2003/02/26 No.7786

3歳からのスポーツ教室

取材したところ

親が子どもに望む将来と子ども自身が目指す将来って言うのは大体の場合はズレがありますよね。
それでも、子どもが一生懸命に打ち込めるものを見つけたときは、親ならやっぱり嬉しいものです。

けさは、3歳からのスポーツ教育についてお伝えします。

県内で開かれているスポーツ教室の中から珍しいものや本格的なものを4つ取り上げました。
年齢の低い子どもたちに対するスポーツ教育の現状をご覧下さい。

ではまず、こちらのVTRからごらん下さい。

(VTR)

子供の基本的な体力や運動能力を伸ばしたい。
そう考えるお母さんに人気なのがカワイ体育教室です。
2歳から12歳までの子供たちを対象に全国2500の教室を展開、およそ5万人が所属しています。
徳島教室では年齢別に3つのコースに分かれています。
この日はマットや跳び箱を使ったメニューが取り入れられていました。

この2歳の男の子も、しっかり動いているでしょう?

体を動かすことを嫌ったり運動用具に恐怖心を抱かせたりしないよう
カリキュラムには遊びの要素がふんだんに取り入れられています。

これは平均台をひっくり返したんですね?
何するんだろう・・・・・?
・・・・あー、シーソーになるんですか。

インストラクター一人で6人の子供たちを指導していますが、
やっぱりお母さんの手助けっていうのは重要なんですよね。

ところで、シーソーとか前転とか、別に特別教えてもらわなくっても
公園や家でできるんじゃないんですか?

そうですよね。なぜ、改めてスクールに通うのかをお母さんたちに聞いてみました。

(インタビュー)

この子は嫌だって言ってますよ。

この2歳の男の子、途中で眠たくなっちゃったんです。
それでも次々と繰り出される楽しい運動にはやっぱり興味をそそられるようでした。

小さな子供たちのコースでは運動能力に差が出てしまいがちですが
お母さんと一緒に参加することで子供たちは楽しく過ごせているように思いました。

週に1回、50分の教室は、
子供たちとお母さんの社交の場でもあり、心と体をコントロールする訓練の場でもありました。

(スタジオ)

僕なんかは前転やジャンプなんかは、昔、その辺のはらっぱで友達とやっていましたよ。

こういう教室に人気が集まっていると言うのが今時というか何と言うか・・・。
ちょっとした「公園」感覚なのかも知れないですよね、お母さんたちは。

そうですね、特に難しい内容でないからこそ、一緒に楽しめるのかもしれないですね。

さあ、次は未来のワールドカップを目指す県内の子供たちが集まるサッカースクールをご紹介しましょう。

(VTR)

県内各地から集まってくる子供たちは6歳から9歳までのおよそ60人。
週に1回の子供たちのお楽しみです。
大塚サッカースクールは県内のサッカー界をリードするJFL・大塚FCのユースチームです。
6歳から15歳までをカバーするジュニアコースは年齢別に4つに分かれています。

女の子もいるんですねー、すごくイマドキ!
でも男ばっかりでつまんないだって言っていましたね。

(あこがれの選手は? ベッカム!オリバー・カーン!)

あこがれてるサッカー選手、僕達の頃は釜本とかでしたよね(笑)
さすが21世紀の子どもたちですよね。

・・・さあ、練習ですよ。
ここ、ついさっきまで大塚のトップチームが練習していた同じグラウンドなんですよね。

誰でも簡単に入れる場所ではないですよ、ここ。

(鬼ごっこをします!)

