2003/12/22 No.7993

ボクシング 46歳の女性選手
ハイライト  四国では初めてとなる、女子のボクシング交流大会が11月、鴨島町で行われた。8人の選手の中でも注目を集めたのが徳島市の看護師、香西かをるさん。46歳の最年長選手だ。「ストレス解消がボクシングの目的」と話す香西さん。練習の様子や試合振りを平石香奈子が伝える。 >詳細 
取材:タイガージム(徳島市大和町2丁目、090(4337)7481 今野弘行会長)

とくしまの朝 徳島市勝占、西須賀町から中継

 とっておきリポート

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麻植郡鴨島町で先月、女子ボクシングの交流大会が行われました。
県内でも体操とボクシングを合わせた「ボクササイズ」は流行っていますが、実際にリングに立って本格的に打ち合う選手はほとんどいません。
四国でも初めての開催となったこの大会には8人の女性選手が出場。
中でも最年長でリングに立った、徳島市の香西かをるさん46歳の戦いぶりを取材しました。



平石香奈子リポート
 「リングの上でウォーミングアップをしているのは皆さん、女性です。」
 「このあとの試合に出場します」

この大会は「県アマチュアボクシング連盟」が四国で初めて開いたものです。
出場したのは競技歴1年から5年までの選手たちです。
20歳代の選手に混じってこの日、最年長で出場したのが徳島市の看護師、香西(こうざい)かをるさん46歳。
ボクシング歴3年、この日が初めての試合です。

香西かをるさん「(試合前で)何とも言い表せない気分、ドキドキ」

香西さんが通う徳島市のボクシングジムです。
ジムの今野(こんの)会長によると数年前からダイエットが目的でジムに通ってくる女性が増えているそうです。
練習生60人のうち、女性は10人。
中には男性顔負けの動きを見せる選手もいました。



香西かをるさん
 「効いてる、効いてる、効いてる」

山内洋美さん
 「私が好きなのは相手が受け止めて私だけが攻撃できる所。」
 「ストレス解消を目的に始めました」

西岡美紀さん
 「気持ち良い。いつも終わったあと、もう一回、リングに上がりたくなる程。」

徳島市で看護師の仕事をしている香西さんは3年前、ダイエットが目的でジムを訪れました。

香西かをるさん
 「主人と喧嘩した時は主人の顔を思い出してシュシュッとやっています。(笑い)」
 「私もダイエットはクリア出来たのであとはストレス解消に頑張っています」

3年間、ボクシングを続けたことで、85キロあった体重が30キロ減って、55キロになりました。

香西さんはダイエットだけでは物足りず、次の目標として大会に出場することを決めました。

今野弘行会長
 「ハイハイハイ、ボディー行けるっての。倒せ、ホラ」

香西さんの持ち味はテクニックこそまだ荒削りながら、パンチの強さにあります。

気合充分で前へ前へと進み、連打を浴びせます。

今野弘行会長
 「ハイ、手を出してやってよ、そうそう。頭に行ったらイカン、頭行ってるぞ。」 「おい、頭突きしてるぞ、あれ見てみい」

香西さんの相手を務めたトレーナーのい伊良原さん、ほとんど手を出しませんでしたが、余りの迫力に思わず本音を漏らしました。

伊良原秀俊コーチ
 「(香西さんは)タフですね、とても女性とは思えません・・」
今野弘行会長
 「(香西さんは)負けず嫌い、絶対アイツには負けないという奴、そこが面白いところです」

香西かをるさん
「(試合は)やったことないし、いつもは相手が殴ってこないから安心して殴りに行ける。ちょっと期待、楽しみかなと思う」

大会には8人が参加。
競技歴が浅い選手はパンチを相手に当たる直前で止めるマス・ボクシングや、スパーリングで実力を判定してもらいます。
一方、試合に出場する選手は防具を着けることになっています。
胸にパンチが当たっても痛くないよう、発泡スチロール製の胸当てを服の下に入れています。

香西かをるさん
(これでパンチが当たっても大丈夫?)「でしょうね、初めてなので分からない。」
(結構、硬いがつけた感じは?)「私は巨乳よ、という感じ(笑)」

試合が近づくにつれ、香西さん、次第に緊張してきたようです。

いよいよ試合が始まります。

対戦相手は香西選手と同じジムに通うひらい平井純代選手。
キャリアは香西選手と同じ3年です。

試合は1ラウンド2分の2ラウンド制で行われました。
序盤、両者とも積極的に打って出て、流れを引き寄せようとします。

平石香奈子リポート
 「香西さん、かなり打ち込んでいます。決まってますね」

 「う〜、えらい」

両者、互角のまま、最終ラウンドを迎えます。



最終ラウンド、積極的に打って出る香西選手に対し、平井選手はカウンターを狙って、香西選手を苦しめます。

香西選手、最後はスタミナが切れ、フラフラの状態で試合終了を迎えます。

判定の結果、勝負は引き分けに終わりました。

香西かをるさん
 「ああ、気持ち良い、気持ち良かった。良い汗を流させてもらったという感じ。」 「でも今、足ガクガクです(笑)」

 平井純代さん 「彼女はすごいと思った。今は終わったという満足感だけ」

出場したどの選手も力強いパンチを繰り出し、気持ちの良い汗を流していました。

渡辺留美選手
 「自分が一生懸命やってそれしか見えなくなる所が楽しい」

 「夢中で自分を忘れてストレス解消、パンチが当たった時の快感(が魅力)」

山内洋美選手
 「せっかくやっているのでもっと上手になりたいです」

大会に最年長で出場した香西さん、これからも精一杯、ボクシングに打ち込んでいきたい、と話していました。

東京や関西では女性のボクシング大会も盛んに開かれているようですが、
四国ではまだまだ選手の数が少なくて、この大会も四国で初めて行われました。

パンチを打つたびに会場から歓声が上がっていましたよ。
県アマチュアボクシング連盟では今後も続けて大会を開いて女子のボクシングを盛んにしたいと話していました。
以上、「とっておきリポート」でした。

放送台本から抜粋。細部では実際に放送された内容と違うところがあります。

(This is an uncorrected transcript for site edition ,different from real program. )


おはようとくしま 2003年の放送