2005/04/13 No.8303

 

水曜日

地球が、家計がピンチ 今こそ本気で省エネを 詳細 >> 

仙波教授の阿波弁講座 「せる」=込みあう
うちのペット自慢 *チャディ
なつかしの徳島 *野菜の高値続く

けさの生け花 

*小原流・新居百合子さん

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地球が、家計がピンチ 今こそ本気で省エネを

さて、ドライバーの皆さん、最近、ガソリンが高いと感じていらっしゃることでしょう。

一頃はリッター100円を切っていたのが、このごろは120円くらいザラになってますね。

また、環境に目を向けるとCO2、二酸化炭素の排出量の増加が止まりません。
今すぐにでも二酸化炭素を減らす努力をしなければ今世紀中にも地球は深刻な事態に陥ると言われています。

今朝は、環境と家計を守るため、今こそ本気で取り組みたい省エネルギーの特集です。

さて、日本はエネルギーの大部分を石油に頼っているわけなんですが、その石油の価格が今、たいへん高くなっています。
例えば、県内のレギュラーガソリンの価格は去年の四月の時点では1リットル平均106円だったんですが、その後、価格は上昇し秋には
リッター120円に達しました。

冬の間は高値安定という感じだったんですが、今月から石油元売り大手4社が、ガソリンなどの卸売り価格を1リットルあたりおよそ5円
引き上げたことから、さらにガソリンの価格が上がっています。

この一年で20円も上がったんですね。

この、原油の高値は、いつまで続くのでしょうか石油の販売会社にお聞きしました。

(VTR)

現在の原油価格高騰の背景には、世界的な石油の需要の増加があります。

(音生かし)

こうしたことから、石油の高値は当分続くという見方が強まっています。

(音生かし)

原油価格の上昇によって、ドライバーの間にも危機感が広がっています。

(音生かし)

(スタジオ)

今のところ、石油は決して足りないわけではないんです。
しかし、このまま石油の消費が増え続けると、将来、足りなくなりそうだという不安が、今の原油価格の上昇につながっているようです。

さて、次に、環境に目を向けてみましょう。
今年2月、地球温暖化対策を進めるための国際的な取り決め「京都議定書」が発効しました。
これは、地球温暖化の原因となるガス、ほとんどは二酸化炭素ですが、その排出量を減らそうというもので、日本の場合、
2008年から2012年までの間に温室効果ガスを1990年のレベルから6パーセント減らさなければなりません。

これ、現在の排出量から6パーセント減らすんじゃないんですね。
90年に出した量から6パーセント減なんですね。

そうなんです。
今の日本が排出している二酸化炭素の量は、90年当時のおよそ10パーセント増しなんですよ。
ですから、今よりも15パーセントくらい二酸化炭素を減らさないといけない計算になります。

15パーセント減らすといったら、ただごとじゃないですよ。
それも、2008年からって、3年後じゃないですか。
温暖化の影響をざっとまとめてみましたが気候が変化するということで、まず農林水産業への影響。例えば、雨の降り方が
変わるですとか、害虫の大量発生などが起こる可能性があります。

早い話、食糧危機になるかもしれないということですね。

また、健康面での様々な影響や海面の上昇による被害も予想されています。
そして、大気中の二酸化炭素が、これだけ急激に増えたことは、歴史上初めてのことですので、何が起こるのか完全には予想できないとい
う部分があります。
想像もつかないことが起こるかもしれません。

朝から怖がらせて申し訳ないですが、とにかく、自然を守るため、というよりも私たち人間を守るために、地球温暖化を防がなければなら
ない、そのためには二酸化炭素を減らさなければならないということですね。

では、二酸化炭素を減らすために私たちにできることは何なのでしょうか。
こちらの表をごらんください。

一年間に、ひとつの家庭で、何に、どのくらいエネルギーを使っているかを示したものです。
比較しやすいよう、すべて原油に換算しています。
まず、テレビが原油44リットル。
44リットルの原油というのも、想像するとかなりのものですが、照明器具71リットル、冷蔵庫75リットル、エアコン111リットル
と来て、自家用自動車1139リットル。
飛びぬけて多いですね。

