2005/06/24 No.8351

 

金曜日 

はい上がれ チャンスをつかめ 徳島ヴォルティスの26人 詳細 >> 

取材 徳島ヴォルティス

行長万理の 50円のおかず ピー サラダ
うちのペット自慢 *ラッキー(ミニチュアダックスフント)
なつかしの徳島 *日赤病院で不在者投票/優良赤ちゃん表彰

けさの生け花 

*池坊・阪牧生子さん

>詳細

徳島ヴォルティスの26人

(VTR)

先月、徳島ヴォルティスは水戸、甲府に相次いで破れ、12チーム中11位にま
で転落しました。
選手の契約は1年。
今シーズン、結果を残さなければ後はありません。

(インタビュー)
秋葉選手「オウンゴールでも何でも、勝たないと」

実力がものを言う世界。
しかし、監督の方針やチーム状態などで出場機会に恵まれない選手もいます。

(インタビュー)
川北選手「この世界、腐ったら終わり」

自分を信じ、数少ないチャンスに賭けるプロの姿をカメラが追いました。

(スタジオ)

四国初のプロサッカーチーム、徳島ヴォルティスはJ2の強豪クラブがひしめく
中、苦戦を強いられています。

こちらが選手のみなさんです。

選手の30人を超えるチームが多い中、徳島ヴォルティスは26人という少人数
で、年間44試合という長丁場を戦わなければなりません。
これまでのJFLより10試合以上も多いたいへん厳しいシーズンです。

プロは結果がすべて。
しかし、栄光のピッチに立つまでにはさまざまな人間ドラマがありました。

(VTR)

>6月2日 徳島市川内町 大塚製薬グラウンド

あすは、ホームに横浜FCを迎えます。
緑のビブスをつけている方が試合に出るレギュラー組。
つけていないのが控え組みです。

でも、押しているのは控え組。
思い切り良く相手陣内に切り込んで行きます。

控え組みの攻撃の基点は原田慎太郎。
高いキープ力と意外性のあるダイレクトパスで得点のチャンスを作り出します。

守りの要は大森健作。
安定した守備に加え、前線まで一気にボールを運ぶ正確なキック力が武器です。

(インタビュー)
原田「アピールしている」
大森「調子はいい。後は監督に」

翌日、出場メンバー16人が発表になりました。
しかし、原田と大森の名前はありませんでした。

控え組みからはミッドフィルダーの冨士祐樹。
そして、フォワードの小林康剛が選ばれました。

午後7時からの試合に備え、出場メンバーは軽い調整で済ませます。
しかし控え組に、まだ終わりはありません。

大森は、今シーズン、コンサドーレ札幌から移籍してきました。
移籍直後に足を痛めて出遅れ、開幕から1試合にも出ていません。

原田は大塚製薬をJFL優勝に導いたメンバーです。

去年のイタリア・レッジーナ戦でも高い評価を受けましたが
監督は原田のポジションに今シーズン移籍の秋葉を起用しました。

原田の今シーズンの出場は1試合。
わずか、3分です。

(インタビュー)
原田「いつでも準備はしている」「チャンスがある」

四国初のJリーグチームとして誕生した、徳島ヴォルティス。
スタッフも懸命です。
出番を待つ、控えの選手達。

川北裕介。
ヴォルティスの正ゴールキーパーは去年11月、
試合中に顔の骨を骨折、戦線を離脱しました。

黒いマスクは顔を守るためのものです。
ケガから半年。
傷は癒えたものの、未だに試合に出られません。

いま、試合から離れると体力だけでなく、試合の感覚や勘まで鈍り復帰を難しくします。

(インタビュー)
川北「試合に出たい」「いいプレーを見せたい」

繰り返される練習。
そして、試合に出られないもどかしさ。
華やかに映るJリーガーのもうひとつの姿がここにありました。

監督の起用をひたすら待ちます。

しかし、チャンスが与えられたのは後半、残り時間はわずかです。

結果を出せないものは、生き残れません。
それがいかに厳しい条件であったとしても。

それがJリーグ、本当のプロの世界です。

きのう、ホームは初勝利。
選手の表情にも安堵の色が見られます。

しかし、控えの選手達はきょうも練習です。

試合に出た小林や冨士もいます。
きのう活躍したヒーローでも、あすの保証は何もありません。

(スタジオ)

