2005/03/29 No.8293

ご存知ですか 春から変わる暮らし 詳細 

ゲスト出演者 加渡いづみさん(ファイナンシャルプランナー)

最近のホットラインから *フレアバーテンディング

うちのペット自慢 *まみ(シーズ)

なつかしの徳島 

*センバツ徳島商業野球部応援団出発

*鳴門鳥居龍造記念館開館式典*石井農協集荷場

けさの生け花 *池坊・島野律子さん

>詳細

ご存知ですか 春から変わる暮らし

早いもので今週金曜日からは年度が変わって4月になります。
ある意味、気持ち新たに生活をスタートさせる節目でもありますよね。

その4月1日から私たちの暮らしにいろいろ変化があることをみなさんはご存じでしょうか?

いつも4月にはなんだかんだと変わっているような気がしますが詳しくは・・・。

そうなんですよね〜。
いろいろ気になりますけど私も詳しくは考えたことがありません・・・。

そうでしょう。そうでしょう・・・。
そこでけさは暮らしのことと言えばこの方、ファイナンシャルプランナーの加渡いづみさんにお越しいただきました。

けさは加渡さんに暮らしやお金に関わる春からの変更点をいろいろ教えていただきたいと思います。
加渡さん、おはようございます。

けさは、どうぞよろしくお願いします。
加渡さんにご指導いただく前にみなさんは春からの暮らしの変更点をどれくらい認識しているのか街で聞いてきました。

(VTR)

ペイオフ・・・という単語はでてきましたが、
詳しくはわからない・・・という人がほとんどでしたね。
このペイオフについて加渡さん、簡単に説明していただけますか。

*普通預金についても全額保護をやめる。   
*当座預金や利息のつかない普通預金は、「決済用預金」として全額保護され、
*定期預金や利息のつく普通預金などは「1金融機関につき預金者1人あたり、元本1千万円までとその利息等が保護されます」
   
これまでにも何度か耳にした説明ですが、自分たちとの関わりを考えるとまだ、なんだかピンときませんよね・・・。
確かに・・・。
このペイオフがどう変わるんですか?

*決済用預金以外は定額保護に・・・。

確かに・・・。
ではもう少し詳しく教えてもらいましょう。
全額保護される決済用預金とは、どのような預金のことなんですか?

*「無利息、要求払い、決済サービスを提供できること」という3要件を満たすもので例えば、当座預金や利息のつかない普通預金が該当します。

預金保護の対象となっている預金にはどんな種類のものがあるんですか?

*当座預金、定期預金、貯蓄預金・・・

反対に預金保護となっていない預金にはどのようなものがありますか?

*外貨預金、他人・架空名義預金・・・

では、預金のうち元本1千万円を超える部分とその利息はどうなるのですか?

*破綻した金融機関の財産状況などを考慮して決定される概算払い率を乗じた金額の支払い(概算払い)が受けられます。

対象となっている金融機関はどのようになっていますか?

*銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫・・・

家族の名義や個人の事業に使っている預金はどのように保護されますか?

*名義に従い別個の預金者として保護対象。
*個人事業用の預金は、同一人の預金として合算されます。

では、保護される預金金額は、金融機関が合併したらどうなるのですか?

*1年間に限り、保護される預金金額の範囲について特例措置が適用されます。

そもそもの話をさせてもらいますが、全額保護だった私たちの預金は、どうして定額保護へ移行するのですか?

*ここ2年間、金融システムは安定的に推移
*解禁拡大に向けた環境整い始める
*そこで、ペイオフ解禁拡大は、不良債権問題が終結した今年4月から・・・。

先ほど街頭で春からの暮らしの変化についてうかがった映像をご覧いただきましたが、それほど関心は高くなかったですよね。
そんなみなさんではありますが、ペイオフに関して何か対策はしているのでしょうか。

(VTR)

(スタジオ)
加渡さん、今のインタビューを見てもわかるように関心ある人もいるにはいましたが、家計の金融資産や借入金の状況についても把握している家庭は全体的には少ないかもしれませんね・・・。

*平均保有額は1022万円
*金融資産を保有している世帯のみをみると平均値は398万円。
*1年前に比べて貯蓄残高が減った世帯47・0%
*金融商品の種類別構成比のうち預貯金41・5%

では、金融商品や金融機関の選択についてもどんな基準で選んでいるんですか?

