2008/10/29 水曜日  No.9169

靴職人 五宝賢太郎の世界

 

徳島出身の靴職人五宝賢太郎さん
靴作りの魅力について伺います。

 

 
コーナー

内 容

ネムちゃん・弁慶君

神戸市

ブリの飼い付け漁試験操業

未生流中山文甫会・国田真由美甫さん 「蔓梅もどき」
最近のホットラインから エコウィーク
家具屋さんの企画展


 

ペット自慢

ネムちゃん・弁慶君

なつかしの徳島

ブリの飼い付け漁試験操業

ホットラインから

家具屋さんの企画展

けさの生け花

「蔓梅もどき」



 

靴職人 五宝賢太郎の世界


靴職人
五宝 賢太郎(ごほう けんたろう)さん

靴工房・時代屋
048-261-9241(埼玉県川口市)

( VTR )
   
徳島市出身の靴職人
五宝賢太郎さん、27歳。
靴の修理をしながら年間に150足のオーダーシューズを作ります。
   
五宝さんは靴をあくまでも実用品として考えます。
できるだけ無駄をなくしたシンプルなデザインにこだわり、いつまでも愛着を持って使ってほしいと一足一足に願いを込めます。
   
その五宝さんの個展が、今月、徳島市で開催され自分の足にあった靴を作りたいと多くのお客さんが訪れました。

( スタジオ )

島川
けさは、五宝さんにお越し頂きました。
おはようございます。  
   
五宝さん
(挨拶)

遠藤
五宝さん、現在は埼玉県にお住まいだそうですが、番組出演のために帰ってきてくれたんですか?

五宝さん
 はい。そうです。
 
宗我部
 うれしいですね。
でも、お忙しいのでなかなか帰ってこられないのではないですか?
 
五宝さん
自分で時間を作らないと何もできないし、徳島が大好きなので、なんとか時間を作って帰ってきています。
   
遠藤
ところで五宝さんは、なぜ靴職人になろうと思ったのですか?
 
五宝さん
はい。小さい時から靴が大好きで、身近な物で靴を作ってよく遊んでいました。
    
島川
本当に小さな頃から靴作りが好きだったんですね。
そんな夢をかなえた五宝さんの個展を私が取材してきました。

( VTR ) 

(音トリキリ)

この個展は徳島の人に靴のことをもっと知ってもらおうと開催されました。
会場には五宝さんがデザインし作ったパンプスやブーツなど約20点が展示されていました。
    
(音トリキリ)

せっかくなのでオーダーシューズを作る際、最初に行う足の計測を体験してみました。
まずは、その人の足の形を見てゆがみやずれがないかを確認します。
    
次に足の木型を作るために大きさや甲の高さを測り紙に書き込んでいきます。

出来上がったものがこちらです。
足を見ることで、普段、私が悩んでいたある事の原因がわかりました。

(音トリキリ)
   
こちらの女性、今までは大阪や東京まで自分の足に合う靴を探しに行っていたそうです。
五宝さんの靴
履き心地はどうなのでしょうか?
    
(音トリキリ)
    
五宝さんには徳島に帰って来ると必ず訪れる所があります。

JR徳島駅前で靴修理を行う大久保さんのお店です。
 
(音トリキリ)
 
というのも大久保さんは、五宝さんのもとで靴の修理を学び去年12月、このお店を開きました。
 
(音トリキリ)

( スタジオ )

宗我部
一回りも年上の人にあそこまで言わせるなんてすごいですね。
インタビューでもありましたが、既製品の靴では靴擦れを起こす人は多いんですか?
    
五宝さん
そうですね。特に女性の方に多いですね。
どうして靴擦れを起こすか私が足を見て初めてお気づきになったりする人。
それ以外にも左右の足のサイズが違う人とかも結構います。
    
島川
 そういえば私もそうでした。
五宝さんにみてもらってわかったのですが、右足が21・9aで左足が21・3aでした。
    
遠藤
五宝さん、島川さんのような場合靴を選ぶ時どうすればいいのでしょうか?

