| 1999/04/07 「アホー」徳島県内「アホー」分布図 1999/04/14 「アホー」の第2弾「ドスイビン」 1999/04/21 「アホー」の第3弾 |
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上郡(かみごおり・吉野川上流域)ではホレ。ドボレ。 下郡(しもごおり・吉野川下流域)ではアンガ。ドアンガ。 |
「ホレ」「ドボレ」の語源は「惚れる」から。人に惚れて判断力のない様がアホーに通じる。
「アンガ」「アンガー」の語源はアンコウ(鮟鱇)。川にいるアンコウ(サンショウウオ)のこと。
口をあけた様子がアホーに通じる。
「アホー」その他にも・・・
| アホ系 |
| あほう。あほうだま。あぽたん。あんぽ。だあほ。 |
| アンガ系 |
| どあんが。あんご。あんつく。あんごたれ。 |
| ホレ系 |
| どぼれ。どくそぼれ。どぼろ。なまぼれ。 |
| その他 |
| うんたら。うんつく。すかたん。ぽかへえ。しちふん。はちふん。ひょうろく。あまかわ。どすいびん。ぼんやん。へげたれぐゎんす。 |
仙波教授のひとこと
| 紹介したアホ・バカ表現はほんの一部だ。大正から昭和の徳島方言集から拾えば120種類ぐ らいある。実際にはもっとたくさんあるだろう。 へげたれぐゎんす=初めて聞いた使い方。「へげたれ」は浄瑠璃にも使われている。意気地なしとか、甲斐性なしと言う意味で使われた「へげる」=意気をなくすに「あほ」と一緒によく使う「たれ」がついた形。「ぐゎんす」は江戸時代の辞書(『書言辞考節用集』)にあった。「ぐゎ」ではじまる言葉は、だいたい中国から入ったと考えて間違いないだろう。ぐゎん=頑。す=子。本来は頑固者、融通がつかないことを言ったのだろうが、日本に入ってきたときには既にバカの意味で使われていたようだ。 しちふん はちふん 全国に同じいい方がある。言葉遊びの類で遠回しにいうときの表現。十分には足りないの意味。同じ発想の言い方にビンヅメ(瓶詰め)というのもある。 うんたら うんつか 運が足らない。運が尽きた。 とんつか トンはとんまのトンだろう。つかは「うんつく」の「つく」の変化だろうか?はっきりとはわからないが。 アホとボケはどちらがきついいい方か? ボケのほうが強いと思う。アホはなじみがあり、広く使われており、慰めるときにも使う。ボケは罵るとき専用。しかもボケはにごる音で始まっているので、強い印象になる。 |
美馬郡脇町岩倉で「どすいびん」 という言い方が使われているのかを調査しました。(32”)
このおばあさんが、「どすいびん」を70年前、聞いたことがあると答えてくださいました。