2003/10/01 あんじょう
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視聴者からの情報今週は「ちゃんと」「しっかりと」という意味の「あんじょう」を紹介します。
「あんじょう頼むでよ」、「あんじょうしといてな」と普段の生活で耳にする方も多いのではないでしょうか。
この「あんじょう」についてどんな風に使っているかについて街で聞いてきました。
(VTR)
- ちゃんとすること(徳島市60歳)
- あんばいよくすること(徳島市53歳)
- 「あんじょう しないよ」と使う(羽ノ浦24歳)
- お母さんなら使う(那賀川町24歳)
(スタジオ)
今でも結構使っていると思ったんですが、「分かるけど今は使わない」という人が多かったように思いました。
仙波先生、いかがですか?
仙波
>そのうち絶滅危惧種になるかも知れない。
「あんじょう」は県内のどの辺りで使われている言葉ですか?
仙波
>「あんじょう」は県内では全域で使われているが、近畿地方を中心に使われていて、
東は福井県、岐阜県から西は中国山陰地方、山口県まで使われている。
面白いのは県南の方では「あじゅう」と変化して使われること。
ここで昔、その「あじゅう」を使っていたという方と電話がつながっています。阿南市長生町(あなんし・ながいけちょう)にお住いの75歳の女性です。
「あんじょう」「あじゅう」と出てきましたが、
元々はどこから来た言葉ですか?
仙波
>「味良(あじよく)」のことだと思われる。
味が良いから「あんじょう」ですか?
仙波
>「味良」には「上手い具合に。上手に。都合よく。丁寧に」などの意味がある。
ここから次のように変化していった。
「味良」が「アジヨー」になり、そこから「アンジョー」や「アジュー」、「アンジヨー」に変化したもの。アジヨー>アンジョー>アイジョー
アジヨー>アジュー
アジヨー>アンジヨー「あんじょう」と同じような意味の阿波弁はあるんですか?
仙波
>探しましたが、「あんばいよう」と「あんばいやれよ」がありました。「あんばいよう」・・・うまうこと、丁寧に
「あんばい やれよ」・・・牟岐の方言。うまいことやってください。これもよく耳にしますね。
仙波
>「あんばいよう」は「調子よく、上手に」。
「あんばいやれよ」は「上手い具合にやれよ」という意味です。
視聴者からの情報(鳴門市里浦出身・66歳男性)
「あんじょう」ではなく、「あいじょう」と言います。
意味はいっしょです。
私より年上の人が使っていました。
(藍住町・59歳女性)
夫婦仲が良い、家庭がうまくいっている時にも「あんじょう」を使います。
「あの家は あんじょう いっきょる」と言ったりします。
(京都府出身・49歳男性)
私の両親は京都の日本海側の出身で「ちゃんとせえよ」という意味で
「あんじょうしいや」と言っていました。
しかし、大阪で通じずに笑われました。
(小松島市坂野町出身・59歳女性)
「あじゅうに」と言います。
家の母は良く使っていましたが私の年代の人はあまり使っていません。今週は「あんじょう」を紹介しました。
その他に寄せられた情報
(徳島市北沖州)
「あんじょう しといて」と
「あんばいよう しといて」を両方使います。
意味はどちらも「きれいに しといて」、「都合ようしといて」です。
(神山町・72歳女性)
すだち等を採りに行った時、切り口がきれいにとれた、という意味で
「あんじょー きれとんでー」と言います。
たくさん採れたという意味で
「今日は、じょーに とれたでー」と返したりします。
面白がってよく使っています。
(吉野町・女性)
友達と口げんかしたとき、お父さんとお母さんに
「あんじょう 話つけてきなよー」と言われました。
その時は意味がよくわからなかったんですが、今思うとこういう意味だったんだと思いました。