2001/08/01

川の学校 U 

吉野川の大自然を教室にして子どもたちが川での遊び方を学ぶ川の学校の
2回目のキャンプが7月20日から22日まで高知県本山町で行われました。
けさは、今回のキャンプの様子をカメラレポートでごらんいただきます。

この川の学校は人と川との関わり方について考えている市民団体「吉野川シンポジウム実行委員会」が開いているものです。

ことし5月から11月までの5回、延べ14日間にわたって吉野川流域の各地域でキャンプして川で遊べる子ども「川ガキ」を育てようというものなんです。

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今回の場所は高知県の本山町。
ちょうど早明浦ダムの下流で三日間のキャンプをし吉野川の支流汗見川で子ども達は川遊びを楽しみました。

(VTR)
吉野川に再び川ガキたちが帰ってきました。
川の学校に参加しているのは県内外の小学5年生から中学3年生までの30人。
子ども達は全員が1回目のキャンプから参加しています。

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今回のキャンプ地は高知県本山町の吉野川沿いです。
到着するとすぐに今夜の寝床になるテントの設営です。
川の学校でのキャンプも今回で2回目。テントを張るのも少し慣れた様子です。

テントの設営が終ると子ども達は早速、近くを流れる吉野川の支流、汗見川に出かけ川遊びを楽しみました。

また汗見川の上流では釣り教室も開かれました。
講師は川の学校を主催する吉野川シンポジウム実行委員会代表世話人の姫野雅義さんです。

釣れたのは川の上流部にしか生息していないというハゼの仲間、ジンゾクでした。
姫野さんは仕事やら市民運動やらで忙しく
ここ10年ほどは釣り竿も握っていないそうですが、
幼い頃は毎日のように吉野川で釣りを楽しんでいたということです。
かつての川ガキから現代の川ガキへ川遊びの伝授です。

夕飯も終った頃、アウトドア料理人、林政明さんが
夜食にと即席でアメゴの燻製をつくりみんなにごちそうしてくれました。

この日、子ども達の笑い声は夜遅くまで絶えることはありませんでした。

(VTR)

キャンプ2日目の朝です。
本山町ではこの前の日、気温が33.8度まで上がりました。
テントの中では寝苦しいと外のベンチで寝ている子もいました。

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Real Player で再生できます。

キャンプ2日目のこの日、男の子たちは支流の汗見川でアユの友釣りの方法を教わりました。

朝までベンチの上で寝ていた男の子も参加していました。
中学1年生の末吉徳郎くんです。

末吉くんは前回のキャンプで川の学校の校長であるカヌーイストの野田知佑さんにあるお願いをしていました。

末吉徳郎くんは神奈川県横浜市に生まれ育ちました。
末吉くんの趣味は小学三年生のときに始めた釣りです。
中学に入ってからは部活などで忙しくなってあまり釣りには行けなくなりました。
それでも暇を見つけてはいつも自宅近くの川に出かけています。

かかったのは体長50センチ近くもあるコイでした。

「釣りは、魚がかかったときの感触がたまらない」という末吉くんですが、
5月に吉野川の第十堰で行われた川の学校の1回目のキャンプに参加して以来
吉野川で釣りをしたいと考えるようになりました。

末吉くんに「川の学校に参加してはどうか」と持ちかけたのは母親の悦子さんでした。
悦子さんは徳島市の出身です。
第十是堰でのキャンプから帰って末吉くんは悦子さんにあることを話しました。

徳島に住んで思いっきり釣りを楽しみたいという息子の夢に対し悦子さんは
「本人が望んでいるのなら」と話します。

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さて末吉くん、いよいよはじめてのアユの友釣りに挑戦です。

結局、アユは1匹も釣ることができなかったためみんなでハエやオイカワを釣ることにしました。

子ども達が魚釣りや川遊びを楽しんでいる頃川の学校のスタッフらは、
近くの竹やぶで竹を切り出す作業におわれていました。
この日の昼ご飯の流しそうめんに使おうというものです。
川の学校には全国から応募のあった10人のボランティアのスタッフが参加し、子ども等をサポートしています。

埼玉県所沢市でフリーターをしている寺島拓さん(20)もその一人です。

今回のキャンプ2日前の朝、寺島さんは神奈川県にある高速道路のインターチェンジの入り口にいました。
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寺島さんは川の学校の関係でこれまで10回近く徳島に来ていますが毎回にヒッチハイクでやってきています。

Real Player で再生できます。

ヒッチハイクの魅力について「普段会うことがないような人と話ができるのが楽しみ」と話してくれた寺島さんにこの日初めての車が停まってくれました。

毎月、ヒッチハイクで車を乗り継いで徳島に来ている寺島さんですが
最近、吉野川を訪れ、吉野川を見るたびに徳島に住みたいと真剣に考えるようになったといいます。

この日、寺島さんは11台の車を乗り継いで夜10時30分頃徳島に到着しました。

この日のお昼は寺島さんらスタッフ手作りのソーメン台を使っての流しそうめんです。

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川の学校に参加している県外の子どもやスタッフが徳島に住みたいと話していることについて
主催者である吉野川シンポジウム実行委員会の小畠清治さんはこう話します。

(インタビュー)

最終日はキャンプ地の隣町、土佐町にでかけ棚田の見学をしました。
高知県土佐町は人口約5000人の静かな町です。
土佐町では800戸の農家が広さ350ヘクタールの棚田で米を作っています。
ここでは地元の農家の人が棚田についての説明をしてくれました。
しかし「陸(おか)に上がった河童」ならぬ「「陸(おか)に上がった川ガキ」たちは
2日前からキャンプをしていることもあってか疲れ気味の様子です。

棚田の見学を終え出発までのわずかな時間、再び川遊びに出かけた「川ガキ」たちはすっかり元気を取り戻した様子です。

徳島の高校に進学したいという横浜市の末吉徳郎くん。
吉野川で毎日釣りをしたいといと話すほどすっかり川ガキになっていますがどうやら高いところは苦手のようです。

最近は川で子ども達が遊ばなくなったとも言われますが
吉野川では今、30人のたくましい川ガキが育ちつつあるようです。

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 川の学校 吉野川で育った川ガキたち

  川ガキになろう〜「川の学校」始まる

 カヌーイスト野田知佑 日和佐に暮らす