2001/11/30
川の学校 吉野川で育った川ガキたち
(VTR)
吉野川での川遊びを通じて子供たちに自然を心と身体で感じてもらうという
第1期「川の学校」が全ての講座を終え、今月閉校しました。
川の学校では、今年5月から5回に分けて吉野川流域でキャンプを行ないました。
参加した30人の子供たちは、吉野川の大自然の中で何をつかみどう成長したのでしょうか?
(スタジオ)
けさは、今月25日に閉校した第1期「川の学校」の最後のキャンプの様子をカメラレポートで紹介します。
この「川の学校」は、今年5月に第十堰周辺で行なわれたキャンプを皮切りに
吉野川上流から下流域にかけて5回に渡って1泊から2泊のキャンプを続けてきました。
そして、麻植郡川島町にある吉野川の中洲「善入寺島(ぜんにゅうじとう)」での
11月23日からのキャンプを最後に第1期「川の学校」は閉校となりました。
スタジオには、この「川の学校」を開催した市民団体「吉野川シンポジウム実行委員会」の
代表世話人、姫野雅義さんにおこし頂きました。
(あいさつ)
Q)川の学校では小学生から中学生までの30人が集まって5月から延べ14日間のキャンプを
行なったということですが、子供たちも随分たくましくなったんじゃないですか?
(ゲスト)
それでは、今年5月から半年間にわたって開かれた「川の学校」、
最後のキャンプの様子をご覧下さい。
(VTR)
川の学校最後のキャンプ。
総仕上げの意味もこめて、子供たちはカヌーに乗って吉野川の川下りに挑戦しました。
川下りは、麻植郡山川町の岩津の下流からキャンプ地の善入寺島までの約8キロの区間です。
校長を務めるカヌーイストで作家の野田知佑(のだともすけ)さんも
愛犬のタロウと一緒にカヌーに乗り込んで子供たちと川下りを楽しみます。
(音生かし)
川の学校に参加しているのは、県内外の小学5年生から中学3年生までの30人です。
5月の開校当時はカヌーに乗った経験のなかった子供たちも、今では随分慣れた様子です。
(音生かし)
・ 水をかけ合う
でもはしゃぎすぎると・・・・・
(音生かし)
・ オールで頭をぶつ
(野田さんインタビュー)
・ 随分上手くなったな
・ 水が好きになればいいね
今回、川の学校のキャンプ地となった善入寺島は
全長6キロ、幅1・2キロにものぼる吉野川最大の中洲です。
善入寺島は周囲を水害対策のための竹林で囲まれており、
この竹林は吉野川を代表する風景の1つです。
(音生かし)
・ 竹やぶに入る
この竹林に数人の子供たちが足を踏み入れました。
竹を切り出して竹笛を作ろうというのです。
Real Player で 再生できます。 (音生かし)
川の学校では、しつらえたものではなく
自然の中にあるもの全てが教材であり遊び道具に生まれ変わっていきます。
キャンプに講師として参加している登山家の辰野勇さんに教えてもらいながら
竹笛作りに挑戦です。
(音生かし)
・ ナイフの使い方教える
学校や家庭では、危険だといわれる刃物もここでは教わって使います。
竹に穴をくりぬいて竹笛の完成です。
(音生かし)
・ 笛を吹く
川の学校では全員で一緒に行動するのではなく
大半の時間は子供たちの自由に任せられています。
このため子どもたちもばらばらの行動です。
子どもたちが水際に集まっています。
(音生かし)
・ 2匹入っとる
夕べ川底に沈めておいた魚をとるための仕掛けを引き揚げていたんです。
(音生かし・野田校長)
・ これはナマズの子供だ
一方、こちらは魚釣りです。
(音生かし)
・ 魚が寄ってくることもあるからね
待つことも釣りの醍醐味。
ですが結局、この日、水面のウキが沈むことはありませんでした。
(音生かし)
・ 夕方の雰囲気
日が西に傾く頃、子供たちによる最後の夕食作りが始まりました。
(音生かし)
・ 材料切る
こちらは竹を削って、焼き鳥用の串づくりです。
(音生かし・野田校長)
・ 子供の頃はこれ(竹ひご)で鳥かごを作ったもんだ
川の学校では、校長の野田知佑さんら大人は子供たちに自分らの体験してきたことをもとに
川での遊び方や自然との付き合い方をさりげなく伝えてきました。
(音生かし・野田校長インター)
Real Player で 再生できます。 ・ 僕らの世代がいけなかった
・ 子供たちに何も教えてこなかった
(音生かし)
・ 乾杯
・ 食事する
自然の中での楽しみ方だけでなく、
恐ろしさも知り尽くした野田さんたちとの交流。
学校や親からは、川は「危険な場所」だとして川から遠ざけられて育てられてきた子供たちの心に
野田たちの「教え」はどのように響いたのでしょうか?
