2003/12/01 No.7978 

とっておきリポート 村の写真集
ハイライト  四国放送などが制作する映画「村の写真集」は県西部を中心に順調に撮影が進められている。先週、小松島市出身の大杉漣さんがロケに合流。また徳島市出身の写真家、立木義浩さんは映画の中で使われる写真を精力的に撮影している。映画の最新情報などを伝える。 >詳細

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 とっておきリポート 村の写真集

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「香奈子のとっておきリポート」です。四国放送などが制作する映画、
「村の写真集」は県西部を中心に撮影が続けられています。
この「村の写真集」は将来、ダムの建設によって消えてしまうかも
知れない美しい村を舞台に父親と息子の絆を描きます。
この「村の写真集」は2004年春、全国で劇場公開される予定なんですが、ここで映画のあらすじと配役を簡単に説明しましょう。

ダムの底に消えてしまうかも知れない村、
この村でたった一軒の写真館を営む、高橋研一を演じるのが、
藤竜也さん、藤さんは昔堅気の頑固親父という役回りです。

藤さん演じる高橋研一には3人の子どもがいるんですが、
息子、
孝(たかし)を演じるのが、海東健さんです。
海東さんは現代の若者という設定ですね。

息子の孝は父親と意見が合わず、家を飛び出して
東京で写真の修行をしています。美しい村も消え行く運命、
そこで役場は村の風景を 永遠に残そうと、
親父さんに村の風景や村の人たちの写真を撮影するよう依頼。

一方、藤さん演じる写真館の親父さんは 東京にいる息子を
撮影の助手に指名します。最初は気が進まなかった息子、孝ですが、
村に帰ってきて、研一と一緒に撮影して回るうちに
村を愛する父親の生き方を理解し、親子の絆を深めていくという

ストーリー
です。

けさは先週、県西部で行われた撮影の様子や、
映画の中で使われる写真を実際に撮影する立木義浩さんを
カメラが追いました。ご覧下さい。

 【VTRスタート】

11月26日、この日の撮影は池田町の桂林寺で行われ、
藤竜也さん演じる高橋研一が
亡き妻の命日に墓参りをする
シーンが撮影されました。撮影には娘役の宮地真緒さんと
息子役の海東健さん、それに小松島市出身の俳優、
大杉漣さんも
加わりました

    平石香奈子リポート
    「今日は沢山の傘やホースを使っての撮影ですが、
    ホースから水を降らせて雨のシーンを撮影するんです」

    三原光尋監督音生かし
    「ようい、ハイ」

この雨のシーンにセリフはありませんが、
高橋家の家族が七回忌を迎えた妻の墓前でお互いの絆を
意識し合う、重要な場面です。

このシーンで欠かせない小道具が雨。
ホースの先を指で押さえて細かい雨を降らせます。
スタッフによると雨の種類も大粒の雨から霧雨まで数種類あって、
本物らしく降らせるにはかなりの経験が必要だそうです。
「藤竜也さんもびっしょり、大変ですね」

 三原光尋監督音 「はい、カット、オッケーです」

三原監督は墓前で手を合わせる海東さんに、
顔を上げるタイミングなど細かく指示を出していました。

    三原光尋監督音生かし
    「こうして顔を上げたときに(お墓を)じっと見て欲しいねん。
    目をつぶって開けてじっとでなくて・・
    (じっと見てからですか、すみません)」

この日、エキストラで集まったのは池田町商工会議所の皆さん、
寒さに震えながらの撮影となりました。「エキストラも大変ですね・・」

 「(手に持っているのは?)カイロです。水でジョボジョボ(笑)」

こちらでは撮影の労をねぎらおうと池田町役場の職員10人が
ボランティアでうどんや松茸ご飯、100食余りを用意して
スタッフやエキストラの皆さんに振舞っていました。
「藤さんも美味しそうに食べてますね〜」



    藤竜也さん音生かし
    「山間部の、この地域は何を食べても美味しい、
    何食ってもお母さん方の料理が上手い、びっくりした」


    ボランティアの職員音生かし
    「寒いからうどんが良かった。皆に食べてもらったら嬉しい」

淡路島出身で藤さんの娘、香夏を演じる宮地真緒さんも

うどんを
食べながら、撮影の意気込みを話してくれました。

    宮地真緒さん音生かし
    「やっぱり地元(淡路島)が近いので、言葉も馴染みやすいし、
    地元っぽい良さを生かして行きたい」
 

一方、撮影は予定より一時間遅れ。
段取りに終われるスタッフは食事を味わう余裕もありません。


    武正晴助監督音生かし
    「かなり危機です、今。かなり 追い込まれています、」

映画の中で使われる写真を実際に撮るのが
徳島市出身の写真家、立木義浩さん。
ファインダーをのぞく目は真剣そのものです。

    立木義浩さん音生かし
    「藤さんが撮ったという設定ですから。何かあった時は
    僕(の責任)じゃないんですから。僕は藤さんになり代わって
    撮っているだけですから(笑)」