サッカーのグラウンドなのに?
はい。いきなりサッカーの練習はしません。

ビブスを着ているのが鬼、つかまったらその場で木のポーズをして立ちます。
そして、ボールを持っている人が股の下にボールを通してくれたらまた逃げることができるというルールです。

それ、楽しそうなルール!
ウォーミングアップのランニング代わりのカリキュラムなんですよね。

次はボールを投げる練習。
サッカーは足を使うスポーツですが、ボールになれるためにまずは手で自由に扱えるように練習するんです。
キャッチボールができたら次は受けるまでに手を叩くなど少しずつ難しくしていきます。

ところで、親御さんの姿が見えませんね。
基本的にはグラウンドは立ち入り禁止です。
親に甘えないようにするためです。
その代わり、クラブハウスで練習の様子を見ることができるんですよ。

(親へのインタビュー)

プロが練習するのと同じグラウンドで子供たちはボールで楽しむことを学びます。
練習ではノルマを課さず、勝ち負けを意識させず、
誰もが平等にボールに触れるようなシュート練習などを中心に、
少しずつサッカーの競技内容に近づけていきます。
これは、一番小さな子供たちのコースならではの練習内容なんです。

(指導者の声)

(スタジオ)
もちろんコーチ陣は、元大塚FCなどで活躍していた選手達です。
とっても恵まれた環境の中でのサッカースクールでした。

芝がキレイ。あんなとこでの鬼ごっこは楽しい。

ユースと言うとすごく厳しいスパルタかと思ったがそうじゃなかった。
サッカーと直接関係無いようなメニューで楽しんでいた。

このサッカースクール、いつもすごい人気で申し込みが殺到するので生徒は抽選で決めているそうです。
もちろん、男の子と女の子の数の制限はありません。
次の募集はこの秋になるとのことでした。

さて、海に面した徳島はここ何年か特に注目されるマリーンスポーツがありますね。
ではVTRをご覧下さい。

(VTR)
阿南市に住む武知実波ちゃんと虎南くん、それに徳島市の足立雄樹くんはこのスポーツを通して知り合った仲良しです。

徳島といえばサーフィン。
ここ数年で全国的にも注目されるようになった徳島の海を舞台にした子どものためのサーフィン教室が
実は23年前から開かれていたんです。

(子どもの反応)

この日の気温は9度。
寒くて、その上、満潮で波が高すぎたので最年少の虎南くんはお休みです。
それでも100人あまりのサーファーで賑わう海に実波ちゃんと雄樹くんは果敢に挑むことになりました。

まずは砂浜の上にサーフボードの形を書いてイメージトレーニングです。
サーフィンは波に乗るタイミングとバランスが瞬時に要求されるスポーツ。
キレイなフォームになるまで何度も何度も繰り返されました。

なるほど、すぐには海に入らないんですね。
ウォーミングアップもかねてるんですね。

(指導者と子ども)

ある程度泳ぎができることがレッスンの条件ですがただの海水浴とサーフィンは違います。
おぼれたり足がつったりしたときのために練習は必ずマンツーマンですが、
ほとんどの場合が親達も一緒にサーフィンをしているのが現状です。

と、いうことは、親子で習うと言うことですか?
そういうことですね。

海に入ったら後はもうタイミングだけです。
コーチが波を選んで助走を手伝ってくれるので
子供たちは砂浜でのイメージトレーニングどうりに立つことを目標に頑張ります。

彼女の目標は世界一のサーファーになることだそうですよ。

こちらのサーフィン教室からはこれまで100人以上のちびっこサーファーが誕生しています。
その中には、プロサーファーの北岡光太郎選手もいるんです。

自然を感じるスポーツでは自然の恐ろしさも体験します。
雄樹くんは同級生の誰よりも水の怖さを知っているから、
近所の海や川で不用意に遊ぶことをしなくなったそうです。

(指導者の声)

(スタジオ)
まあ、このサーフィンというスポーツは親がしているから子どももするというケースが非常に多いんですよね。
それだけに、親子が一緒にいる時間、親が子どもに教える機会、そういうことが自然におこなわれやすいんです。

自然を感じて親子で遊んでって言うのは理想ですね。羨ましい!
でも、サーフィンしていない人はなかなか入りずらいのではないですか?

