2009/05/28 木曜日  No.9306

寂聴さんと故郷の 「場所」

 

瀬戸内寂聴さんの「場所」という作品を
もとにお送りします。


寂聴の「場所」展

徳島県文学書道館 6月7日(日)まで開催(月曜休館)

 
コーナー

内 容

ファミリーコンサートを開く南さん一家

ボランティアが赤石駅で花壇作り

未生流・吉田悦甫さん「近づく初夏を想いて」

最近のホットラインから 自転車健康法


 

なつかしの徳島

ボランティアが赤石駅で花壇作り

ホットラインから

自転車健康法

けさの生け花

「近づく初夏を想いて」



 

寂聴さんと故郷の 「場所」

    
遠藤
誰にでも生きていく上で、忘れられない場所があります。
瀬戸内寂聴さんの「場所」という小説はそれを教えてくれます。

(VTR)

*徳島県立文学書道館での講演

今月15日に87歳になられたばかりの瀬戸内寂聴さん。講演会も相変わらすのパワーです。
この講演は、館長を務める県立文学書道舘で開催中の「寂聴の『場所』展」の関連イベントとして開かれました。

「場所」は、寂聴さんの生い立ちから売れっ子の流行作家瀬戸内晴美時代を経て、
51歳で出家するまでを、徳島、京都、東京など、14の「場所」の記憶と共にたどった私小説で、
私たちにもなじみ深い故郷の場所が登場します。
それは寂聴さんの人生に大きな影響を与えた場所でもありました。

(スタジオ) 

宗我部
今朝は「寂聴さんと故郷の『場所』」と題して、「おはようとくしま」が選んだ「場所」について、
瀬戸内寂聴さんに語っていただいています。

まずは子供時代の思い出の場所です。
意外なことに孤独な子供時代でした。

(VTR)

中洲港・・幼少期の遊び場
(音トリキリ・インタビュー・朗読)

【中洲港】
「昼間の波止場で岸壁に腰を・・・
 空想するだけで胸がときめいた」

(スタジオ)

遠藤
中洲港は現在のかちどき橋の北詰のあたりですね。

宗我部
中洲の港で一人遊びをしたことが小説「場所」に出てきますが、
その他にも父親が大阪に船で出かける折にこのまま帰らないかも、と言う不安でわっと泣き出したというシーンや
筏で遊んでいて、川に落ち込みあわや、という思い出も書かれています。
読めば、感受性の強い子供だったことがうかがえます。 

島川
瀬戸内寂聴さんはいつ頃、作家にめざめたのでしょうか?

宗我部
学校に通う頃には作家になりたいと思ったようです。
次は、はっきりと文学へのあこがれをかきたてられた思い出の場所で聞きました。

(VTR) 徳島高等女学校・・文学へのあこがれ

瀬戸内さんの母校徳島高等女学校は現在の城東高校です。

(音トリキリ・インタビュー)

(スタジオ)

遠藤
・・・

島川
・・・

宗我部
作家瀬戸内晴美が誕生する上で、人生の転機となった出来事のひとつは道ならぬ恋です。
中国から引き揚げた彼女は、学者の夫と幼い娘がある身で、夫の教え子と恋に落ちてしまいます。
25歳の時でした。
その恋の舞台は「眉山」でした。

(VTR)眉山・・初めての恋

(音トリキリ・朗読・インタビュー)

宗我部
「石もて追われた」という表現が示すように眉山が舞台となった彼女の恋は世間からは許されないものでした。
全てを捨てた彼女はやがて作家への道を歩み始めます。

(スタジオ)

遠藤
寂聴さんにとって、眉山は故郷の象徴でもあり特別な思い出の場所でもあったわけですね。

島川
「眉山」初めての恋、とありましたが、結婚していたのに「初恋」なんですか? 

遠藤
瀬戸内さんの世代は見合い結婚が一般的で、本当の恋を知らないで結婚することも多かったようです。

宗我部
これは、お父さんが彼女に宛てた手紙です。

遠藤
すごい手紙だと思いますが、逆に親の愛情が感じられますね。
大鬼どころか、3年前には文化勲章まで受章されました。

宗我部
その瀬戸内寂聴さん、87歳にして、さらなる夢をお持ちです。

(VTR)

そして新たな場所

(音トリキリ・インタビュー)

 瀬戸内寂聴さんのインタビューを Windows Media Player でご覧頂けます。>>>

(スタジオ)

島川
・・・

遠藤
・・・

宗我部
寂聴さんのモットーは「切に生きる」、一生懸命生きること、だそうです。
これからもお元気で活躍してほしいですね。

遠藤
故郷で新しく何か始めようと思っていらっしゃるのは、私たち県民にとってもうれしいことですね。 
ここでプレゼントのお知らせです。

島川
「寂聴の『場所』展」は 、県立文学書道館で6月7日まで開かれています。
31日には「場所」の朗読会もあります。

遠藤
今朝は瀬戸内寂聴さんの「場所」展にあわせてお送りしました。

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