2003/06/09 No.7857

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とっておきリポート・夢は日本一のケーキ職人

徳島市 小川隆司さん(35) ホテルクレメント徳島勤務

今月6日、デコレーションケーキの美しさと独創性を競う四国大会が徳島市で開かれました。
会場にはこの大会のためにとケーキ職人が作り上げたデコレーションケーキ、100点余りが出品されました。
きょうはこの大会のためにケーキを作り上げた、徳島市のおがわ小川たかし隆司さんを紹介します。

徳島の旬の話題や気になる情報を私、平石香奈子がリポートする、
「香奈子のとっておきリポート」です。
きょう紹介する小川隆司さんはホテルクレメント徳島のパティシエ、ケーキ職人です。
「夢は日本一のケーキ職人」という小川さん、果たして四国大会の結果はどうだったのか、早速ご覧下さい。

(VTR)

今年で開業10周年を迎えた、ホテルクレメント徳島。
地下一階の厨房では6人のパティシエ、ケーキ職人が働いています。
披露宴やケーキバイキングでお客に出されるケーキは週末の多い日で24種類、数にして1200個にものぼります。

6人の中でも中堅として働くのが川隆司さん35歳です。

パティエシエとして今年で16年目を迎えました。

(インタビュー小川隆司さん)
「好きでこの世界に入って自分で作れるようになって、お客さんに喜んでもらえる。この嬉しさが一番の魅力」

小川さんは小松島西高校を卒業後、大阪のホテルに就職。
ここで4年間、パティシエとしての修行を積んだあと、徳島に帰ってきました。
そしておととし、国内で最も権威のある、「ジャパンケーキショー」で銀賞に輝き、一躍、注目を集めました。
この時から小川さんは、将来は日本一のケーキ職人になるという夢を持ち続けています。

<小川隆司さん>
「全国大会で一番を取れるように頑張りたいと思います」

小川さんの勤務は午後3時までです。
先月初めから仕事を終えたあと、厨房の片隅で、四国大会に出す作品のイメージを膨らませてきました。
今回、出品する作品の名前は、「不思議の国のアリス」です。細かい花の装飾で童話のイメージを表すことにしました。

<小川隆司さん>
「実状にない形、世界で遊ぶ妖精を考えた。一杯作品が並ぶ中で僕の作品の前で3分間止めて見せます」

小川さんのケーキ作りが始まりました。
これ、何だか分かりますか?
実は「バラの花」を作っている所です。

花びらの直径は5ミリほど、小指の爪先ほどの大きさなんです。
素材は「寒梅粉」(かんばいこ)と呼ばれる粉で、和菓子に使われる材料です。
食べられる素材でないと出品することはできません。

この日の小川さん、根気の要る作業が毎日続いたことで、肩が張って急遽、ハリ治療に向かうことになりました。

小川さんはこれまでも大会前になると肩こりがひどくなり、ケーキが作れなくなる時がありました。
毎日、針治療に通いながらコンテスト用のケーキを作ることも何度かあったそうです。

<小川隆司さん>
「毎年のように痛くなって毎年にように助けて貰っています」

そしてコンテスト当日、出来上がったケーキを早速、見せてもらいました。
小川さんが一ヶ月かかってコツコツと作り上げてきた作品です。
「不思議の国のアリス」のイメージがこのケーキの中に表現されています。

<小川隆司さん>
「自分の中では一杯一杯の作品」

四国大会の会場はホテルから歩いて数分の所。
出来上がったケーキを小川さん、慎重に運び込みました。
小川さんは今年秋に東京で開かれる「ジャパンケーキショー」にも作品を出すことにしていて、今回の四国大会は日本一に向けての弾みにしたいところです。

日本洋菓子協会などが主催する四国大会は平面と立体の2つの部門で争われました。
立体作品はタテ、ヨコ、高さそれぞれ30センチ以内、また平面作品は高さが10センチ以内と決められています。
小川さんは立体作品の部門に出品します。
立体作品はどれも細かい部分にこだわって作られているんですよ。

<平石香奈子リポート>
「このカメラでどれだけ繊細かのぞきます。昭和30年代でしょうか、ご飯を食べる所、お茶碗があって草履も脱いだまま・・」

いよいよ審査が始まりました。
10人の審査員がデザイン、独創性、全体のバランスなどを見て良かった作品を10点選びます。
10人全員から選ばれると10点満点となります。
小川さんの作品は41番、始めは順調に点が入っていきますが、結局、獲得したのは5点。
金賞を取った作品は8点を獲得し、結局、小川さんは5位に終わりました。

金賞と銀賞は香川県の洋菓子店のパティシエが獲得しました。
銀賞に輝いたパティシエは去年まで小川さんと一緒にホテルで働いていた、24歳の後輩です。

<小川隆司さん>
「一位を取るのは難しい、来年こそ頑張る」

小川さんにとって今回の四国大会はあらためてケーキ作りの難しさを教えてくれました。
四国大会が終わった翌日、何事もなかったように厨房で黙々と仕事をこなす小川さんに、ケーキ作りの職人、パティシエとしての誇りと意地を感じ取ることが出来ました。

放送台本から抜粋。細部では実際に放送された内容と違うところがあります。

(This is an uncorrected transcript for site edition ,different from real program. )


 

放送記録 

 とくしまの朝 徳島市佐古5番町など佐古幼稚園、小学校周辺から中継

  とっておきリポート 

  お店発見 城西高校の農産物販売所「そよかぜ」 

うちのワンちゃん 5匹の赤ちゃん 仮名・今岡、赤星、金本、桧山、藤本(雑種)

なつかしの徳島 青年会議所四国大会 徳島ホール

けさの生け花 未生流・鹿山博甫さん


おはようとくしま 2003年の放送