2003/06/16 No.7862

とっておきリポート・癒しの紙粘土人形

ハイライト  小松島市大林町でケーキ店を営む美鳥孝美さん(52)は、20年前から趣味で紙粘土人形を作っている。手のひらに乗るものから高さ30センチまでの人形はセーターや和服の記事の質感がたくみに表現され、見る人を優しく包み込むような暖かさに溢れている。平石香奈子が美鳥さんに人形作りの魅力などを聞く。 >詳細
ゲスト  
メモ  
 

とくしまの朝 土成町宮川内から中継

 お店発見 「パソコンパーク」 

   

うちの
ワンちゃん

ハイジ(ミニチュア・ダックスフント)
なつかしの
徳島
お休み
けさの
生け花

未生流笹岡・三田マサ甫さん

>とっておきリポート 

リポート・癒しの紙粘土人形

ご覧下さい、これらは全て紙粘土で作られた人形ですが、
素朴な色合いでどれも優しい雰囲気に仕上がっています。
こちらは手のひらサイズの可愛い人形です。和服を着ているんですが、着物の感じが上手く表現されています。

平石香奈子レポート
「紙粘土なので持ってみると軽い。着物を着た女性の生地の流れが
繊細に表現されています。正座姿の足や背筋、お尻もリアル」

  美鳥孝美さん「すごく肩が凝るタイプ、止めたら良いんですが、
                    好きなので無理しちゃうです。作ってって人形が呼びかけるのが
                   
聴こえる時もあるんですよ(笑)」



美鳥さんは小松島市大林町で夫の正夫さんとともに
ケーキ店を営んでいます。ケーキを作るのが正夫さん、
午前6時からケーキを作って8時半の開店に間に合わせます。
店の喫茶スペースが美鳥さんのギャラリー、300点余りの作品を
展示しています。20年前に雑誌で紙粘土人形を見たのがきっかけで 人形を作り始めた美鳥さん、これまで全くの独学で
技術を身につけてきました。

美鳥孝美さん
「子どもが粘土を持っていたのでもらって自己流で作ってみた。
苦労しながら工夫して作っていった」

美鳥さんは2002年、女性雑誌の「家庭画報」が主催する
手作り人形コンテストで県内では初めて、「スポンサー協賛賞」(マックスマーラ賞)に輝きました。
  こちらが受賞作品、「ゆかいな仲間達」です。

ざっくりとしたセーターの質感を上手く表現したことと、
作品全体の優しく、温かい雰囲気が高く評価されました。
全国からプロの人形作家を含む2039人が応募し、
美鳥さんを含めて30人が受賞しました。

美鳥孝美さん音生かし
「まさか賞を貰うと思わなかったのですごく嬉しかった。
大変励みになりました」

美鳥さんは人形の素材を紙粘土に絞って
これまで作品を作ってきました。
細工がし易いことや乾燥するのが早いこと、
また材料費が数百円と安いことも理由の一つです。

美鳥さんに「うさぎの雛人形」を作っていただきました。
まず紙粘土を円錐形にしたあと、ステンレス製の細工棒で
縦に3センチほど切り込みを入れてうさぎの耳を作ります。

美鳥さんが人形作りに使う道具は家庭にあるものがほとんどです。

美鳥孝美さん音生かし
「便利な道具もあるけど使わないんです。
自然の物、家庭にある物を使います」

形が大まかに出来上がると、うさぎに着物を着せていきます。
薄く伸ばした紙粘土を長方形に切って、胴体に張り合せます。

これは帯締めです。帯と帯締めをこのように水でくっつけて
胴体に巻きつけます。美鳥さんは最初にイメージを考えて
作り始めるのでなく、粘土をこねながら頭の中のイメージを形に変えていきます。
  着物の模様も細工棒一本で思いのままに描きます。
二日かけて乾燥させたあと、水彩絵具で色を塗ると完成です。


ユニークな形と淡い色合いは紙粘土ならではの
温かさに溢れています。孝美さんの一番のファンという
夫の正夫さんは、人形を作る奥さんを温かく見守っています。
  美鳥正夫さん 「妻は生き生きとしている。人形作りは良いことだろうね」

平石香奈子リポート
「雛人形はとっても可愛らしいので私も作らせてもらいます」

簡単そうに見えてなかなか思うような形に出来ません。
着物もよれよれになってしまいました。
肝心の帯の部分も
帯締めが真ん中で切れてしまいました。
でも何とか色を塗って完成まで漕ぎ着けました。

  どうですか、私の雛人形は?小学生の工作並み?

美鳥さんは7月の展覧会にむけて白を基調にした、
優美な女性の人形を20点余り出展しようと
ちょうど製作の真っ最中です。

  美鳥孝美さん音生かし
「安らいだ気持ち、癒される気分で作品を見て欲しい。
ほんわかとした気持ちが伝わるように」

独学で人形作りの技術を身につけた美鳥さんですが、
今でも人形を作るたびに新しい発見があって飽きないと言います。
美鳥さんは見た人が安らぎを感じ、そして元気になる人形を
これからも作り続けたいと話しています。

【VTR終了 スタジオへ】

  これが私の作った雛人形、こちらが美鳥さんの作った雛人形です。
美鳥さんのは着物や帯の細かい部分まで良くできていますが、
やはり色合いが中間色で温かい感じですね。
美鳥さんの作品展は阿南市橘町の
「よんでんエネルギープラザ阿南」で月8日から
13日まで開かれます。入場は無料です。
美鳥さんは仕事が終わって夜の10時頃から人形を
作っているんですが、人形からエネルギーを貰っているので
疲れることは全然無いと話していました。
人形を見た人が安らいだ気持ちになると良いですね。
以上、「香奈子のとっておきリポート」でした。

 

放送台本から抜粋。細部では実際に放送された内容と違うところがあります。

(This is an uncorrected transcript for site edition ,different from real program. )


 


おはようとくしま 2003年の放送