2003/01/28 No.7767
汚職問題調査団 ようやく設置へ
解説:四国放送報道部記者・網師本誠司
県汚職調査団設置を巡る動き
- 2002/03/04 圓藤前知事が収賄容疑で逮捕
- 2002/04/28 大田知事当選
- 2002/09/09 調査団メンバー(5人)を発表
- 2002/09/30 調査団設置予算(\1000万円)を県議会に提案
- 2002/10/24 県議会、調査団設置予算を否決
- 2002/11/15 圓藤前知事に有罪判決
- 2002/11/20 「100円カンパの会」募金集め開始→総額 約401万円集まる
- 2002/12/18 調査団メンバーを2人追加し、設置予算(1200万円)を県議会に再提案→継続審議に
県汚職調査団設置の活動内容
- 圓藤前知事 汚職事件発生原因の解明
- 談合防止、職員倫理条例の提案
- 業者・政治家からの働きかけを記録し公開するシステムの提案
県汚職調査団設置に対する県議会の付帯決議(2003/01/24)
- 汚職問題調査が公平不偏に行われるよう相手方からその旨の誓約書を徴すること
- 人選問題で議論の中心となった弁護士を含めないこと
(VTR 県議会総務委ダイジェスト)
(スタジオ)
前知事の汚職事件の構造解明や再発防止策を検討する
「県汚職問題調査団」設置に必要な予算が先週金曜日
県議会の総務委員会で可決され調査団はようやく設置される見通しになりました。
ただ県議会は、設置を認める代わりに知事が調査団のメンバーに予定している弁護士を外すことなどの条件をつけました。
調査団の人選をどうするかの最終判断は大田知事に委ねられることになり、
調査団の設置を巡る問題は再び県議会から大田知事にボールが投げ返された格好です。
今朝は設置に向けて動き出した県汚職問題調査団について考えます。
スタジオには県議会の取材に当たっている報道部の網師本誠司記者に来てもらいました。
(網師本記者に聞く)
(視聴者からの意見を募集)
さて汚職問題調査団を巡るこれまでの動きをこちらの表にまとめました。
大田知事はそもそも去年9月調査団のメンバーを発表し議会に提案していたんですが、
結局設置までには至っていなかったんです。
調査団の具体的な活動内容は前知事がおこした汚職事件の発生原因を解明することや
公共事業に関する談合防止策や職員倫理条例を制定する上での提言を行うこと、
それに県に対する業者や政治家からの働きかけを記録し公開するシステムのあり方について
提言を行うというものです。
当初去年9月の段階では大田知事は調査団のメンバーを弁護士3人と公認会計士2人の
合わせて5人としていました。
ところが県議会はメンバーの1人である京都の折田弁護士が「大田知事の知人である上、
政治活動に関わっている」などとして設置のための予算を事実上否決します。
こののち、野党会派の議員が2人を追加すれば調査団設置を認めると提言したため、
知事は新たに2人を追加することを表明。
この2人については中立公平を期するために徳島弁護士会に人選を依頼することにしました。
しかし結果的に実らず、野党の反発は収まりませんでした。
自民党県民会議は折田弁護士をメンバーから外すべきだと主張。
自民党交友会は「人選を一旦白紙に戻すべきだ」。
また公明党県議団は「政治的に中立公平な立場を担保するため調査団のメンバーに誓約書を出させるべきだ」としていました。
主な野党会派も「基本的に調査団設置そのものには反対はしていない」とは主張しているものの、
それぞれ一定の条件を付けていたんです。
これに対し大田知事はあくまでも折田弁護士はメンバーからは外せないと主張していました。
(VTR 大田知事「おはようとくしま」出演時の発言 2003/01/07)
(網師本記者とやりとり)
知事と議会との対立が続く中、先週金曜日県議会の総務委員会が開かれました。
その様子を取材してきましたのでご覧下さい。
(VTR 県議会総務委)
結局、総務委員会は事実上、折田弁護士を外すべきだとする付帯決議をつけて
「汚職問題調査団」設置のための予算を賛成多数で可決しました。
(スタジオ。視聴者からの意見紹介)
(取材した感想)
(網師本記者に聞く)
県議会は付帯決議を付けました。
これがその原文ですが、こちらに整理しました。
汚職問題調査が公平不偏に行われるよう調査団のメンバーから誓約書を徴すること。
そして人選問題で議論になった弁護士、付帯決議には名前は書かれていませんがこれは折田弁護士を指しています。
その折田弁護士を含めないこととなっているんです。
それでは関係者の声をお聞きください。
(VTR 関係者インター 知事、議員、100円カンパの会・桑折代表)
汚職問題調査団設置を巡って知事と議会との対立が続いたことについて鳴門教育大学助教授の山本準先生は次のように話します。
(スタジオ 網師本記者に聞く)
(視聴者の意見)
今朝はようやく設置される見通しになった県の汚職問題調査団についてお送りしました。放送台本から抜粋。細部では実際に放送された内容と違うところがあります。
(This is an uncorrected transcript for site edition ,different from real program. )
から 2003年1月24日
▼ 汚職問題調査団予算を可決
汚職問題調査団の設置について県議会の総務委員会は、きょう、一部人選の見直しを知事に求める決議をつけて設置のための予算を可決しました。 きょうの総務委員会では野党側としては初めて調査団予算を認める提案が行われました。
中谷県議曰く
「予算は認める」「付帯決議を作った」「人選で議論の中心となった弁護士が含めない」総務委員会は、この提案をもとに採決をおこないました。その結果、まず、懸案となっていた汚職問題調査団の予算1200万円が、賛成多数で可決されました。続いて、一部人選の見直しなどをもとめる付帯決議が賛成多数で可決されました。決議は、調査が公正におこなわれるようメンバーから誓約書をとることと、議論となった弁護士、具体的には京都の折田弁護士をはずすことを求めています。
去年2度にわたり議会で認められなかった汚職問題調査団は、議論の開始以来、4ヶ月ぶりに「予算の上」では認められる運びとなりました。
2003年1月27日
▼ 「弁護士をはずす考えはない」
大田知事は県議会が汚職問題調査団の人選から外すよう求めている京都の弁護士について、「調査団から外すとか辞退していただくという考えはまったくもっていない」と述べ、県議会の付帯決議に応じない考えを示しました。 汚職問題調査団については、今月24日の県議会総務委員会で京都の折田弁護士を調査団のメンバーから外すことなどを求める付帯決議を付けて予算案が可決されました。この件について大田知事はきょうの定例会見で「折田弁護士を調査団から外すとか辞退していただくという考えはまったくもっていない」と述べ、県議会の付帯決議に応じない考えを示しました。また、調査が公正に行われるようメンバーから誓約書をとることについては、「失礼にあたるとの思いがあるが最大限努力すると委員会で答弁しているので十分検討したい」と述べました。
一方「100円カンパの会」が調査団の設置費用として集めたおよそ340万円の募金の受け取りについては、「予算案が認められることがなにより先決なので、今月31日に開かれる予定の県議会本会議の議論の経過を見たい」と答えました。
放送記録 2003/01/28
けさの童謡 「森へ行きましょう」宮内小学校(穴吹町)
うちのワンちゃん まる、りんだ(パピヨン)
なつかしの徳島 お休み
けさの生け花 草月流・橋本幸子さん