原田選手の場合は守備的ミッドフィルダー。
同じポジションに今年から加入した秋葉選手がいる。
きっかけがないと入れてもらえない。

大場選手もケガで出遅れている間に他の選手が活躍したので、起用するタイミン
グが難しい。

厳しい条件の中で、チャンスをつかもうとする徳島ヴォルティスの選手たち。
では、続きをごらんください。

(VTR)

きょうは練習試合です。
相手は三洋電機洲本。
関西社会人リーグの4位でJリーグの入団テストを受けた選手もいる強豪チーム
です。
今度の札幌戦への出場をアピールするチャンスです。

ヴォルティスは原田を軸に早いパス回しで攻め入ります。

ディフェンダーの大森も積極的に攻撃に加わります。

一方、守備でも安定した動きでピンチを未然に防ぎます。

ゲーム後半、川北選手が入ります。
願いはただひとつ。
一日も早いリーグ戦復帰です。

(フリーキック決まる)

あと一歩、及びません。

公式戦にメンバー入りしたいのは、みな同じです。

(試合終了)

実力を出せたもの、出せなかったもの。
その心模様はさまざまです。

(インタビュー)
大森「できた」

4日後、札幌戦のメンバーが発表になりました。

しかし、川北、原田、大森の3選手は選ばれませんでした。

Jリーグには毎年約100人の選手が入団し、100人が去ります。
引退する選手の平均年齢は26歳。
しかし、この厳しさなしにはレベルアップもありません。

ここは、ヴォルティスの選手たちが立ち寄るお店です。

大森はことし30歳。
これまで、マリノスやアントラーズなど多くのJ1チームでプレーしてきたベテ
ランです。
2000年にはコンサドーレ札幌をJ1昇格にも導きました。

(インタビュー)
大森「若い頃は削ってもがむしゃらに」
「今はA代表のことも考えて・・・」
「誰かが見ている。何かが起きると信じて」

2日後、ヴォルティスはホームに首位の京都パープルサンガを迎えます。
しかし、先日の札幌戦で新たなけが人を出し、チームはますます厳しい状態に追い込まれました。

(インタビュー)
田中監督

首位、京都との一戦。
監督が送り込んだのは大森健作でした。
試合は開始直後、ヴォルティスが先制。
首位相手に勝利の期待が高まります。

大森も果敢に相手フォワードに挑みます。

しかし、後半開始早々、京都に追いつかれます。

その後もゴールを破られたヴォルティスは反撃に転じます。
負ければまた泥沼に逆戻り、それだけはどうしても避けねばなりません。

プロの意地と誇りをぶつけます。

後半、残り時間はあとわずか。
何とか点を取ろうと、攻めあがります。

試合終了です。
3月5日の開幕から実に105日目のデビュー戦。

しかし、記念すべき試合を白星で飾ることはできませんでした。

(インタビュー)
大森「自分のことで精一杯」

練習の終わったクラブハウス。
ひとりトレーニングに励む選手の姿がありました。

いつ呼ばれても全力を出し切るための準備です。
ともすれば、挫折しそうになる自分自身との戦いが続きます。

(インタビュー)
原田「目標は・・・Jリーグ優勝」
「サッカーが好き」

自らの目標にたどりつくその日まで、
チャンスをつかんではい上がる、
厳しい道のりはまだまだ続きます。

(スタジオ)

けさは、徳島ヴォルティスについてお送りしました。

 

おはようとくしま 2005年の放送