*金融商品を選択する際に重視すること安全性51・1%。

貯蓄を安全にするためにとった行動は、どういう結果になりましたか?

*預貯金保有世帯のうち「何もしていない」55・0%
*今後の意向として、預貯金保有世帯のうち「何らかの行動をしたいと思う」と答えたのは70・5%・・・。

ペイオフの解禁拡大については、ついつい1千万円枠の保護に目が奪われがちですが、それよりも金融機関の安全性を考え、金融機関をウオッチする目を私たちが養わなくてはならないようですね。

春から暮らしが変わります!
ペイオフのほかにもいろいろたくさんありますので、加渡さんにはまた番組の後半に改めて教えていただこうと思います。

誰にでも関わりのある暮らしについてのことですからどうぞ引き続き、ご覧ください。

けさは暮らしに関わるこの春からの変更点をファイナンシャルプランナーの加渡いづみさんにいろいろ教えていただいています。
加渡さん、改めてお願いいたします。

先ほどは、この春の大きな変更点のひとつでもあるペイオフ解禁拡大について教えていただきました。
おさらいの意味も込めましてペイオフの基礎知識を簡単にご説明しておきましょう。

*ペイオフとは、銀行が破綻した場合の預金者保護の制度です。
 銀行が破綻した場合に預金者は、預金を1金融機関につき1人あたり元本1千万円とその利子まで保証されます。
*全額保護される決済用預金は、「無利息、要求払い、決済サービスの提供」この3つの要件を満たすもので、これらを除いた預金は、定
額保護ということになります。

(スタジオ)
このようになるので私たちは金融機関をウオッチする目を養わなくてはダメですよ・・・ということだったんですよね。

では、ここからはペイオフ以外にもみなさんの暮らしに関することでこの春からの変更点を加渡さんに教えていただきます。

まずは、国民年金保険料の月額アップですがこれは加渡さん、どうなりますか?

*月額が280円上がり、1万3580円にアップ。
*毎年同額ずつ上がり、引き上げ最終の2017年には、1万6900円となる。

さらに働く者に関わることとしては、雇用保険料率の引き上げですが、これは加渡さん、どうなりますか?

*被保険者負担=千分の7→千分の8に。
*月収30万円の場合、月額2100円→2400円に。
    
働く女性に関わるものとしては、改正育児・介護休業法の施行ですが、これは加渡さん、どうなりますか?

*育児休業期間が最長1歳6ヶ月までに延長。
*介護休業=家族が要介護状態にいたるごとに1回、のべ93日を上限。
*子の看護休暇制度=1年に5日まで病気やけがをした子どもの看護のために。
   
教育に関することでは、国立大学の授業料が値上げになりますね。
これは加渡さん、どうなりますか?

標準授業料=年間52万800円が、1万5千円上がり、53万5800円に。
徳島大学も値上げを発表。

また、自動車の自賠責保険料もアップするんですよね・・・。
これは加渡さん、どうなりますか?

乗用車で2150円、新車ならば37ヶ月で3540円アップ。
全車種平均5・4%程度の値上げ。
3年後には補助金が完全になくなるので段階的な引き上げが再度行われる。

さらに、徳島県でも消費者に関わる条例を施行するということをうかがったのですが、これは加渡さん、どういうものですか?

県民の消費生活の安定と向上をはかる。
    行政・事業者の責務と消費者の役割を明記。

春から暮らしがいろいろ変わる・・・。
けさは加渡さんにたくさん教えていただきましたが、こうした変更点を踏まえて私たちは、どういうことに気をつけながら生活していけばいいのでしょうか?

*自分の体と資産を守るため、消費者は積極的に動きなさい。
*自己責任をとるため学びなさい。
*自分の家庭のスタイルを作りなさい。
この3つを心掛けてください。

なるほど・・・。
この春の変更点を機に私たち自身の暮らしに関わることですから今後も、もっと関心をもっていろいろと勉強していかなければならないようですね。

けさは暮らしやお金に関わる春からの変更点についてファイナンシャルプランナーの加渡いづみさんに教えていただきました。

 

おはようとくしま 2005年の放送