2003/10/27 No.7955 

魅力のオールド・カー
ハイライト 徳島市に住む、自営業の山口幸一さんは1953年製のアメリカ車、シボレーベルエアを所有。また三加茂町に住む歯科技工士、長谷川光男さんは1970年製のマツダキャロルを所有する。二人とも通勤や家族の送り迎えなど普段の足として車に乗る一方で、日ごろのメンテナンスは欠かせない。県内でも珍しい2台の車を取材した。 >詳細
ゲスト  
 

とくしまの朝 石井町高原から中継

 とっておきリポート 魅力のオールド・カー

 お店発見  魚谷キムチ 佐古五番町 088-622-4177

うちの
ワンちゃん

ニース、バウザー(オールド・イングリッシュ・シープドッグ)
なつかしの
徳島
鴨島菊人形ミスパレード
けさの
生け花
月輪未生流・佐藤優宗さん

 

>「魅力のオールド・カー」

「香奈子のとっておきリポート」です。今回は年代物の車、
「オールド・カー」を取材しました。
オールド・カーというと、どんな車ですか?
名前の通り30年前、50年前の古い車なんですが、
今でも通勤など、普段の足として車に乗り続けている人がいます。
早速ご覧下さい。【VTRスタート】

最初にお邪魔したのは三好郡三加茂町に住む
歯科技工士、長谷川光男さん(38)のお宅です。
 

    平石香奈子
    「ありました、これですね。懐かしい形ですが、何という車?
    (マツダキャロル360、今から33年前の車です。) 33年前?」



長谷川さんの愛車は1970年製のマツダキャロル360です。
排気量は名前の通り360ccで4人乗り、車の後部に20馬力の
水冷エンジンを搭載しています。走行距離数は6万9800キロ余りですが、
本当の所は長谷川さんにも 分からないそうです。
33年前の車とは思えないほど綺麗でしょう?
(いや本当にピカピカですね、手入れがちゃんと行き届いていますね)

長谷川さんは子どもの頃、叔父さんの愛車、キャロルに乗せてもらった時の
感動が忘れられず、おととし大阪の知人に頼み込んで車を手に入れました。

  長谷川光男さん
    「(キャロルの思い出?)まだ頭の中に残っているのはエンジン音と
     ドアの閉まるガチャッて音。乗り心地。ゴムマリの様な
     フワフワした乗り心地です」

 
    「実際に助手席に乗ってみます。中は天井が低くて足元のスペースも
     ほとんどありません。今の車のダッシュボードはプラスチックですが、
     これは鉄で出来ていて、雰囲気ありますよ」

長谷川さんはこのキャロルを通勤や2人の子供の学校への送り迎えなど
普段の足として使っています。小さくて可愛いキャロルは幼稚園でも
子供たちに大人気です。(珍しい形ですからね・・)

 子供たちは・・・「格好良い」「面白い」「綺麗だけん、買ってみたい」

長谷川さんはこれまで、3台の車を乗り継いできましたが、キャロルには
今の車にはない、不思議な魅力があると言います。



    長谷川光男さん
    「力が弱いので信号を出る時とか後ろの車に迷惑かけないよう
     力を精一杯出して走っています。車の中で一緒になって頑張っている」

この日、長谷川さんのキャロルに「懐かしいなあ」と声をかけてきた人がいました。

  近所に住む、田口吉弘さん
    「こんな車が今でもあると思わなかった。(当時は)こんな車を持ちたい、
     乗りたいと思っていた。今みたいに車を一人が一台持つように
     なるとは思わなかった」

長谷川さんの悩みは車の調子が悪くなった時に修理しようにも
部品が少ないことだ、と話します。



    長谷川光男さん
    「簡単に手に入る部品もあるけど、入らない部品も多い、
     壊れないよう今から維持していくのが大変です」

長谷川さんによると、今でも現役で走っているキャロルは全国に200台しかなく、
県内ではこの一台だけです。長谷川さんはいつまでもこのキャロルに
乗り続けたいと話していました。

    平石香奈子
    「こちら徳島市内なんですが、珍しい車が止まっていますよ。
     これは何という車ですか?(シボレー・ベルエアといって
     1953年式、50年前の車です。)」

(ええ?50年前の車ですか?)
そうです。1953年にアメリカで製造された、シボレー・ベルエアは
全長4・9メートル、排気量3800ccで5人乗り。滑らかな曲線と
重厚なデザインが、50年代のアメリカ車の特徴と言われています。