映画の撮影は県西部が舞台、立木さんはこの日、
専属のスタッフ2人を引き連れて西祖谷山村に入りました。
撮影には毎回、カメラ8台とフィルム500本以上を用意、
気合充分でシャッターを押していました。

     立木義浩さん音生かし
     「もう光さえあれば何ぼでも、一日中、ここにいても良い。
     照明部(太陽)が休んでんだよ。おうい、照明部!(笑)」

映画の中でどんな写真を使うか監督から特に指示はないそうですが、
立木さんは美しい自然や風景、出演者の表情など
自分が面白いと感じたものを撮影したい、と話します。

     立木義浩さん音生かし
     「映画中心で余り邪魔できない。僕が仕事をするのは一瞬、
     『はい、下さ〜い』と一分で終わる。出演者を撮る他に、
     そこに住む人を撮っておいてインサートで入れると面白い。
     それも全体に仕上がった上で監督との話し合いになるだろう」

標高600メートルの場所に立つ
西祖谷山村の小溝ウメコさんのお宅です。
ここでは藤さんと海東さんが、桜むつ子さん演じる
一人暮らしのお婆ちゃんを訪ねて、写真を撮るシーンを撮影しました。

    撮影現場音生かし「では・・はい。(はい、カット)」



映画の中で藤さんが使うカメラ、これは立木さん自身が
数十年前に購入した、アメリカ製の貴重なカメラです。
立木さんは撮影前、
藤さんにつきっきりでカメラの使い方を指導していました。

     立木義浩さん音生かし
    「今まで全部カメラの方に居てばかりだけど、
    被写体の方へ行ったりしないんですね?
    何か直したりしないんですか?写真のテカリがあるから
    (服装を)直してもらったりすると、割と自然なんですけどね」


    藤竜也さん音生かし
    「(古いカメラを使うので)最初、びっくりしました。
    カメラについている、たくさんのネジを全部回さなきゃ
    写せない、操作が出来ないと思った。まずは機械に驚いた。
    ホテルの自分の部屋に持ち込んで半日位いろいろやって
    何とかそれらしく見えるよう練習した(笑)」

    海東健さん音生かし
    「(立木さんは)すごい優しい方、面白いし、緊張させないで
    いろいろ話させてくれて俺の方も演技を安心して出来ます」

徳島から東京に出て写真の勉強をした立木さん。孝の気持ちを
一番理解しているのは立木さん自身かも知れません。

    立木義浩さん音生かし
    「(この映画は)ある種、写真がテーマ、
    そして一つの出逢いがあるわけ、その中に親子の物語とか
    環境問題も少し含まれていて、盛沢山の映画。
    是非々々、大勢の人に見てもらいたい」

また滞在3日間という強行スケジュールで撮影にのぞんだ大杉漣さん、
実は地元で演技をするのは今回が初めてだということです。
大杉さんも徳島から全国に発信するこの映画に期待を寄せています。



    大杉漣さん音生かし
    「僕にとって俳優という仕事をしていて、徳島でロケをやるのも
    初めてだし、ちょっと記念碑的な映画なんです。
    公開の折は足を運んで欲しい」

11月14日に始まった映画の撮影は 天候に恵まれたこともあって
順調に進んでいます。
 12月5日には徳島での撮影は全て終了し、
今月中旬、クランクアップする予定です。

本当に映画の公開が楽しみですよね。
テーマは家族の絆、心温まるストーリー、
それにあれだけたくさんの地元のエキストラの方が出ていますから
見ごたえ充分な映画になりそうです。
私もエキストラの一人として映画に出演させてもらいます。
どんな役かは未定ですが、楽しみですよ。
来週のこのコーナーで私が出演するシーンや
映画の最新情報をお伝えします。
この「村の写真集」は来年春、全国で劇場公開される予定です。
以上、「とっておきリポート」でした。

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放送台本から抜粋。細部では実際に放送された内容と違うところがあります。

(This is an uncorrected transcript for site edition ,different from real program. )


おはようとくしま 2003年の放送