サーフィンは年齢制限の無いスポーツなので子どもが始めたことをきっかけに親もサーフィンを始めた人が大勢いるとのことでした。

ちゃんと子供用のサーフボードやウエットスーツがあるんですねえ。

全てオーダーメイドで作ってくれるそうですよ。

さて、親子でスポーツ・・というのは何もサーフィンだけではありません。
こんな競技にも幼児教室がありました。
そして、親子が程よい距離感を保って楽しんでいました。

(VTR)
昭和52年に創立した徳島ラグビースクールには3歳から中学生までの子どもたち60人あまりが所属。
毎週2時間の練習をしています。
指導にはそれぞれにラグビー経験のある警察官や会社員などおよそ20人がボランティアであたっています。

(嫌だ!)

子どもといえど、妥協や甘えは許されません。
チームの決まりごとは、たとえ3歳のチビッ子に対しても守らせることになっています。

(この赤いシャツを着て一緒にやろう)

コーチは3歳の水島恵三ちゃんにみんなと同じラガーシャツを着せました。

年齢別に分かれた後、一番小さなクラスではパスを受けてトライする練習が始まりました。
元気な声を出さないとボールを渡してもらえません。

なかなか厳しいですね

おお!3歳でもしっかり仲間に入ってやってるじゃないですか、たいしたもんだ。

次は地面に落ちたボールを拾ってタックルする練習。
ラグビーボールはどこに弾むか分からないから子供たちも悪戦苦闘です。
グラウンドの端っこで見学する親達は練習に一切口を出すことはありません。

基本的な練習で体が温まった頃、大きな子のクラスと小さな子のクラスで紅白戦がおこなわれました。

ルールは分かってるの?
声を出してボールを追いかける、奪ったボールはゴールに持っていく、そのつど、コーチが教えてくれます。


激しいもみあいの末、一人が戦線を離脱しました。

骨折するほどの大怪我は無いものの、擦り傷や切り傷は日常茶飯事です。
徳島ラグビースクールでは専属のチームドクターを設けて子供たちのケアにあたっています。

そういう配慮があったんですね

(親の声)

練習の最後は親子対決でした。
男の子も女の子も、お父さんもお母さんも一緒になって1つのボールを追いかけました。


大人も結構楽しんでいますね?これは・・・。

一人はみんなのために、みんなは一人のために。ラグビーのオールフォーワンの精神なんて口で説明しても分からない。
そんな小さな子供たちでもグラウンドを一生懸命走りながらきっと、何かを感じているに違いありません。

3歳の限界まで走りとおして動けなくなった恵三ちゃんに、仲間が駆け寄りました。
整列は、みんなが揃ってからです。

(スタジオ)
感想(ルールなんて分からなくても一生懸命に大人の言うことを聞いてひたむきに練習。
胸を打つものがある。結構、容赦なく言われて厳しいイメージだが、そこが親に受けているのかも。

ところで、どうしてラグビーを選んだのですか?
それが、特にこうだという理由はどの親御さんからも聞けなかったんです。
知り合いがいたから、だとか、たまたま紹介されたから、だとかが最初の理由なんですが、
どの親御さんも口をそろえて言うのが一緒にできて楽しいし、ラグビーを選んでよかった、、、というものでした。

ラグビーって特別なスポーツなんですかね?

特別なスポーツというわけではないと思う。が、スクールには7人の女の子がいる。
男のスポーツと思われがちな競技だが、女の子も通わせたいと思うあたりに、ラグビーの魅力があるのでは。

3歳からのスポーツ教育について4つの教室をごらん頂きました。

どの競技も必ず近くに親がいる。
親の見守る中で子どもが頑張っている。
少しでもそういう時間があるということが子供たちが頑張る原動力になっていたのでは?

感想、まとめ。

リアルプレーヤーでごらんになれます。  Real Playerでごらんいただけます。(未更新) 

放送台本から抜粋。細部では実際に放送された内容と違うところがあります。

(This is an uncorrected transcript for site edition ,different from real program. )


放送記録 2003/02/26

 仙波教授の阿波弁講座 「はいあい、はいやい」  

けさの童謡 「富士山」西庄小学校、幼稚園(三加茂町)

うちのワンちゃん ラッキー(シェットランド・シープ・ドッグ)

なつかしの徳島 子ども人形浄瑠璃

けさの生け花 遠州流・丸山泰美斎さん


おはようとくしま 2003年の放送