五宝さん
そうですね。
とりあえず大きい方に合わせて、小さい方には中敷きを1枚敷いて調整するとかした方がいいですね。

島川
それと私、ヒールで歩く時、かなりきつめのものをはかないと靴が脱げていたんですが、これも足のゆがみが原因でした。
   
宗我部
そうだったんですか。 
五宝さんにみてもらって良かったですね。
私も是非みてもらいたいですね。
足にもそれぞれ個性があって、それを知っておくことは大切なんですね。

島川
そうですね。
私も本当良かったです。 
さて五宝さんが、普段どんな所で靴を作っているのか
取材してきましたのでご覧頂きましょう。  

( VTR )
 
埼玉県川口市。
五宝さんの工房・時代屋は、商店街の一角にあります。

ここで靴を修理しながら年間150足の オーダーシューズを作っています。   
 
お客さんの大半が、靴の修理をしてもらうためにお店にやってきます。
靴を直す上で五宝さんには職人ならではの楽しみがありました。
 
(音トリキリ)
 
五宝さんが作るオーダーシューズは、お客さんの好みに合わせながらも流行に左右されない
シンプルなデザインになっています。
そんな五宝さんのこだわりには、長い間使ってもらいたいという思いが込められています。

採寸をもとに型紙をおこして皮を裁断。

次にミシンを使って皮を縫い合わせます。

出来上がると足形に合わせ皮を張っていきます。

金槌でクギを打った後皮に形を覚えさせるため2週間置いておきます。

最後に靴底を貼ると完成。
1足の靴を作るためには最低でも1ヶ月はかかります。
   
一見普通のパンプスに見えますが履き口をずらすことで遊び心溢れるデザインになっています。
   
(音トリキリ)
    
難しいからこそやりがいがあるという五宝さん。   
どんな仕事でも靴に関しての妥協は一切しません。
    
(音トリキリ)

この工房は五宝さんが師と仰ぐ靴職人・稲村有吉さんから譲りうけました。
五宝さんは茨城県の大学に通いながら稲村さんのもとを訪ね靴作りを学びました。
その稲村さんが急性白血病で亡くなってちょうど1年が立ちました。

(音トリキリ)
 
小さい頃からどういうわけか靴が好きだった五宝さん。
高校生の時に作った靴が自宅にあるということでおじゃましてみることにしました。
 
独学で高校生が作ったとは思えない作品です。 
ここに置いてある靴すべて五宝さんが作ったそうです。

(音トリキリ)
   
この日、五宝さんはある場所に向かっていました。
 
今年5月に靴の個展を開いてくれたブティックです。

(音トリキリ)
 
またこちらのオーナー五宝さんの靴の愛用者でもありました。
この靴に使われている皮は、ヌメ皮(がわ)と言って靴墨(くつずみ)を使って自分の好きな色を付けていくことが出来ます。
 
(音トリキリ)
 
1年ぐらいは色の変化を楽しみ人前で履くのは、それからになるそうです。
 
朝8時から夜8時まで営業している工房。
夜になって五宝さんには、すごく気になることがありました。

(音トリキリ)

午後9時、店の後片づけをしていると奥さんが仕事帰りに立ち寄りました。
忙しい時には、夜12時までオーダーシューズを作る事もよくあるそうです。
この日は、仕事を早めに切り上げ職場の仲間と3人で遅めの夕食を食べに行きました。

( スタジオ )

宗我部
お店は12時間もあいていて大変ですね。
いつがお休みですか?

五宝さん
日曜日だけです。   

遠藤
そのお休みは何をしているのですか?

五宝さん
デパートの靴売り場や野球観戦など

島川
靴売り場に行くのは、情報収集のためですか?

五宝さん
靴の値段を知るためです。
修理で持って来てもらった時にその靴の値段を知らないとお客様にベストな修理方法を提案できないので・・・
だから靴をみれば、ほとんど値段はわかります。

遠藤
休みも仕事をしているみたいですね。
街に行くと気になるのは足下ですか?

五宝さん
そうですね。ずっと見ていますね。
好きですから・・・
   
宗我部
ちなみに五宝さんが作るオーダーシューズ気になるのがお値段ですが、どれくらいするのですか?
 
五宝さん
女性用も男性用もフルオーダーで4万円からです。
それ以外にここに飾っている靴は3万円〜となっています。     

宗我部
今、五宝さんにフルオーダーシューズをお願いするといつ出来るのですか?

五宝さん
来年の3月です。
現在100足近いオーダーが、あるので早くても3月になるのですが、それまでのお楽しみと考えて頂ければいいと思います。
    
島川
それでは最後に五宝さん
今後の目標を教えて下さい。     

五宝さん
もっと徳島の人に靴のことをよく知っていただけるように頑張っていきたいです。  
 
遠藤
これからも頑張って、そしていつか徳島に帰ってきて是非お店を開いて欲しいと思います。
五宝さんありがとうございました。

Copyright ©2006 Shikoku Broadcasting Co.,Ltd. All rights reserved