2003/09/22 No.7930
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手作り楽器を楽しむ |
| ハイライト | >詳細 |
| 取材した人 | 口琴・「オショウ&エスツーS2」 福島聴空さん、柴田重信さん ジャンベ・井浦宏さん(三加茂町) |
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とくしまの朝 徳島市沖浜から富田橋8丁目から中継 アンティーク灯(あかり) 徳島市二軒屋町 088-652-6958 |
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うちの |
マーシー(シーズー) |
| なつかしの 徳島 |
お休み |
| けさの 生け花 |
小原流・平岡豊笑さん |
けさは珍しい楽器を作っている人を紹介します。
県内に民族楽器を自分で作って演奏会を開いている人がいます。
手作り楽器の良さや魅力について聞いてきました。
平石香奈子リポート
「小松島市大林町のお寺です。
こちらに珍しい楽器を演奏する方がいると聞いてやってきました。
不思議な音色が聞こえてきますね、面白い音を出している楽器、何でしょうか」
二人が演奏しているのがシベリア地方の民族楽器、(口琴こうきん)です。
何とも不思議な音がするでしょう。
「口琴」はどこか懐かしいような音がすることから「癒やし」の効果を求めて日本でも若い人を中心に
人気が高まっているそうです。
福島聴空さん
「口琴は鉄で出来ています。(ユニークな形ですが全て鉄ですか?)
フレームも鉄、真ん中の部分も鉄。
世界に分布していますが、世界で一番弾いているのがサハ共和国という極東シベリアの国。
一番ポピュラーな国です」
小松島市大林町にある現福寺(げんぷくじ)の住職、福島聴空(ふくしまちょうくう)さんと
近所に住む会社員、柴田重信(しばたしげのぶ)さんは、
3年前に「オショウ&エスツーS2」というバンドを結成。
世界各国の民族楽器を使った演奏会を定期的に開いています。
口琴はフレームを前歯に当てて弁と呼ばれる細長い金属を弾いて音を口の中で増幅させる楽器です。
柴田重信さん
「面白い音やなと思った。
いろんな音がシンセサイザーみたいな音が出るので。例えば『風の音』、(ビヨーン・・)
『雨だれ』も出来ます。(ポツポツポツ・・・)
雨が落ちてくる音ですね」
柴田さんは自分が納得できる音を出したい一身からついに自宅の納屋で口琴を作り始めます。
3年間で300個ほど作りましたが、ほとんどは「欲しい」という人にプレゼントしたそうです。
壁には作りかけの口琴がたくさん並んでいます。
柴田重信さん
「最初は中々音が出ませんでした。
最初、10個くらいは失敗した」
柴田さんが口琴作りに使う材料は五寸釘や鉄製の細長い棒が中心で、ホームセンターで手に入れました。
20センチほどに切った鉄の棒を七輪で熱して柔らかくすることから作業は始まります。
柴田さんはノコギリやヤスリなど20種類以上の道具を使って作ります。
一個作るのにおよそ4時間、そのほとんどは微妙な音を調整するための時間です。
柴田重信さん
「(ピヨ〜ン、ビヨーン)、全然ですね、全然なりません」
「枠と中の振動している弁の隙間、位置関係が非常に微妙なんです。
今でも良い音がするな、と思うのは10個に一個くらい」
(すごく響いてますね?)「これはなかなかの出来です」
柴田さんは口琴の他にもアジア各国の民俗楽器を自分で作っています。
柴田さんは将来、これらの手作りの楽器を使って演奏活動をしたいと話します。
続いて訪れたのは三好郡三加茂町です。
平石香奈子リポート
「太鼓の音が山にコダマしてます。こちらで演奏しているみたいです」
太鼓を叩いているのは三加茂町に住む、井浦宏(いうらひろし)さんと阿部浩子(あべひろこ)さんの2人です。
2人は今年5月に鴨島町からこちらに移り住んで来ました。
井浦宏さん
(これは何ですか?)「ジャンベという楽器で西アフリカの楽器です」
ジャンベは縦がおよそ60センチ、叩く面の直径はおよそ27センチで、ヤギの皮が張られています。
素材にはケヤキやカシなど硬い木が使われ、中はご覧の通り、空洞になっています。
実はこのジャンベ、井浦さんの手作りなんです。
井浦さんがジャンベと出会ったのは今から3年前。
旅行で行ったインドネシア・バリ島の土産物店で売られていた、おもちゃのジャンベを手に入れたのが最初でした。
ジャンベを叩くうち、井浦さんは本物を自分で作ろうと決意。
務めていた会社を辞めて、ジャンベ作りに専念するため、山での生活を始めました。
一つのジャンベを作るのに毎日作業をしても一か月はかかります。
井浦さんがこれまでに作ったジャンベは3つ。
売れたのはまだ一つだけですが、5万円の値がつきました。
この日も注文を受けているジャンベを一生懸命作っていました。
井浦宏さん
(売っているものと違う?)
「気持ち、ノリが違う。納得が行くから。自分で作った太鼓を叩くというのが」
井浦さんは週に一度、バンドの仲間との練習に参加するため、山を下ります。
決まった収入は今のところ、農作業のアルバイトだけですが、
「今の生活はとても充実している」と井浦さんは話します。
井浦宏さん
「僕の人生の流れがジャンベ作りに流れているということ。
貴重な時間を過ごしていると思う。 自分の本当にやりたいことをやっていると僕は思っている」
車でおよそ一時間半、麻植郡鴨島町の喫茶店がこの日の練習場所です。
井浦さんが作ったジャンベは仲間にも好評です。
青木裕さん
「やっぱりスピリッツがないと僕らの音楽はできない。
スピリッツのある楽器を使うことは僕らのように即興をやる人間にとってすごく必要な楽器だ」
井浦宏さん
「ジャンベの楽しさをいろんな世代に、楽しむということをアピールしていきたい」
井浦さんは将来、小中学校や養護施設などを訪問し、子どもたちにジャンベの素晴らしさを伝えたい、と話します
ジャンベの躍動感溢れるリズムに私は元気をもらったような気がしました。
口琴もジャンベも楽器ですから音がちゃんと均一に揃わないとハーモニーになりません。
どちらも音の最終調整が一番難しいと話していました。
けさ紹介した人たちですが、今月28日の日曜日、午後1時半から
麻植郡鴨島町の鴨島駅前通りで開かれる「まちかどコンサート」に出演します。
放送台本から抜粋。細部では実際に放送された内容と違うところがあります。
(This is an uncorrected transcript for site edition ,different from real program. )