2001/01/24
ただ今アクセス中〜パソコンを始めたお年寄りたち
「警告音が鳴った時、爆発すると思い逃げた」と笑うのはパソコンを始めたばかりのあるお年寄り。恥ずかしい失敗談も何のその、持ち前の根気強さでインターネットを使いこなそうと頑張るお年寄りたちを紹介する。
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シニアパソコン教室の様子
講師を務めている下村滋さん(徳島大学名誉教授)
久米川恒子さん(69) 木村栄子さん(59) 安土和子さん(56) スタジオの久米川恒子さん、木村栄子さん, Real Playerで動画を再生できます。
教室で最高齢86歳の岩野関寿郎さん Real Playerで動画を再生できます。
スタジオの皆さんに聞きました。 Real Playerで動画を再生できます。
パソコンといえば若い人がやるもの。
あるいは仕事で使うものと思われている方が多いと思いますが、
実は、いまパソコンを始めるお年寄りが増えているんです。
お年よりにとってパソコンとは
取っつきにくい、難しいものと思いますが
けさは、パソコンに挑戦中の高齢者の奮闘ぶりをお伝えしたいと思います。
スタジオには、徳島市内のシニアパソコン教室に通っている
4人のみなんさんにお越しいただいています。
番組が始まってから12分、インターネットにアクセスしてもらっています。
パソコンの端末はこちらが用意したもので
みなさん、日頃自宅や教室で使っているのとは違うので
やりにくいなぁとおっしゃっていましたが
もう、つながった方いらっしゃいますか?
番組では電子メールで「私のパソコン利用法」を募集しています。
スタジオにはインターネットに詳しい
徳島大学工学部教授・森井昌克ささんにお越しいただいています。
森井先生にはIT(情報技術)の普及の背景と課題について伺います。
さて、けさ出演していただいている皆さんが通っている
徳島市内のパソコン教室に私がおじゃまして取材しました。
みなさん、始めたばかりのパソコンに悪戦苦闘していましたが
その熱心さには頭が下がるばかりでした。
(VTR)
この教室は、高齢者を対象にした
様々なボランティア活動に取り組んでいる
「地域ケアネットワーク支援センター」が開いています。
民間のケアハウスのパソコンを借りて教室にしています。
高齢者の社会参加と生き甲斐作りをめざして
去年7月に始めたところ、
始め20人だった生徒が80人に増えました。
教えているのは大学の教授ら5人です。
初心者にわかることばに置き換えてていねいに教えてくれますが
うまく進めるとはかぎりません。
生徒の一人、坂井美智代さん(71)は
去年11月にパソコンを始めました。
徳島市一宮町の自宅では夫との二人暮らしです。
掃除や洗濯などの家事を済ませた後
パソコンに向かうのが日課です。
パソコンは教室に通い始めるのと同時に
中古のものを買いました。
新しい生き甲斐をと始めたパソコンでしたが
はじめは、途方に暮れることばかり・・・。
操作の失敗を告げるパソコンからの警告音に
驚かされる毎日でした。
しかし、坂井さんはあきらめませんでした。
なんとか、今年の年賀状をパソコンで作りたいと思い立った坂井さんは
わからないところがあると
教室のインストラクターに電話し
次に進めるまで相談を繰り返しました。
そして習ったことはすぐにメモを取り、
わからなくなった時に役立てました。
ノートには苦労の後がしのばれます。
こうした努力の末、坂井さんは
パソコンで作った年賀状を出すことができました。
パソコンを始めてわずか一ヶ月。
目を見張る成長ぶりでした。
(スタジオ)
さて、もう一人パソコン教室で頑張る方をご紹介します。
教室で最高齢の岩野関寿郎さん86歳です。
岩野さんの努力にも本当に驚かされました。
(VTR)
徳島市上助任町の岩野関寿郎さん86歳は
去年の6月にパソコンを始めました。
きっかけはかつの職場の仲間から届いた一通のはがきでした。
パソコンを始めた岩野さんがまず目標にしたのは
文字や数字を打ち込むキーボードの操作に慣れることでした。
そこで岩野さんが始めたのは
新聞のコラムを毎日、自分で打ち直すことでした。
息子夫婦に教えてもらいながら
一日も欠かさず続けた結果、
はじめは3時間以上かかっていたのが
今では、1時間で打てるようになりました。
パソコンのワープロ機能をマスターした岩野さんが
今、楽しみにしているのは
メール仲間との電子メールのやりとりです。
この日も、私たちテレビの取材を受けたことを
さっとメールにして友達に送りました。
週1回、シニアパソコン教室に通う岩野さんが
今覚えたいのは、やはりインターネットの使い方です。
しかし、パソコン歴7カ月の岩野さんにとって
インターネットは、まったくの未知の世界です。
この教室では、高額な料金が請求されたり
誤った情報が流されることがあるということなど
インターネットを使う上での注意点を
知ってもらうことにも力を入れています。
教室には岩野さんのように
これからインターネットを覚えたいという
お年よりたちが大勢通っています。
お年より達はインターネットの持つ落とし穴も
教えてもらいながら一歩ずつ情報通信の世界に向け
前進を続けていました。
(スタジオ)
取材させていただいたシニアパソコン教室:
地域ケアネットワーク支援センターという
ボランティア団体が高齢者の福祉目的でやっている。
月2000円の資料代だけで開いている。
現在の80人で手一杯。希望者が10人ほど空きを待っている状況。
みなさん、ありがとうございました。