車というのは私たちの生活に欠かせないものですから、車に乗るのをやめることはできません。
しかし、ガソリンの消費量を減らす運転方法、いわゆる「エコドライブ」というものがあります。エコドライブには、どのような
ものがあるのか、取材しました。

(VTR)

お聞きしたのは、車の専門家、JAF、日本自動車連盟徳島支部です。

(音生かし)

ちなみに、ペットボトル58万本分の二酸化炭素を植物で吸収するには160本もの木が必要です。
二酸化炭素の排出量を減らすために、ガソリンを無駄に使わないエコドライブがドライバーに求められているのです。

駐車場に車を止める時はエンジンを切る、いわゆるアイドリングストップはエコドライブの第一歩です。
でも、10分くらいエンジンをかけたままでも大した違いはない、なんて思っていませんか。

アイドリングの他にも、普段、何気なくやっている運転の中には、意外にたくさんのガソリンを使ってしまうものがあります。

さらに、ちょっとしたことが燃費に影響を与えます。

タイヤの空気圧が適正値の4分の3の状態で100キロ走ると、0・2リットルのガソリンを無駄遣いします。
これは、1回の給油につき1リットル近くを無駄にする計算です。

画面左が適正な空気圧のタイヤ、右が4分の3の空気圧のタイヤです。

と言われても、見た目、ほとんど変わりませんよ。
空気が抜けているのに気づかず運転している方もいるでしょうね。

タイヤの空気圧は、ガソリンスタンドで給油する時、店の人に頼めば無料でチェックしてくれます。
一度、見てもらうといいでしょう。

(スタジオ)


アイドリングストップをはじめ、どれも、聞いたことのある方法ばかりでしたが「どうせ大した違いはないやろ」と思って
やらない人も多いと思うんですよ。
でも、予想以上に省エネ効果があるんですね。

まとめますと、まず、アイドリング10分で0・1から0・2のガソリンが無駄になります。

0・1から0・2リットルって、言葉で言うと大した事がないみたいに聞こえますけど、1台で、ですからね。全部の車を合わせたら
大変ですよ。

他にも、こんな運転が、ガソリンの節約につながります。
まず、車間距離は余裕をもってとるようにしてください。
これが、なぜ省エネになるかといいますと、車というのは一定の速度で走る方が、燃費がいいんですよ。

そして、夏のカーエアコンの温度設定を1度高めにしましょう。
前に、家庭の省エネを特集した時にお伝えしましたが、冷房の温度設定は、1度高くするだけで、ものすごい省エネ効果があるんですよ。
さらに、ドライブをする時は計画的に。
途中で道に迷ったりしたら、時間もガソリンも無駄になります。

どれも、ちょっとしたことなんですが省エネにちょっと気を使うだけで、大きな効果があるんですね。

さて、次は、家庭での省エネ術です。
特に、この春、一人暮らしを始める方必見の買い物や台所の無駄を省くテクニックをご紹介します。

(VTR)
まずはスーパーで買い物です。
食品売り場にはいろいろな野菜や魚が並んでいます。
どれも、おいしそうですが、実は、食材の選び方一つで省エネができるんですよ。

(音生かし)

遠くから運ばれてきた物は、近場の物よりも輸送や保存のためのエネルギーが、多くかかっています。
同じ物なら、外国産より国内産の方が、省エネルギーの面で優れています。

(音生かし)

ちなみに、一年間に買い物でもらう発泡トレーは一世帯あたり207枚に達しますなるべく包装の少ないものを選び、また、
もらったトレーはリサイクルに出しましょう。

食材を選んだらレジで会計。
ここでもちょっとした事が省エネにつながります。

(音生かし)

