遠藤
けさは美味しいものを提供するため商品やお客の数を限定している人気のお店をご紹介します。
佐久間
まずは私が取材に行ってきました。
一日限定2組。
これ以上ないほど新鮮な魚介類を使った絶品ランチです。
(VTR)
椿・活珍亭は創業38年になる料理旅館です。

まるで京都のような風情ある建物の玄関で女将さんが出迎えてくれました。
料理を担当するのは、大将の広田福志(とみゆき)さん。

大阪などで板前の修業をした後、地元に戻って活珍亭を開きました。
広田さんは1日に何度も車で5分の距離にある椿泊漁港に通います。
漁に出た船が帰るころを見計らって水揚げされたばかりの新鮮な魚介類を直接買い付けているのです。
この日のお目当ては高級魚のサワラ。
魚ヘンに春と書く「鰆」ですが、裏旬である秋も美味しいんです。
もうひとつのお目当ては太刀魚です。
この日は丸々と太った立派な太刀魚が、数多く水揚げされていました。
お店に帰って早速さばきます。
魚が港に届いて1時間後には、まな板の上です。
サワラといえば西京焼きが一般的ですが活珍亭では新鮮なものをタタキでいただく贅沢が味わえます。
一緒に仕入れた太刀魚は煮付けに、これも肉厚で美味しそうです。
こちらが活珍亭自慢の「昼のミニ会席」です。

大将自身が選んだ旬の魚介類と地元産の有機野菜を使ったこだわりの8品が並びます。
こちらは土鍋で炊いたショウガご飯。
サワラのタタキは特性のタレでいただきます。
太刀魚の煮付けは、ふわふわした食感が最高でした。
そしてこの時期は、お庭で楽しめる秋の景色もご馳走です。
(スタジオ)
遠藤
すごいこだわりですね。
宗我部
一番良いものを出すということなんでしょうけど、料理旅館というのは憧れますね。
あの雰囲気の中で新鮮な料理を食べれたら・・・
佐久間
景色を見ながら味わって、また香も楽しむ絶品の味でした。

椿・活珍亭は阿南市椿町。国道55号から椿泊に向かう道の途中にあります。
昼・夜とも一日限定2組の営業で、いずれも予約が必要です。
電話は0884・33・1077です。
野田
つづいては私がご紹介します。
イケメンのうどん職人が心をこめて打つ大人気のうどん店です。
(VTR)
板野町の丸池製麺所(せいめんじょ)は、ことし4月のオープン以来お昼になると行列ができる人気のうどん店です。

いわゆるセルフ形式のお店で、茹でたての麺をお客自身が受け取りダシ入り醤油や卵で味付けしていただきます。
麺を打つのは、店長の山本将弘(まさひろ)さん、29歳。
本場・香川で修行した若きうどん職人です。

「手打ち」にこだわる丸池製麺所の麺。
気温や湿度、粉のコンディションで出来が変わるため、山本さんは手で状態を探りながら、その日に一番良いうどんを練り上げます。
高校卒業後、いわゆるニートの状態で定職にも就いていなかった山本さんは、香川県の超人気店「池上製麺所」でルミばあちゃんのうどんに出会って人生が変わりました。
その場で弟子入りを志願、厳しい半年間の修行をへてふるさとの板野町に念願だった自分の店を開くことができました。
ルミばあちゃんからたくさんの大切なことを教わった山本さん。
その教えを胸に毎日、誠実にうどんに向き合います。
そんな丸池製麺所の一番人気は茹で上げた麺を生卵の入ったどんぶりに直接入れる「釜玉」です。
うどんの熱で半熟になった卵と麺が、絶妙に絡み合います。

丸池製麺所の名前は、ルミばあちゃんの店である「池上」の味を守っていこうという山本さんの決意の表れです。
日曜日のこの日は、いつもよりお客さんは少ないながら閉店時間より1時間早い午後2時には麺が売り切れになりました。
(スタジオ)
野田
うどんを作るときの姿勢が本当に一生懸命でした。
遠藤
丸池製麺所を略してイケメンて言うんですかね。
佐久間
ルミおばあちゃんの味を受け継いでいるうどんが徳島で味わえるんですね。

丸池製麺所板西(ばんざい)店は板野町大寺。
県道1号線を北に進み、板野警察署をすぎて400メートルほどのところにあります。
営業時間は、午前10時から午後3時まで。
売り切れ次第終了です。
電話は088・672・6325です。
宗我部
最後は私です。
美波町の道の駅にちょっと変わったお弁当があるというので出掛けてきました。

人気のお弁当を作っているのは、美波町に住む日比(ひび)さん夫婦です。

ふたりはパソコンを使った電子出版や登山用地図を提供する会員サイトなどの会社を東京で経営していましたが、「自然と触れ合う暮らしがしたい」と去年春、美波町に移住してきました。
本業であるコンピュータの仕事は続けながら今年2月からはお弁当も作り始めました。
徳島に来て食材の素晴らしさに驚いたという日比さん夫婦。
お弁当には、阿波尾鶏や地元で採れた野菜を使います。
またお米は、三部つき米と発芽玄米を混ぜたものを阿波番茶で炊きあげています。
阿波番茶は、日比さんのお気に入り食材のひとつです。
日比さんがもうひとつ注目している食材が「アラメ」です。
美波町由岐地区の特産品であるアラメはコンブの仲間の海藻で、カルシウムやアルギン酸など体に良い成分をたくさん含んでいます。
日比さんのお弁当にはひじきと一緒にアラメがたっぷり入ります。
他にも12種類の厳選食材が、贅沢に詰まった日比さんのお弁当。
どうしても羽釜でご飯を炊きたいとのこだわりから一日に出せるのは20食が精一杯です。

「伊座利のあらめご飯」は午前11時に道の駅ひわさのお弁当コーナーに並びます。特別なPRをしているわけではありませんが、ほぼ毎日午後には売り切れてしまうそうです。
宗我部
過疎化や高齢化で元気がない「地方」を何とかしたいという思いが日比さんにはあります。
地域再生のひとつの可能性として付加価値の高いお弁当を販売して田舎で暮らしてみるという自らの体験記を今後インターネットなどに発表することも考えているそうです。
遠藤
確かに、情報網が発達して良いものは良いと評価される時代ですから地道に頑張っていただきたいですね。

場所をご紹介します。
道の駅ひわさは美波町の国道55号ぞい。
薬王寺のすぐ南にあります。
日比さんの「あらめご飯」は、午前11時ごろに売り場に並びます。
遠藤
けさは「売り切れご免の人気メニュー」をご紹介しました。
ところで今回は私ひとりだけ、美味しいものを食べ損ねたわけですね。
野田
ぜひ帰りに丸池製麺所のうどんを 食べに行って下さい!
売り切れてるかも知れませんけど…。