2003/03/14 No.7798

徳島トイレ事情 いま・昔

取材徳島のトイレ今昔   
快適居住空間を求めて
さて今朝のこの時間は最近くつろぎの空間として概念が変わりつつあるトイレの特集です。

都会では数年前からカフェやお店なんかでおしゃれなトイレが増えてきていましたね。

そうそう、その流れが徳島にも少しずつでてきているみたいです。

「徳島のトイレ今昔 快適居住空間を求めて」と題しましてトイレの歴史やおしゃれなトイレをご紹介します。

トイレという空間どんな空間ですか?
まずトイレについてどんなイメージを持っているのか街で聞きました。

くつろげる空間としてのトイレ。
徳島では一般家庭に多く普及するまでには至っていませんが
住宅メーカーでは単に用を足すだけの場所ではなく
インテリアコーディネーターにトータルコーディネートしてもらい
色調やデザインも楽しめる空間を提供し始めています。

こちらは和風のイメージ

こちらはバスリビング感覚も盛り込んだトイレ

また県内の住宅メーカーの社長宅でこだわりのトイレを見せてもらいました。

とにかく奥さんにも口を挟ませないと言うほどのインテリアへのこだわり
また男は堂々と立ってと、用の足し方にもこだわってスツール(小便器)を据えています。

一方こちらは、このお宅の別のトイレ。
グリーンの壁紙とブラウンのインテリアイタリアをイメージしたものだそうです。
格調高い空間になっています。

さて今度は60歳の男性が、老後を見こしてバリアフリーの家を建てました。
ベッドのある寝室のすぐ横にトイレがあるんです。
もちろん車椅子で出入りできるような広い空間になっています。
リモコン操作ができ背もたれもついています。

(インタビュー)
「人間の尊厳を守るため」60歳で準備しているんですね。

年齢に応じて快適に暮らすためだそうです。
前の社長のお宅もおしゃれでしょう?
男性用の便器、家庭では最近少なくなりましたよね。

しかし、ストールを設けても、思ったほど場所はとりません。
こちら尊厳、ならぬ「男性の威厳を守るため」なんだそうです。

さてこのトイレ。いつからあったかご存じですか?

随分昔からトイレはあったようです。
文化史に詳しい四国大学文学部の大和武生教授にお伺いしました。

こちらの大久保さんのお宅のトイレは昭和5年にたてられたもので
当時としては立派なもので完成したときには、近所からも大勢見に来たそうです。

あのトイレ今もたまに使っているそうです。
農家作業をして土がついても外のトイレはいいそうですね。

さて、こちらにトイレと糞尿の移り変わりをまとめました。

トイレの移り変わり

鎌倉時代 厠(かわや)・・・捨てる

室町時代〜昭和・戦前 東司(とうづ)、便所・・・ためる→再利用

昭和・戦後 トイレ・・・捨てる

鎌倉時代までは厠。糞尿は捨てていた。
室町時代から昭和初期までは東司(とうず)や便所
糞尿はためて再利用
戦後になって、また捨てるようになった

長いことリサイクルしてたんですね。

金糞といって、糞尿がお金になっていたので
長屋では、大家さんに権利があったというのはびっくり・・・。

こちらに町方と村方の一般的な循環のシステムをまとめました

無駄がなかった

さて、一般の人のトイレはこんな感じでしたが武士や殿様はどうだったでしょうか?
徳島城博物館で伺いました。

(学芸員・解説)

徳島城の模型で場所を確かめてみましょう。

殿様の便所はためておくの?
あの建物はそうだったようですが、一般的には砂などひいた箱にしてお付きの人が持っていく

こちらが江戸時代の階級別のトイレ・便所です
殿様・位の高い武士は個人の便所
町人は共同便所
農家は別棟の便所
そして先ほどごらんいただいたように昭和の始めころまで
循環型の社会ということでトイレには「ためる」という役目があった

つぎにこの表、トイレが求めてきたものをまとめたものです。

昭和30年代:水洗トイレ→利便性

昭和60年代:温水シャワー、バリアフリー→快適性

平成:冷暖房完備、匂いなし、節水、節電=快適居住空間

戦後 利便性を求めて水洗トイレ
さらに快適性を求め(まだ機器のレベル)
さらに快適な空間として変化しつつある

では、最新のトイレがどんなものか取材してきましたのでごらんください

(VTR)

(ショールーム)
リモコンパネルでは温水の温度や場所の調節はもちろん、なんと便意を催すような温水の出方まで調節できるんです。

そのほか車椅子用補助用具など高齢者向けの商品や小物は相変わらず売れていますが
最近はタンクを隠したりする収納ボックス形式のものも人気がありお客さんも快適な空間を求め始めているようです。

それでは最後におしゃれでこだわりのあるトイレがあるお店をご紹介します。

まず徳島市八万町にあるおしゃれなカフェ、カサブランカです。

そして中に入ってみました。

高さおよそ3メートルの空間はずいぶん開放感があります。
   
そしてこちらが男子トイレ。

続いては、レンガ造りで有名な喫茶店、阿南市福井町の大菩薩峠です。

何でも自分で作るオーナーは御影石も自分で彫ったそうです。
あちこちにこだわりが感じられます。

続いては、徳島市の繁華街にある居酒屋・包丁人三郎にお邪魔しました。

この便器、伊万里焼で店のご主人が岡山県の骨董品店から見つけてきました。

なかなか徳島にもおしゃれなトイレが多いでしょう・・
楽しみが増えますね。

今朝は徳島のトイレいま昔
快適居住空間となりつつあるトイレを特集しました。

放送台本から抜粋。細部では実際に放送された内容と違うところがあります。

(This is an uncorrected transcript for site edition ,different from real program. )


放送記録 2003/03/14

  100円のおかず 鶏のねぎ生姜風味(喜多恵子) 

うちのワンちゃん チョコ(ミニチュア・ダックス)

なつかしの徳島 確定申告

けさの生け花 花芸安達流・広田晃瞳さん


おはようとくしま 2003年の放送