一度話が聞きたかったのだ。ミニコミアイドル誌で昔、S戸さんを撮ったことがあるというカメラマン氏も、私に輪をかけてテンション上がりまくってたし。可愛い女の子の取材って、私のオヤジスイッチ<(c)青木光恵さん>
 が入っちゃってどうもイカンです。

11月24日
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コラムファクトリーのイラスト受け取りで、某所でS井弘明監督と待ち合わせ。なんだか表が騒がしい。どうやらテレビ局のロケ車が軒並み来ているようだ。
 なんか事件でもあったんだろうか? と不思議に思いつつ待っていると、しばらくして見知った人がやってきた。某スタジオのM倉PDだ。こんなところで会えるとは!と喜んで、今月の表紙の催促(笑)。無事イラストを受け取って、地下鉄駅に急ぐと「尋ねびと」の看板が目に入った。あとでよくよく考えてみて、あれは「お受験」殺人事件(当時はまだ捜索中)で集まってたマスコミ連中だったのかと気づいた。

11月25日
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そろそろネーム入稿の佳境に突入して、眠れない時期がやってきた。といっても、”編集部の眠り姫”とありがたくない異名をもつ私。それでもある程度の睡眠をとって、JR某駅にI田敦子さんの原稿を受け取りに行く。
 喫茶店に行くと、すでにI田さんは到着されていた。原稿を貰いつつ、二人して大好きなpowderの話で盛り上がる。powderとは洋服のブランドなのだが、編集部では”なんだか変わった動物模様の服”として奇妙に思われていて、なかなか分かり合える相手がいないのだ(同志募集中!)。
 その後は、バスにのって西武池袋線・O泉学園へ。来月のふろく「マンガ大行進ミレニアム」(仮)の発注で、S藤順一監督、I藤郁子さん、マンガ家のO友紀弥さんという”マホTai”トリオと打ち合わせ。
 まだ風邪が治らないS藤監督を始め、みなさん忙しいところ、快く引き受けてもらえて、ライターさんとホッと一息。
 これに限らず、次号のふろくでは、ホントにたくさんのクリエイターの人達に執筆してもらう予定になっている。いやホント、自分で言うのも何だが超豪華メンツ!
 こんな風に仕事を受けてもらえると、「みなさんのおかげです〜」と目に映るモノ全てに感謝してまわりたくなる。アニメ雑誌というのは、スタッフのみなさんの協力がなければなにもできないのだなぁとしみじみ思う。
 
11月29日
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 週末に届けた表紙イラストのデザインを受け取りに、デザイン事務所へ直行。
 「今日の午後イチで入稿するよ」と前もって印刷所の担当者さんには言ってあったのだが、朝っぱらから半泣き状態の確認電話で起こされた。ごめんね。せっかく入稿を守るという約束で『モーニング娘。写真集』をくれたのに、もう月末だよ……。
 
12月(ちょっと書けない……)
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 やっと校了が終わった。
 ひと息つきたいところだけど、今月は年末進行なので、そのような余裕はナシ。
 なにしろ通常より10日近く前倒しで締め切りがやってくるのだ。果てしなく広がる次号の作業を考えて、少し気分が重くなる。
 今年も編集部でクリスマスを迎えるのかなぁ。去年は、編集部の女性3人(だけ)で、イチゴのショートケーキを食べたんだっけ…。そういえばこの8年、編集部で迎えなかったクリスマスなんてなかったよな、と自分にツッコミ。

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