2003/01/17 No.7760

大震災に備えて 阪神淡路大震災から8年

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ゲスト:徳島市消防局防災対策室・室長補佐 吉富幸治さん


南海地震の予測(2002年・中央防災会議)


昭和の南海地震に遭われた方へのインタビュー

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徳島市北沖洲1丁目 高島恒雄さん(81)

かちどき橋近くに停泊していた船の中で津波を体験

徳島市富田橋4丁目 川端芙美さん(76)

2階建ての家で地震に遭い、その後眉山に非難した

徳島市応神町吉成 近藤正彦さん(81)

地震の後自宅横の水田では液状化現象で青い砂を見た。体験を活かして常に非常用グッズを備えている。

平成7年1月17日午前5時46分
阪神淡路大震災が発生し6400人あまりの方がなくなりました。
あれから8年、私たちは再び大きな地震にあう可能性にさらされています。
いったいどんな地震がおこるのかどんな備えをしておけばいいのか改めて考えます。

早いものであの阪神淡路大震災から8年がたちました。
当時私はまだ高校生で明石市で地震に遭いました。
一瞬のできごとで、何が起こったのかわからない状況で
家具が倒れ、ガラスが壊れ
一瞬の中で家の中がぐちゃぐちゃになっていました。
家は崩れはしなかったものの大きなひびが入り、
屋根瓦もすべて落ちて
電気やガス水道もすべて止まって
為す術もなく、続く余震におびえていたのを鮮明に覚えています。

私も被災地に取材で入っていたのをついこの間のことのように思い出しますが
もう8年も過ぎたんですねえ

そして今また徳島県をはじめ太平洋の沿岸地域では大きな地震、「南海地震」の発生が心配されています。

今朝は今なぜ地震に備えておかなければいけないのか
そしてどんな備えが必要なのか改めて考え、再確認していきます。

スタジオには徳島市消防局防災対策室・室長補佐の吉富幸治さんにきていただいています

おはようございます

まず皆さんにこちらを見ていただきましょう
これは去年12月政府の中央防災会議が発表した次の南海地震に関する数値です。
・今後30年以内に起こる確率は40%
・50年以内に起こる確率は80%
・地震のマグニチュードは8・4で
・東南海地震と同時に発生した時のマグニチュードは8・6
これは過去最大とされています。

・地震の発生に伴う津波の大きさは徳島県の最大で5メートル以上
・津波の到達時間は速い所で10分
・被害は死者が全国で7400人。 中四国では1700人
・地震による建物の全壊は18万9千棟
・液状化が原因のものが8万8千棟

地震に関係のある都道府県は38でそのうち徳島県を含め5つの県で震度6弱以上の地震が起こるだろうと予想しています。

吉冨さん、かなりの広範囲でしかもこれまでで最大級の地震が予想されていますね。

>東南海地震、南海地震が同時に発生したときには東海から、四国の太平洋沿岸を中心に震度5強以上の揺れに見舞われる想定になっています。

今回の発表ではマグニチュードが8・6になりました。
影響は、以前予想されたものよりもさらに大きくなるということですね。

>徳島市では平成9年の防災アセスメントをした際のものと比較すると、震度5弱だったのが震度6弱以上に変わったのを始めを死者負傷者及び津波による被害がなしと、なっていたのが今回の予測では中国四国地方で死者1700人以上(最大)となっている、津波が3メールとしているなど当然危険性が高まるということで早急ににつくりなおす必要がある

地震と津波に詳しい徳島大学工学部の村上仁士志先生にも
今回の南海地震の規模や、影響についてお伺いしました。

<VTR>

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前の南海地震では県南が大きな被害をうけましたが、徳島市はどうなんでしょうか
>昭和の南海地震と比べると都市機能の高度化、人口が集中などにより、危険度は潜在的に増加していると考えられる。

私もこれまで地震というと、県南の方ばかりに意識が集中していましたが、徳島市も決して安心できないということを取材の中でいくつかお伺いしました。

こちらの表は昭和南海地震の被害をまとめたものです。
・マグニチュードが8・0で
・震度は海岸部で5、内陸部で4でした。
・死者、行方不明者は徳島市が2人、海部郡では156人
・住宅の全半壊が徳島市の45棟に対し海部郡は1062棟となっています。
・津波による流失は徳島市が0で海部郡は386
(以上、「徳島県自然災害誌」より)

