2001/03/21 03/28 04/04
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解説
「おぶた」というのは、家のどのあたりをさす言葉なんですか。
「おぶた」「かど」はどこを指すことばか?
(1) 庇、または庇の下に張り出した、勾配の緩やかな庇、
(2) その庇の下の土間というように、少しずつ違いがあるようです。
なぜ「おぶた」と言うんですか。
「おぶた」「おおぶた」という言葉の形から考えてみました。「おおぶた」と言うからには「大きいフタ」だろうと見当をつけて考えてみました。
この、庇の下につり上げてある、格子状の戸があります。これを、しとみ、あるいは「はじとみ(半蔀)」と言いますが、これが段々と大きいものになって、板戸のようなものを下から持ち上げて、つっかい棒で支えるようなものになったと思います。
この板戸を、「つきあげ戸」とか、「つきあげびさし」と言うようなんですが……。
そして、こういう、戸を下から持ち上げてつっかい棒で支えるものが、窓についたものを「まどぶた(窓蓋)」と言っていたようです。子どもの頃には、これを開け閉めしていた覚えがあるんですが、これを「まどぶた」というということは、昨日まで知りませんでした。(^_^;)
つまり、小さい「(まどぶた)窓蓋」に対して、大きいフタ、「おおぶた」と言うんでしょうね。
家のどの部分を「おぶた」というのか 石井町藍畑・重要文化財「田中家」
- おぶた・・・ひさしの下の部分
- かど・・・門の下
- 家の前庭をおぶたという人もいる
三好郡山城町では「おぶた」でなく「おおぶた」と言う
半田から西は「おおぶた」が多い。アクセントも違う。南部でも「おおぶた」がある
「おぶた」のアクセント
おぶた(徳島県東半分)「お」が高くその後下がる
おぶた(徳島県西半分) 「おぶた」同じ高さ
「おだれ」鳴門市で40年〜50年前 農家の軒下
尾垂(おだれ) 屋根が垂れたという意味で近松門左衛門、井原西鶴の作品にも見られる。
軒下、庇そのものを指すことばとして北関東〜九州まで使われた市場町では外のことを「げ」と言っていた 広島、福岡で庇の意味で使われた 「げや」和歌山にある
「かど」アクセント(阿波弁)
道の角・・・ かど 「ど」を強く発音
家の前庭・・かど 「か」を強く発音
「おぶた」と「かど」の意味の範囲が広がって庭を「おぶた」と言ったり、軒下を「かど」と言う情報
県西部では「おぶた」と「かど」の意味が徳島市周辺と逆とう情報
台所を「にわ」という →作業するところ
玄関を入ってすぐの2〜3畳ほどの部屋を「みせ」とか「みせのま」と言う
「見せ棚」→「店」→「みせ」 (商家などでは品物を見せる棚が玄関の近くにあった)
「ひろしき」という 屋根裏の部屋など 女性を男性から守るため「ひろしき」に入れたという話もある。→「広敷」女性のいるところ
>>>>2006年12月6日放送 「めぐら」、近所を表す阿波弁 >>>>>>>>>>>>>>>>