2006/12/06 

 めぐら=周囲、かいわい 

 

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遠藤
水曜日、仙波教授の阿波弁講座です。
仙波先生、おはようございます。

仙波教授
おはようございます

遠藤
今週は家の周辺の阿波弁として「めぐら」などを取り上げます。
ホットラインをくださった藍住町の方によると「家のめぐらの草をむしる」のように使うそうですが、これは私も知りませんでしたね。

仙波教授
いや、実は私もあまり使わなくて、叔母が使っているのを聞いたことがあるぐらいですね。
ホットラインに期待したいです。

遠藤
それでは「めぐら」をはじめ家の周辺を表す阿波弁について、どしどしお電話をお待ちしております。

佐久間
電話は088(625)9999
ファックスは088(655)7676です。

遠藤
先生、ホットラインをくださった方からは「主にどの辺の地方で使われていますか?」と質問をいただいています。

仙波教授
それは県内全域で幅広く使われているようです。
ただ、先週のつべくそと比べると使う人はずいぶん少なくなったようですね。

遠藤
そうですか。意味はやはり「周辺」ということですか?

   

仙波教授
はい、「周囲、かいわい」ということですね。
「家のめぐらを回る。野菜畑は家のめぐらにある。」のように使います。「近所めぐら」という言い方もあるようです。

遠藤
「近所めぐら」ですか?

仙波教授
はい。「近所めぐら」は、お隣の高知県で「毎晩のように近所めぐらの者が集まってきて土産話の催促でございます。」の例がありますから、高知県でも使っているようですね。

遠藤
では、ほかの県でも使われている言葉ですか? 
   
仙波教授
いや、それが高知県ぐらいでほとんど例がありません。独自色の強い阿波弁ですね。

遠藤
そうですか。他に似たような阿波弁はありますか?

     

仙波教授
「となりはた」は「隣傍・隣端」の漢字からもわかるように「隣近所」の事です。
「となりはたの迷惑じゃ」のように使います。
「はた」も「端」の意味の阿波弁ですが、あまりつかわれなくなりました。


遠藤
「となりはた」は分かりやすいですが、「あたりこくちゅう」はいきなり聞くとさっぱりわかりませんね。

仙波教授
これも「辺り国中」という漢字を書くとわかりやすいですね。
近所近辺全部という意味ですが、これを今実際に使っている方がいらっしゃったら、ぜひ教えていただきたいですね。

遠藤
ではホットラインをご紹介しましょう。

(ホットライン紹介)

さて来週は「あんそ」を取り上げます。 子供にものをあげるとき、「これあんそ。」と言ったりします。
    
仙波教授の阿波弁講座でした。
仙波先生、ありがとうございました。

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 「おぶた」家や建物に関する阿波弁 2001/03/21放送     
 

視聴者からの情報 後日に更新します


藍住町 62才 女性
入り口の事を「とのぐち」と言ったりするのですが、これは阿波弁でしょうか。

美馬町 54才 女性
家の西側を「にっしゃ」家の東側を「ひがっしゃ」と言ったりします。

八万町 66才 女性
遠藤さんは、「おぶた」と言っていましたが、勝浦では「おおぶた」と言っていました。
「おおぶたで日なたぼっこしようや」などと使っていました。

佐那河内 74才 女性
「おおぶた」は「庭」、「せせなげ」は「溝」という意味で使っています。

阿波市 55才 女性
「おじょうさんがやしきめぐらの草をとる」と言っていた。このめぐらは「まわり」という意味。
亡くなったおばあさんが言っていた。

一宮町 60才 女性
昔の人が火事だった時に「となりはたまでまで燃えなかったらいいなぁ」という時に使っていた。

穴吹町 56才
家の周辺を「家めぐり」、軒下を「おおぶた」と言います。
山間部では、今でも使ってます。

山川町 54才 女性
「おおぶた」今でも使っている。「おぶた」ではないらしいです。
豆をほして収穫する時、雨がふってきてぬらすとだめなので、豆をつまえる時におおぶたをするという。

松茂町 65才 女性
家の近くを「近めぐら」と言います。
「近めぐらの畑に行っとるけんな」という風に使ってます。

安宅 83才 女性
「あのあたり」でや「あの近く」のことを「あのちかめぐら」というようにつかっています。

沖洲 60代 女性
子どもの時「そこらにある」ということを「ちかめぐらにある」といっていました。

美郷 51才 男性
「めぐら」は家の周辺「おぶた」は田舎の家の軒下のことを言います。