| 2001/08/15 視聴者の情報から 「〜しに」 来しに、行きしになど 「どべらこ」「どべ」 =ハゼの仲間を指す魚の呼び名 「しゅんしゅん」 =カミキリムシを指す呼び名 |
解説
「どべらこ」について
先週、「へらこい」という阿波弁を取り上げたときに石井町出身の遠藤彰良が、「どべらこ」という魚がいたと発言
- 「どべらこ」は飯尾川や吉野川にたくさんいた魚。10センチ位。黒褐色ハゼの仲間「どんこ」ともいう
石井町で取材すると確かに「どべらこ」と呼ぶさかながいた。ただし、もっと小さい魚をいう人もある。「ジンゾク」のこと
- 神山町で「アメゴ」を釣りに行くと「どべ」という魚がつれてがっかりする。「しもた、どべか。また、どべかという魚」「タカハヤ」のこと
「しゅんしゅん」とはカミキリムシ
- カブトムシより小さくてカナブンよりも大きい虫を「しゅんしゅん」と言っているが何のことか?(川島町10歳)
阿波昆虫学会が出している虫の呼び方の資料に「阿波町で採取されたカミキリムシを「しゅんしゅん」と言うとあり、首からでる音がシュンシュンと言うので納得できる
「しゅんしゅん」とはコガネムシだという情報が寄せらました 08/29
「しゅんしゅん」とはコガネムシだという情報をもとに 08/29
「〜しな」(=の途中)
- 「来しな」「帰りしな」「行きしな」「もんてきしな」など「〜しな」とは阿波弁か?(徳島市73歳)
小説を見てみると、「〜しな」を〜の途中にという意味で使うことはよくある。
少時の頃
茶店を出て来しなに、
巻き煙草を耳に挟んだ男は・・・(芥川龍之介「トロッコ」)そういって立ち上がりしなに
課長は短く
俊介の肩をたたいた。(開高 健「パニック」)「帰りしなに」をインターネットで検索すると200件以上見つかった
「行きしな」:広い範囲で使われる
「行きし」「行きしに」となると阿波弁の意味合いが強くなる。西日本に広がる方言
「行きしだ」:かつて、祖谷地方で使ったとの記録がある。=奈良時代の使い方
視聴者の情報
(鳴門市大麻町・男性)
「どべらこ」と同じ魚だと思いますが、旧吉野川で「どぶろこ」という魚がとれました。黒色をしていて、ずんぐりした10センチほどの大きさです。(東祖谷山村男性)
神山で「どべ」と呼んでいる魚は、祖谷地方では「むつご」と言います。
また「じんぞく」のことを「どぶのこ」と言います。