    平石香奈子
    「シートは横に続いていて、ソファーのような形をしています。
     座ってみるとフワフワで中はゆったりして座り心地良い」



次々と新車が発売され、アメリカの自動車産業が最も華やかだった
1950年代、この時代の車に憧れていた山口さん(44)は50年代の車を探し続け、
ようやく3年前、このシボレー・ベルエアを手に入れました。

    山口幸一さん
    「(車の)形が丸いのから四角いのに変わる過渡期の車が気になってて、
    良いんじゃないかと思って買いました。もう・・超満足です!」


「車は乗ってこそ」という山口さん、両親が経営する徳島市内の中華料理店に
毎日、この車で通勤しています。

  父親の山口一道さん(74)
    「皆がじろじろ見るのが恥ずかしいね(笑)」

    山口みゆきさん(70)
    「夏場の暑い時、クーラーが効かんので汗だくで
     ウチワを動かすんです(笑)」
 

(結構、大変そうですね・・)
それだけではないんです。

 山口幸一さん「あら?・・難儀やな・・・・」

最近ではバッテリーも弱くなり、車を動かすのに時間がかかるのが悩み。
この日もエンジンがかからず、別の車のバッテリーにケーブルをつないで
何とかエンジンをかけました。

    山口幸一さん
    「故障を楽しむと言えば格好良いが、そんな気持ちで乗ったら、
    だいぶん気持ちも楽ですね」
    「理想は『まだ乗っとんで』と言われるよう、年取っても乗りたい」
 

 

便利で快適になった今の自動車からは考えられない苦労がありますが、
山口さんは車を運転する時が何より楽しいと言います。夕日を浴びながら
吉野川の堤防を走っているとロサンゼルスの風景と重なるそうです。
山口さんは自分の年齢よりも長く活躍しているこの車を大切にしたい、
と話していました。

【スタジオへ】

(大切にしているのが伝わってきますね。)
1953年式のシボレー・ベルエアは県内では山口さんだけが
走らせているということです。(本当に貴重な車なんですね。)

ここでキャロル360に乗っている長谷川光男さんにスタジオに
登場していただきます。長谷川さん、どうぞ。

    《入り口からスタジオ奥に車が進む》

けさは長谷川さんに三加茂町から四国放送のスタジオまで
キャロルに乗ってきていただきました。

    《エンジン停止、ドアが開いて長谷川さん登場》

長谷川さん、おはようございます。(おはようございます)
けさは高速道路を利用してきたんですね?

    長谷川光男さん
    「とんでもない、早朝は皆さん飛ばすので危ない。
    午前5時前に家を出て、 国道192号をゆっくりきました。」

本当に手入れが行き届いていますよね?
ちょっとドアを開けさせてもらいます。
外だけでなく、中も本当に綺麗です。長谷川さんは

キャロルの愛好者
のクラブとか入っているんですか?

    
長谷川光男さん
    「高知県に日本最大級の『キャロル・オーナーズ・クラブ』があって
     皆さん手入れが行き届いていて、新車同様の車もある。」

キャロル360は発売当時の
価格はいくらだったんですか?

    長谷川光男さん
    「当時の販売価格は37万円。昭和45年頃、大卒初任給の平均が
    2万円くらいだったそう。誰もが買える車ではなかった。」


私も運転席に座らせてもらいますが・・・
結構、狭いですよ。天井も一杯一杯、エアコンはついてなくて、
ラジオだけがついていますよ。 スピードメーターは120キロまで刻まれ、
燃料計と水温計がついていて、非常にシンプルな作りです。

エアコンの代わりになるのがこちらの「三角窓」。風を車内に入れるんですね。
長谷川さん、今後どんな風にこのキャロルに乗って行きたいですか?

    長谷川光男さん
    「子供が免許を取る日までキャロルに乗り続けて、子供に手渡したい」

それまで大事にして下さい、以上「香奈子のとっておきリポート」でした。

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リアルプレーヤーでごらんになれます。  Real Playerでごらんいただけます。(未更新) 

放送台本から抜粋。細部では実際に放送された内容と違うところがあります。

(This is an uncorrected transcript for site edition ,different from real program. )


Title から

おはようとくしま 2003年の放送