続いて「香奈子のとっておきリポート」です。
「健康」や「ヘルシー」という言葉が最近の人気商品のキーワードにもなっていますが、
食卓に並ぶ「パン」の世界にも健康志向のパンが増えています。
天然酵母のパンや外国産小麦を使わず
、国内産小麦だけで作ったパンなど
美味しいだけでなく、「健康」という付加価値をつけたパンが今、
主婦や若い人を中心に人気を集めています。
そんな人気のパンを取材しました。
(VTR)


平石香奈子リポート
「最初に紹介するのは徳島市国府町に去年、オープンした『くまごろう』です。
こちらのパンは全て天然酵母だけで
作られているんです」
広さ5坪の店内に毎日40種類、1000個のパンが並ぶ、『くまごろう』。
こちらのパンはすべて日本酒や醤油を作る時に使う米麹の天然酵母を使って
作られています。米麹の天然酵母パンは県内でもここだけしかありません。
パンを焼く時に欠かせないのが生地を発酵させる酵母です。
ほとんどのパンは化学肥料で培養したイースト菌が使われていますが、
最近では米麹やレーズン、
麦芽などで培養した天然酵母のパンが人気を集めています。
松浦徹工場長
「米麹は酒や醤油、味噌の元で、数値化されない旨みがある。
それを使ってパンを作ったらどうなるか、やってみたかった」
イースト菌を使った生地はおよそ4時間で発酵しますが、天然酵母の生地は
発酵に12時間以上かかります。(へえ、3倍も時間がかかるんですか?)
長時間、じっくりと発酵させることで旨みがゆっくりと熟成されます。
松浦徹工場長
「天然酵母は生き物なので力が弱い。温度や湿度でパンの出来が変わってくる。
同じパンを焼いても出来の悪い日もあれば良い日もある。
だからこういう風な差が出てくる。同じように焼いているが、
この生地だけはダメだったということなんです」

(商品にならないパンも多いんですね)
作る上での効率は良くありませんが、旨みがギュッと詰まったパンは
多くの人に支持されています。

お客さんは・・・
「(食べた感じ?)天然酵母だけあってもっちりした感じ」
「昔、給食で食べたコッペパンみたいな味です」
「(買ったパン?)差し上げるの。噛み締められる、フワッとして美味しい。
他所のパンと全然、違うんですよ」
手間暇かけて作られる天然酵母のパンですが、
松浦さんはパンの美味しさをもっと追求したい、と話します。
平石香奈子リポート
「続いて紹介するのは店舗を持たず、車で販売して回るパン屋さんです」
創業5年目のアネシー・ベーカリーは、焼きたてのパンを毎日、
車で移動販売して回っています。


ざっと100種類はあるというパンの中でも
特に人気があるのが
、こちらの「ハードくるみレーズン」(200円)。
くるみとレーズン、胡麻を生地に練り込んだ
、ミネラル豊富なパンです。


お客さんは・・・
「味が普通のパンと違って、香ばしさがある所が好きです」
「くるみとかレーズンとかが好きなんですが、で中々こんな素朴なパンはない」

アネシーベーカリー西川景子さん
「やっぱり身体に良いことと、健康志向のパンが売れているので、
『ハードくるみレーズン』も皆さん、良く買っていかれます」


「ハードくるみレーズン」は去年秋に販売され、今では当初の2倍、毎日60個が
完売するヒット商品となっています。生地に混ぜるのは食物繊維が
豊富なものばかり。
食べた時にちょうど良い舌触りになるよう、
絶妙にブレンドしてあります。
川原忠雄工場長
「レーズンと胡麻は
相性が良くて美味しいんです。練り過ぎたらレーズンの色が
出てきて負けてしまう、そこが難しい」
平石香奈子
「あっ、焼き上がりました。
見て下さい、
素朴な形で
コンガリと焼き上がっています」
(身体に良いだけでなく、美味しそうですね!)
噛めば噛むほど口の中に優しい甘さが広がるんです。
この「ハードくるみレーズン」、
昼過ぎには売り切れてしまうことも多いのでご注意下さい。
移動販売の車が訪れる場所と時間は、ご覧のアネシー・ベーカリーのホームページで
ご確認下さい。


平石香奈子リポート
「続いてはこちらのパンです。これは外国産の小麦を使わずに
国産の小麦粉だけで作られています」

県内に3つの店舗がある、こちらの店では毎日130種類、
3000個ものパンが店頭に並びます。中でも去年11月から販売を始めた
「カンパーニュ」というパンが人気を集めています。
「カンパーニュ」とはフランス語で「田舎」という意味です。
北海道産の小麦粉だけを使っています。
児玉匡司店長
「厳選した素材だけを使うので
、お客様に『健康志向』ということで
受け入れられていると思う」
国産の小麦粉は外国産に比べて値段も割高で、小麦粉の持つ、味わい深さが特徴です。
この店で国産の小麦粉を使うのも「カンパーニュ」一種類だけです。


パンを作る吉本繁治常務
「(国産の小麦粉は)少し重たい感じ、小麦粉自体が。
外国産小麦は粒子が小さく、握ると軽いイメージ、しっとりと食べられるのが特徴」
小麦粉以外にも天然の塩や、フランスのミネラル水を使うなど、
素材には充分、気を配っています。また卵やマーガリンを使っていないため、
アレルギー体質の人でも安心して食べられるということです。
旨みを充分に引き出すため、2回に分けて生地を発酵させたあと、
オーブンに入れて40分、「カンパーニュ」が焼き上がりました。
お客さんは・・・
「すごく固そうに見えるでしょう。だけど噛み締められて美味しい」
「食感はサクットしていて
中はもちっとすごく美味しいです。ワインにも良く合うんです」
この「カンパーニュ」、今の所、土曜日と日曜日だけの限定販売ですが、
注文に応じて数を増やしたり、サンドイッチなどに使うことも検討しているということです。
皆さんも美味しいパンを見つけてみてはいかがでしょうか。
(スタジオ)
さて宗我部さん、今、紹介したパンをスタジオに並べてみました。
(うわ、良い匂いがしますね)
こちらから「米麹の天然酵母パン」、真ん中が「ミネラル豊富なパン、
ハードくるみレーズン」、そして「100パーセント国産小麦粉で作ったパン」です。
宗我部さん、好きなパンを一口食べてみて下さい。
(では、気になっていた『天然酵母パン』をいただきます。
もちもちっとして歯ごたえありますね。)
私はこちら「カンパーニュ」が好きなんですが、小麦粉本来の美味しさがあって
何もつけずに食べられますよ。
それからこちらの「ハードくるみレーズン」、外側はパリッとしていますが、
中は柔らかくて優しい甘さが印象的でした。
けさ紹介したパンはどの店でも販売を始めてまだ間がないんですが、
お客さんからの反響が多いので驚いたそうです。
(「健康」という付加価値をつけたパン、これからも増えるでしょうね)
以上、「とっておきリポート」でした。