(参加した子どもへのインタビュー)
・ 自然の大切さ知った
・ 今年は家族と川遊びによく行くようになった
・ 吉野川を昔のように綺麗にして遊びたい
(音生かし)
・ ふるさと合唱
川の学校最後の夜、
川岸のキャンプ地は吐く息も白くなるほどの冷え込みでしたが、
子供も大人も入り混じっての団欒は夜更けまで続きました。
(スタジオ)
VTRの中で、校長の野田知佑さんも話していましたが、
私たちは知らず知らずのうちに川は危険で
子供に行かせなければ安全だという教育を続けてきたのかもしれませんね。
よく川のあちこちに「近寄るな」などと書いた看板をよく目にしますね。
川から目をそむける余りいつのまにか川の素晴らしさを見失っていたような気がしますね。
Q)今回の川の学校は川を単に危険視するのではなく、
川での遊びを通じて子供たちに川に対する認識を改め身近に感じてもらおうという狙いもあったと思うんですが・・・
(ゲストへインタビュー)
主催 吉野川シンポジウム実行委員会 代表世話人 姫野雅義さん Q)実際に子供たちと一緒に過ごしてきて印象的なことはありましたか?
(ゲストへインタビュー)
さて川の学校最終日は閉校式が行なわれ、
子供たち1人1人に卒業証書が贈られました。
(VTR)
(音生かし)
5月から5回に分けて吉野川流域で続けてきたキャンプもこの日が最終日。
子供たちは仲間やスタッフやとの別れを惜しむかのように記念写真を撮ったり、
日記を書きつづっていました。
・ こんな綺麗な川大阪にも欲しいな
キャンプはこれまで子供とスタッフだけで行なわれていましたが
最終日は保護者も混じっての食事パーティーが開かれました。
(保護者インタビュー)
・ 帰ってきたらうれしそうに吉野川のこと話していた
・ 僕たちが子供に川のことを教えられていなかったのでいい機会だった
(音生かし・野田校長)
・卒業おめでとう
このあと開かれた閉校式では、校長を務めているカヌーイストの野田知佑さんから
1人1人に竹で作った手作りの卒業証書が贈られました。
(音生かし・野田校長)
・ マスコミはせっかちで成果は?と聞くがそんなすぐに成果は出ない
・ これからはむしろ親の役目
(音生かし)
・ 集合写真撮る
(子どもインタビュー)
・ さみしくなるよ
・ 経験生かしていろんなことしたい
(音生かし・野田校長)
・ 大人は心の洗濯できた
・ 5回もすると情が湧いてくる
「川の学校」では、吉野川流域の大自然を教室に30人の子供たちが
川遊びの方法を学びました。
川の中で歓声を上げる子供たちが大きくなった頃、
今回、大人たちから学んだ経験はどう生かされていくのでしょうか?
川の学校で学んだ子供たちが川と人とがどう付き合い共生していくべきかということを考え、
さらにその子供たちに伝えることができたなら吉野川の大自然は未来に
確実に残していくことができるはずです。
(スタジオ)
校長の野田知佑さんは「単に子供を川で遊ばせただけだ」と話していましたが、
今回の川の学校を開催した姫野さんとしては子供たちに期待する部分は多いんじゃないですか?
(ゲスト)
閉校式の最後では子供たちが泣く姿も見られましたね。
5回のキャンプをずっと一緒に過ごした仲間だけに淋しかったんでしょうね。
キャンプに参加した子供たちが同窓会のようなものを開くらしいですね。
(ゲスト)
・ 子供たちのリクエストで同窓会をすることに
・ 子供たちに会って成長を見るのが楽しみ
それと、この「川の学校」ですが来年以降はどうなるんですか?
(ゲスト)
・ 来年もやる
・ 募集を開始する
けさは、吉野川を教室に子供たちに川での遊び方を教えた
「川の学校」の様子をカメラリポートでご覧頂きました。