2003/03/17No.7799
フレッシュリポート・スズカケソウに託す想い 休校・端山(はばやま)小学校
Real Playerでごらんいただけます。 端山小学校休校に 映像は拡大できます
(VTR 小田リポート)
端山(はばやま)小学校、明治7年開校。
最大で349人が在籍していた。
この春、129年の歴史に幕を閉じることになる。
けさは、美馬郡貞光町の小学生の話題をお伝えしましょう。
小田美保代が、今年度限りで休校となる端山小学校を訪ねてきました。
(リポート)
学校にうかがうと、3時間目の授業が始まっていました。
体育館には全校生徒5人が集まっていて、卒業する6年生の二人を囲んで
お別れ会をしている真っ最中だったんです。
下級生3人が、卒業生のために自分たちでアイデアを出し合って考えたゲーム、
例えば迷路を使ったリレーや地図を使った地名当てなどに、
担任の先生も校長先生も参加して盛り上がっていました。
私も仲間に入れてもらったんですよ。お別れ会の後は、あす18日に開かれる卒業式の予行演習が行なわれました。
6年生の二人は端山小学校最後の卒業生となり、残る3人は6キロ離れた貞光小学校に移ります。
そんな小さな学校の、最大ともいえる楽しみがこちら給食の時間だったんです。
(牛乳を、ストーブで沸かしたお湯につけて温める)
3月でも氷点下になる山あいの小学校ならではの光景だと思いませんか?
(子ども達の声 好きな給食のメニューは?)麻婆豆腐とケーキ。カレー。手巻き寿司。揚げパン。
まるで家族の団らんのようなひと時も、生徒数が5人ならではの思い出です。
さてこの日、4キロほど離れた皆瀬(かいせ)小学校の子どもたちが
あるものの引継ぎに訪れていました。
(先生がスズカケソウのことを説明する)スズカケソウは、環境庁のレッドデータブックで指定されている絶滅危惧種の中でも
最高のランクのもので国内では貞光町と岐阜県の2か所にしか自生していないといわれています。
端山小学校はスズカケソウの保護と育成に取り組んでいた唯一の学校でしたが、
今回の休校をきっかけにその役割を皆瀬(かいせ)小学校に託すことになりました。図鑑と格闘しながら学校で育てた苗を子ども達は毎年1回、
自生地に植え付ける作業をしてきましたがそれもこの日が最後です。
初めて苗を植え付けた皆瀬小学校の子どもたちにとっても
一生忘れられないかけがえのない経験となりました。
学校での思い出に一つずつ、ピリオドが打たれていきます。(子ども達の声)
「新しい学校に行ってもたくさん友達、たくさんの思い出をつくりたい」
「みんなと一緒の登下校が楽しかった」
「1日1日を大切にして5人と楽しい思い出をつくりたい」
「こんな大きな、きれいな学校が休校になるのはなんでだろうと思う・・・」
(男の子はひとりだったがどうだった?)「4対1に別れることもあったけど結構、楽しい日が過ごせた」(校長 下山武夫さん)
「子どもたちもずっと端山小学校に行きたい・・だろうと思うけれど、こいう過疎でどんどんどんどん減ってしまったのでしかたがないですね。大きな学校に行ったときにも端山で学んだことを活かして、誇りにして欲しい」
母校が休校になることは確かに寂しい。
だけど、そこで育んだ友情や、体験した全てのことが
端山小学校の子ども達の宝物です。
貴重な植物が息づく端山の自然。
その中で生まれ育った誇りは
スズカケソウとともに受け継がれていくのだと思いました。放送台本から抜粋。細部では実際に放送された内容と違うところがあります。
(This is an uncorrected transcript for site edition ,different from real program. )
放送記録 2003/03/17
とくしまの朝 阿波池田駅と駅前から
うちのワンちゃん セサミ(ダルメシアン)
なつかしの徳島 社会人野球 阿波商銀VS徳島クラブ
けさの生け花 小原流・坂本豊和さん