ちなみに、レジ袋315枚というと、だいたいこのくらいの量です。

おお、厚い、厚みがありますね。
これだけのレジ袋を作るのに必要なエネルギーは原油に換算すると5・4リットル。牛乳ビン27本分にもなるんですよ。
また、こういった薄いビニール袋は、一世帯あたり年間323枚もらって、3リットルの原油を消費。
ペットボトルは、500ミリリットル換算で年間83本、消費される原油は4リットルにもなります。

今度は、一人暮らしの必需品、冷蔵庫の省エネの基本を紹介しましょう。

(音生かし)

冷蔵庫を正しく置くことで、一年間に節約できるエネルギーは原油12リットル分にもなります。部屋の広さと相談して、
できるだけやってみてください。

(音生かし)


冷やさなくても保存がきくものは、なるべく冷蔵庫に入れないようにしましょう。

(音生かし)

また、冷蔵庫に物を入れすぎていると必要な物を探すのに手間取り、長い時間扉を開けっ放しにする原因にもなります。
冷蔵庫の詰め込みすぎをやめ、整理することで、なんと一年間に原油16リットルに相当するエネルギーが節約できるんですよ。

ここで上級テクニック。
電子レンジで野菜などの下ごしらえをする方法を紹介しましょう。

(音生かし)

用意する物は、電子レンジで使える耐熱のフタと皿。
なければ電子レンジ用のパックやラップでもかまいません。

(音生かし)

耐熱のフタをしてから電子レンジに入れます。
加熱時間はホウレンソウの量にもよりますがだいたい1〜2分。
加熱した後、水にさらしてアクを抜けば、できあがりです。

(音生かし)

この他、油揚げの油抜きも電子レンジでできます。
油揚げをペーパータオルに包んで、レンジで1分加熱し、最後に表面の油をふき取ればできあがりです。
エネルギーも時間も節約できます。

(音生かし)

(スタジオ)

レジ袋を一世帯が年間315枚もらっているというのも、それが牛乳ビン27本分の原油を消費しているというのも驚きましたが、
これは平均の値ですので、多分、一人暮らしの方ですと、毎日コンビニに行く人もいるしもっともらっていると思うんですよ。

他にも、家庭で簡単にできる省エネ術にはこんなものがあります。
まず、「部屋を片付けてから掃除機をかける」
そうすることで、掃除機をかける時間を短くすることができます。
そして、携帯電話の充電器は、充電が終わったらプラグを抜いてください。
もし、日本中の携帯電話の充電器のプラグを充電してない時でも入れっぱなしにしていたらドラム缶21万本の原油が無駄になる計算です

そして、トイレですが、ヒーターつきの便座のフタを閉めておけば、熱が逃げないので、年間、1120円の節約になります。

さて、最後は、運動不足の方に、特にお勧めしたい省エネ術をご紹介します。

(VTR)
その省エネ術とは、ずばり、階段を使うことです。
エレベーターなどよりも省エネになるのはもちろんですが、実は、健康の面でも意外な効果があるんですよ。

(音生かし)

(スタジオ)
この、階段の昇り降りは、デスクワークの多いサラリーマンの皆さんにお勧めの省エネ術です。
カロリー消費の面でも階段の昇り降り20分で1キロのジョギングと同じカロリーを消費するんです。

地球のエネルギーを使うかわりに自分のエネルギーを使って健康を維持できれば言うことないですね。

「情けは人のためならず」と申しまして情けというのは、回り回って自分のためになるものだという意味ですが、
原油の高騰、温暖化のダブルパンチのこの時代省エネは、地球を守るためというよりも自分のためなんだということを
強く意識したいと思います。

色々な方法を紹介しましたが、いきなり、全部やるのは無茶な話ですからね。
まずは、自分の生活の中で、無理なくできることから始めてみてください。

けさは、今こそ本気で取り組みたい省エネルギーの特集でした。 

 

おはようとくしま 2005年の放送