2003/12/15 No.7988
![]() |
「村の写真集」 |
| ハイライト | 四国放送などが制作する映画「村の写真集」は先週、東京でロケを行い、撮影を全て終えた。また映画の中で使う写真を撮影した、写真家の立木義浩さんも納得いく写真が撮れた、と話す。東京でのロケの様子や三原光尋監督に徳島ロケの感想などを聞く。 >詳細 |
|
とくしまの朝 板野郡上板町鍛冶屋原から中継 お店発見 砥部焼の店「ギャラリー光(ひかり)」 |
|
|
うちの |
マック(マルチーズ) |
| なつかしの 徳島 |
街の歳末風景 |
| けさの 生け花 |
未生流中山文甫会・溝渕直美さん |
四国放送などが制作する映画、「村の写真集」は先週、徳島に続いて東京でもロケが行われ、一ヶ月に及んだ撮影を全て終えました。
けさは三原光尋(みはらみつひろ)監督と、映画で使う写真を撮った立木義浩(たつきよしひろ)さんに徳島ロケの感想を聞きました。
まず先週行われた、東京でのロケの様子からご覧下さい。



今月8日、東京・渋谷でロケが行われました。
カメラがセットされたのはビルの一角の喫茶店です。
この場面は東京で写真の修行をしている息子の孝が、村の写真を撮るため徳島に帰るかどうか、交際している台湾からの留学生、リンに相談するシーンです。
映画の導入部に当たります。
撮影現場
「ようい、ハイ!」
「ダメ、親のことそんな風に言っちゃ。」
「またリンの説教ですか?」
「3年も帰ってないでしょ、絶対に会いたがっている。」
「親父の助手なんか誰もしないよ」

親父と一緒に写真を撮ることに余り乗り気でない孝。
リンに説得され、渋々ながら徳島に帰ることを決意します。


三原光尋監督
「はい、カット。ちょっと瞬き多かった。パチパチ気になりました。
それだけです、もう一回!」
海東さんの目のまばた瞬きが多かったということでもう一回、撮り直しとなりました。
静かな徳島と違って東京で苦労するのが録音を担当するスタッフです。
近くには工事現場もあれば電車の大きな音も入ってきます。
録音担当の鶴巻さん、東京に戻ってきてタバコの本数が倍増したそうです。





鶴巻仁さん
「工夫というより皆に協力してもらわないと収録は難しい。
信号を待ってもらったりとかそんなことしか出来ない。」
「気をつけます、(タバコの)吸い過ぎに」
また喫茶店の外でもスタッフが目を光らせていました。




制作部スタッフ
「ごめんなさい、もうちょっと右側でも(通ってもらっても)良いですか?」
(何やってるの?)
「撮影でこっち撮っているんですけど」
花岡佐知子さん
「通行される方が画面に映るので本番中は(通行を)止めさせてもらう」
実は一般の通行人は喫茶店の中にあるカメラをチラチラ見てしまってNGになってしまうんです。
代わりに通行するのは大学生のエキストラです。


またこの日は「曇り空」の下で撮影しているため、太陽が顔をのぞかせると撮影は中断。
太陽が再び雲の中に入るまで全員そのまま待機します。
何とか無事に撮影が終わりました。
三原監督に1か月に及んだロケを振り返ってもらいました。


三原光尋監督
「徳島では幸い天気もしてくれたので、厳しいスケジュールを上手にやり繰りして無事に撮影できた。」
「良い光線の下で撮りたい。
ショットは撮れました。
土地を撮れるかどうかが心配だった。
いくらシナリオがあっても土地を描けなかったらしょうがない。
(ロケが東京の)奥多摩でも良かった、と言われたら悔しいですから。」
「(親子の関係?)撮影の合間にも藤さんがよい感じで2人の距離感を保ってくれて、お互いが作品に没頭できるよう環境を作ってくれて良かったと思う」


海東健さん
「(親子の関係?)台本の中にある親父と孝の距離感がどんどん縮まって孝が少しずつ成長し、最後に親父の気持ちに行き着く過程、それを大切にやってきました」
息子、孝を演じる海東さんは東京生まれですが、阿波弁を使いこなしていましたよね。
海東健さん(映画シーンから)
「やっぱり車で移動した方がええんちゃうん?能率悪いよ・・・聞っきょん?」
海東健さん(インタビュー)
「近くにいる方に『どういう風に言ったら良いんですか』と聞いたりして慣れてきてちょっとだけしゃべれるようになりました(笑)。」
「(気に入っている阿波弁?)『きっきょん?』が印象に残ってます。」
「なかなか東京はビルや人が一杯で東京で感じられないものを徳島で感じ、素の自分が出せたと思う」
一方、こちらは六本木にある、写真家・立木義浩さんのオフィスです。
映画の中で使う写真を撮影した立木さん、写真の現像も終わり、最終的に70枚の写真を監督に手渡すことになりました。




立木義浩さん
「すごい所だね、池田っていう所は。
こうして改めて見ると・・・」
撮影は順調に進んだという立木さんに自信の写真を何枚か見せていただきました。
立木義浩さん
「スポットライトが当たるという山の雰囲気が良く出ていて・・」
「これは宝塚の星組の皆さん、星に近い村だから(笑)」
「星組の皆さんが食事を作ってくれて涙が出るほど嬉しかったですね」
写真を撮る一方で、立木さんは藤さんにカメラの使い方を熱心に指導しました。
立木さんはその上達の早さに驚いたそうです。


立木義浩さん
「そんな短い間に練習もしてくれてフィルムの入れ方とか俺より上手いと思ったもん。」
「ちょっと乱暴にパンと音がしないと面白くないけど、感じが上手かった。」
「役者は吸収する力があるから凄いものだと思ったよ。」
「映画はつないでどうなるかが問題、楽しみな映画。皆に応援してもらってよろしくお願いします(笑)」
三原光尋監督
「ハリウッド映画もそうだが、CG(コンピューター・グラフィック)が全盛になってきていて、
僕が日本映画で何が出来るかというとやっぱりCGでは描けない、風土と太陽の光、風、そういうものを
もう一つの主人公にして描いた。そこら辺を見て欲しいと思う」
県西部が舞台の今回の撮影では地元の人たちがスタッフに食事を振舞ったり、エキストラとして出演するなど交流の輪が広がりました。
美しい村を舞台に家族の絆を描く
映画「村の写真集」は来年4月、徳島で先行上映されます。
放送台本から抜粋。細部では実際に放送された内容と違うところがあります。
(This is an uncorrected transcript for site edition ,different from real program. )