こうみると徳島市はそれほど被害を受けていないようなんですが   
しかし、地震があったのが昭和21年戦後すぐで、そもそも家自体があまりなかったというのが現状なんです。

なるほど・・、それで結果的に被害は海部郡と比べてものすごく少なかったんですね。
>津波被害がなかったことと、やはり被害を受ける家屋が少なかった。

村上先生に、南海地震が起こったら徳島市がどうなるのかお伺いしました。

<VTR>

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特に考えなくてはいかないのは、戦後の復旧復興は地盤が安定していたときに街がつくられた。今一度耐震を考えなくてはいけない。徳島市は津波がないと思うのはいけない。たとえ注意報のレベルでも、たとえば新町川などを考えると船を繋留しているもやい綱が切られることもありうる。無ければいいが、例えばかちどき橋に河口付近のがれきなどが橋に突っ込んできて橋を崩したり、両岸に越流することも他の例で考えられるので想定した上で対策する必要がある。

さてその南海地震、徳島市内では震度4だったということですが
徳島市内で南海地震に遭われた方にお話を伺いました。

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徳島市北沖の州1丁目の高島恒雄さん81歳、当時船乗りでした。
地震はかちどき橋近くに停泊していた船の中で体験しました。


徳島市富田橋4丁目に住む川端芙美さん76歳
2階建ての借家で地震に遭いました。

徳島市応神町吉成の近藤正彦さん81歳。
現在の自宅があるところで地震に遭いました。

南海地震の体験が鮮明に残っている近藤さんは、常に非常用のグッズを備えています。
玄関にはヘルメットに、懐中電灯に、携帯ラジオ。
そして玄関横には汲み置きの水に、水筒、衣類や雨具をはじめリュックの中には歯ブラシやトイレットペーパー、乾パンなどありとあらゆるものが常備されています。

近藤さんは家族が近藤さんの意志を継いでくれて非常用のものを準備しているとのことです。
また、川端さんも非常用のものを準備している。
それから船で流された高島さんは飛び移った伝馬船からロープで橋に登り助かったということです。

吉富さんに質問
徳島市内では液状化も心配ですよねえ

さて私たちはどんな心構えでいればいいんですか
>日ごろの準備
 非常持ち出し用品を用意する。懐中電灯、携帯ラジオ、貴重品、救急医薬品、非常食

何日分くらい、いりますか?

こちらの表は、
阪神淡路大震災の際のライフラインが復旧するまでの日数です。
電気7日、電話15日、ガス85日、水道91日、下水道135日

こんなにかかっったんですね。
>今度はもっとかかるかもしれない
 いずれにしても自分たちのことは自分でという意識が必要

それから家屋ではどんな対策が必要ですか?

屋内の場合
・まず、テーブルなどの下に隠れる
・すみやかに火を消す
・脱出場所の確保
・あわてず避難

屋外の場合
・商店街やビル街では頭を保護しながら非難。従業員の指示に従う
・車の中で大地震にあったら、徐々に速度を落として道路左側に停車
 揺れがおさまったらキーをつけたまま車から離れる
・海岸付近にいる場合は、すぐに高台へ避難すること。津波に注意

村上先生にも心構えについてお伺いしてます
   
<VTR 災害は進化する >

今朝は次におこるといわれている南海地震に対し
私たちがどう対応していけばいいのか考えました。
吉冨さんどうもありがとうございました。


ライフラインの復旧(阪神淡路大震災の場合) 

  • 電気・・・・・・・・7日間
  • 電話・・・・・・・・15日間
  • ガス・・・・・・・・85日間
  • 水道・・・・・・・・91日間
  • 下水道・・・・・・135日間

日頃気をつけること

  • 耐震診断
  • 屋内
  • 家具の転倒防止
  • 子どもの部屋に家具を置かない
  • 出入り口に物を置かない
  • 屋外
    • アンテナや瓦の強化
    • プロパンガスの固定

放送記録 2003/01/17

  100円のおかず うどん鍋 青木訓子 

うちのワンちゃん メイ(ラブラドール・レトリバー)

なつかしの徳島 お休み

けさの生け花 未生流・盛和甫さん


おはようとくしま 2003年の放送