2006/09/13 水曜日  No.8650

94歳柔道家、内田猶八の一日

 

遠藤彰良、佐久間あすか、宗我部英久

 
コーナー

内 容

太くん(ミニチュア・ダックスフント)

小学生の体力測定

ちゃちゃらぽちゃら
未生流・大谷美代甫さん 「実り」
最近のホットラインから 思い出の発動機を墓に


 

ペット自慢

堅太くん

なつかしの徳島

小学生の体力測定

ホットラインから

思い出の発動機を墓に

けさの生け花

「実り」



 

94歳柔道家、内田猶八の一日


今月18日は敬老の日。
おじいちゃん、おばあちゃんを敬う日ですが、わが県では高齢化率が24・15%と4人に1人が高齢者。
今や敬わなければならない、おじいちゃん、おばあちゃんだらけになっています。

今年、県内の65歳以上の高齢者は19万7千155人。
去年より2679人増えました。
県によりますと来年、県内の65歳以上の高齢者は20万人を突破する見通しです。

こういう数字を見ると、だれもが自分が歳をとったときの生き方を考えるようになると思います。
けさは94歳になっても現役で子どもたちに柔道を指導している男性の一日を紹介します。
歳をとっても元気でいきいきと輝いていられるヒントが見つかるかもしれません。

(VTR)

三好市で子どもたちに柔道を教えている内田猶八(なおはち)さん。
柔道7段の内田さんは明治45年生まれの94歳です。



50年以上もボランティアで子どもたちに柔道を教えています。
あまりに軽やかな身のこなしに驚かされます。

内田さんは5段以上の選手が参加する全国高段者大会に毎年参加しています。
最高齢の内田さんはオリンピックで活躍した山下泰裕さんや谷亮子さんに「なおはち先生」と呼ばれ東京の会場で会うたび、親睦を深める間柄です。

内田さんの右足に残る傷跡。
これは第二次世界大戦中、看護兵として出兵したビルマで火炎放射器に焼かれた跡です。
戦争で瀕死の重症を負いながらも生還してきた内田さんは「平和な時代の子どもたちに柔道を教えたい」と毎日、熱のこもった指導を続けています。

(スタジオ)

体を鍛えていれば94歳になってもこれだけ動けるんですね。

内田さんは三好市池田町に住んでいます。
3年前に奥さんを亡くし、今は1人暮らしをしています。
どうしてこれほど元気でいられるのかその理由を知るために内田猶八さんの一日を取材しました。

(VTR)

井川町の農家に生まれた内田さんは、13歳から柔道をはじめました。



満州やビルマに出兵しましたが無事生還し、戦後、精米業のかたわら再び柔道に打ち込みます。
2人いる娘は今、東京で暮らしています。
朝食をとる前に内田さんは自転車で出かけます。
子どもたちの通学時間に合わせて地域を見回るのです。
力強くペダルを踏む姿は94歳とは思えません。

内田さん、誰にでも話しかけます。

30年前から神社の境内で詩吟をするのが毎朝の日課になっています。
30分以上腹の底から声を出し続けるので腹筋や背筋の鍛錬になるといいます。



3年前に奥さんを亡くした内田さんは、身の回りのことをほとんど1人でこなします。
食事の準備もなれたもの。
米は自分で炊き、おかずは週1回来るヘルパーが冷蔵庫に作り置きしてくれます。
なすの炒め物とこんにゃくの煮付け。
どちらも大好物です。

それにしても気持ちのいい食べっぷりです。

食事を終えると趣味で集めている銘木を磨き始めました。
山から自分でとってきたものです。
趣味の多い内田さん、「石はその土地を語るからおもしろい」と世界各国の石を集めています。
また書道も独学で楽しんでいます。
天気がよければ庭の手入れも欠かしません。
「手入れをおこたると木が曲がってしまう。
これは子どもを育てることと同じだ」と真剣な顔で話します。
柔らの道を通じて千人をこえる子どもたちに人としての生き方を教えてきた内田さんは、今年6月、日本善行会(ぜんこうかい)から金章表彰をうけました。
県内では内田さんが初めての受賞です。
長年にわたり青少年の育成に尽力したことが評価されました。



15年通っている病院へとやってきました。

健康管理のため、ほぼ毎日のように通っています。

病院に行ったあと、老人憩いの家でたっぷり2時間マッサージ機に座るのが日課です。

地域の仲間と話をするのも楽しみの一つです。

さすがの鉄人もマッサージの心地よさに眠ってしまいました。
朝から動きどおしの内田さん、夜の稽古にむけて、しばしの休息です。

夕方、生徒たちが学校から帰るのに合わせて公園へパトロールに来ました。
そのとき、1人の若者が内田さんの隣に座りました。

公園で内田さんと顔見知りになった若者はちゃんと仕事に行っていることを報告したかったようです。

(スタジオ)

ぼおっとしていない。
朝から動きどおしですね。
ご飯を山盛り食べていました。
そしてほぼ毎日病院で体を見てもらっています。
自分で健康管理をしっかりしているなと思いました。

自転車や徒歩でいろいろなところへ出かけて高校生やお年寄りに声をかけてました。
歳をとったら孤独になりがちだけど内田さんはこの日だけでもいろいろな人に会ったね。

柔道の指導のほか

地域の見回りも朝夕欠かさないんですね。
これが内田さんの日課。
これだけすることがはっきりしていれば気持ちにハリがうまれるんだと思います。

内田さんは月曜、水曜、木曜は池田中学校で火曜、金曜は井川町柔剣道場であわせて20人ほどの子どもたちを指導しています。

(VTR)

柔道一筋の自分の人生。
礼を重んじ、自分に厳しく生きてきた94年間を内田さんは「いつもまっすぐだった」と振り返ります。

内田猶八 94歳。
信じて歩んできた柔らの道。
終わりはまだ見えません。

(スタジオ)

内田さんの目標は「百歳まで子どもたちに指導を続けること」だそうです。
子どもたちに柔道を教えるために健康でいようと願って、それが生きる力になっている。

子ども達にとっては「雨の日も風の日も自分達のために94歳の内田さんが道場にきてくれる」それだけで十分な教育になっていると思いますね。

いくつになっても内田さんのように目標をもって自分を磨くことを続けないといけませんね。
それが生きがいになっていく。

何歳まで続ける、何歳までにこれをするそう決めておけば歳をとることが老いていくことでなく目標に近づくことになりますね。

「力強く老いる」94歳の内田さんにそんな歳のとり方もあるよと教えられました。

 

****  SPORTS  きのうの結果 ****

 

県出身プロ野球選手の結果  (9/12)

千葉ロッテマリーンズの里崎智也捕手は、楽天戦に4番スタメン出場しました。6回にセンター前ヒットを放ちましたが、4打数でヒットはこの1本だけでした。試合は3対7で楽天に敗れています。

北海道日本ハムファイターズの武田久投手は、札幌ドームで行われた西武戦に8回から登板。しかし打者3人にヒット2本を打たれ降板しました。試合は6対5で西武に競り勝っています。

 

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