| 長江義(ただし) 徳島県女子師範附属小学校(現在の助任小学校)で教鞭をとった。当時に撮影した貴重な写真 |
故、長江義(ただし)。明治38年、石井町の教育者の家に生まれた長江さんは
徳島県師範学校を卒業後、教師となった人物で写真をはじめ多くの趣味を持っていました。
その長江さんが特に写真に没頭したのが昭和4年から15年まで勤務した徳島県女子師範附属小学校、現在の助任小学校での教師時代でした。
| 徳島女子師範附属小学校(助任小学校の前身)卒業生 大石 正さん |
長江さんの被写体となったのは元気な子供たちと同僚の教師です。
そして女子師範学校からやって来た教育実習の女子学生の姿。教師の服装に注目すると立派な洋服をきています。戦争へと突入する前の時代。
物も心もともに豊かな時代だったことをうかがわせてくれる写真です。長江先生が残した写真はこのようなガラスに焼きつけられたものなんです。
さて、現在県内にある小学校のほとんどは鉄筋の建物です。
そこで木造の校舎を探して県内のある小学校をたづねました。
- 那賀郡相生町の西納小学校
木造校舎の廊下と教室 この西納小学校の卒業生で現在の校舎を自分の手で建てたという大工さんにお話しをききました。
西納小学校卒業 鵜沢 汀さん 鵜沢さんが西納小学校に通っていたころは前項児童は170人を超えていました。
ところが今では19人。他の小学校との統合が決まりました。「地域の光をなくさないで」という声もありましたが
この小学校は来年の春(2000年3月で)休校となります。徳島の20世紀。けさは学び舎。小学校の100年を振り返りました。
県内で最も古い木造校舎のひとつ西納小学校は来年度の小学校と統合され百余年の歴史に幕を下ろします。
この春県内で児童数の減少のため休校となる小学校は5校。
しかし、たとえ建物はなくなっても卒業生や地域の人の心の中の学び舎は永遠です。
資料提供
県立文書館
徳島市史編纂室
徳島市立内町小学校
司会
遠藤彰良、宗我部英久、物部純子制作
井上彰夫