| 2002/10/23 「あぶらご」(=鬼の役を免除された小さな子) 「おから」「あげんこ」「ちゃらんこ」「陣取り」などとも |
視聴者からの情報
- 徳島市(旧・名西郡八万村)83歳男性
私の子供の頃(大正、昭和のはじめ)は大家族時代で子どもの数も4、5人が普通。7、8人も珍しくありませんでした。
年上の子がよく弟妹の世話をし、戸外の遊びで「鬼ごっこ」や「かくれんぼ」などをする時、赤ん坊は年長の兄や姉がおんぶをするわけですが、3、4歳の幼児はつかまっても鬼にはならなくてよいことにして、仲間に入れて一緒に遊ばせていました。
この鬼の役を免除された幼児のことを「あぶらご」と言いました。
「あぶら」の意味は私も知りたいと思っています。
大正、昭和時代(多子)、年上の子は弟妹の世話をすることはもちろん、よく家事の手伝いをしたものでした。- 鳴門市・64歳男性
私が小さい時「あぶらご」のことを「おから」と言っていました。
鬼ごっこの時に使っていました。- 石井町・女性
「あぶらご」のことを「あげんこ」、「ちゃらんこ」と言います。- 鴨島町・80歳女性
「あぶらごでよ」と言って妹をのけものにしていたました。
(多田 24-7401)- 藍住町・58歳女性
「あぶらご」は今でも使います。
「あぶらごやけど・・・」などと冗談っぽく、役に立たないという意味で使っています。- 小松島市・65歳女性
病気の後「最近どうですか」と聞かれて
「いや、私あぶらごですよ」とつい最近言いました。
一人前のことをしていないという意味です。- 神山町出身・67歳女性
神山町では「あぶらご」のことを「陣取り」と小さい頃使っていました。
「だるまさんが 転んだ」」に似た遊びの時に使っていたと思います。解説
「鬼」にならない小さな子をどういうか?
(1991年 高知女子大学国語学研究室・高橋顕志調査 四国言語地図より)
質問:近所の子ども達が集まって、かくれんぼや鬼ごっこをする場合、年齢的ハンディのある小さい子どもは、最初に捕まっても鬼にならないというルールがあったと思います。そういう子どものことを、何と呼んでいましたか?
- 小さい時に使った遊びのことば(徳島市)
- のけもの(上板町)
- おにごっごで鬼にならなくていい(穴吹町)
- 年齢の大きい子が小さい子をかばって「あぶらご」と言うが自尊心を傷つけないように鼻をさわって「これよ」と言う(川島町)
- 「にんき」(徳島市)
- 「にんき」遊びを中止したり、その仲間から逃げるという意味(徳島市)
- 「にんき」(阿南市)手を「ちょき」の形にする
- 「みんき」(徳島市)手で合図をしないといいながら「ちょき」の形