2000/04/18
「高速バス発着場を統一」
〜提言・徳島駅前広場の整備
ゲスト
県議会議員 冨浦良治さん
(VTR)
徳島駅前広場が今、高速バスの便数増加で
パンク状態になっています。
特に先月から運行が開始された関空便と松山便は
降り場が駅前から400mも離れた市立体育館にはじかれ、
利用者から不満の声があがっています。
どうにかして高速バスの発着場を駅前に統一できないのか?
高速バスの利用が増える中、徳島の玄関として
一層役割が大きくなった駅前広場の早急な整備が
今、求められています。
(スタジオ)
明石海峡大橋の開通や徳島自動車道の全線開通によって
高速バスの便数が飛躍的に増加しています。
しかし、それに伴い徳島駅前のバスターミナル、
駅前広場はパンク状態になっています。
市立体育館前から大きなスーツケースを引いて
駅まで歩いている姿は
決して徳島の玄関としてふさわしい光景ではありません。
駅前に高速バスの発着場を統一するだけのスペースは
本当にないのでしょうか?
しかし、駅前広場をよく見てみると
改善できる余地は十分残っています。
より便利な駅前にするには
現在の広場をどう整備すればいいのか
けさは、その具体的なプランを
「おはようとくしま」が提言していきます。
スタジオには県議会議員の冨浦良治さんにお越しいただいています。
冨浦さんは県議会で駅前広場について発言するなど
今回の問題に強く関心をお持ちです。
また県の総合交通対策委員会の委員長もされています。
冨浦さん、この関空便松山便の問題は
今、県議会でも注目されていますか?
(答え)
視聴者への意見募集呼びかけ
それでは、駅前広場の現状から取材してきました。
(VTR)
現在、この市立体育館前には関空便は一日14便、
松山便が4便到着しています。
しかし、特に大きな荷物を抱える関空からの利用客にとっては
駅までの400mという距離は決して近い距離ではありません。
徳島駅前広場の広さは約1万8千平方メートル。
敷地は徳島市とJRの所有地です。
現在、一日に高速バスと路線バスあわせて約1200便が
乗り入れています。京阪神方面への高速バスは
徳島シティー前のバスターミナルから発車し、
逆に到着便は名店街横のバス停が降り場になっています。
しかし、既に一日87便が組み込まれパンク状態が続いています。
このため、関空便と松山便は降り場が徳島市立体育館前に
はじき出されてしまったのです。
どうにかして駅前に統一することはできなかったのでしょうか?
(スタジオ)
本当に高速バスの乗り場、降り場がはじき出されるほど
スペースがないのでしょうか?こちらの地図をご覧下さい。
左(西側)から見ていきますと
ここがJRの所有している駐車場。一部は駅レンタカーの
置き場にもなっています。駐車台数は27台です。
その横がローカル路線のバス降り場です。
すべてのローカル線はここが降り場となっていまして
駅前広場内にバス降り場はここ一カ所しかありません。
そして中央にはタクシーの待機場があります。
約50台くらいこの場所で待機できるようになっています。
南側にはワシントンヤシが植えてある円形の植え込みがあります。
そして東側には徳島市営バス乗り場と
徳島バス、小松島市営バス乗り場の2カ所があります。
そして一番端に京阪神方面の高速バスの乗り場が設けられています。
この駅前広場は横が約184m、縦が約96mで
面積は約1万8千平方メートルです。
これはなんと、四国内でもっとも広い駅前広場です。
駅前広場の面積
@徳島駅 約18,000u
A高松駅 約14,000u(建設中)
B松山駅 約13,500u
C高知駅 約 5,100u
現在建設中の高松駅の駅前広場よりも広いんですねぇ。
県議会議員の冨浦さんはごらんになってどうですか?
実は、この駅前広場は昭和28年に戦後の復興整理事業で
県が整備してそれ以降レイアウト自体ほとんど変更されていません。
現在の古い設計の駅前広場のままで
高速バス主流の時代に対応することは非常に難しいと思います。
続いては、駅前広場がどれだけ整備できるのか
その可能性について見ていきます。
(VTR)
ここは、主に
駅に見送りや出迎えに来た人が利用する駐車場です。
そのため駐車料金も20分以内なら無料です。
しかし、収容台数の少なさからすぐに
駐車町の車でいっぱいになり、渋滞の原因にもなっています。
さらに、最近ではそごうの地下やアミコなどの駐車場に加え、
駅西側に560台収容の立体駐車場ができ、
駅前は以前よりはるかに車を収容できるようになっています。
そんな中、この駅前の限られたスペース内に
平面的な駐車場を残しておくこと自体無駄ではないかと
市民からは疑問の声があがっています。
(スタジオ)
ご覧いただきましたように徳島駅前広場は
高速バスの発着場を統一できるだけの可能性を
十分に持っています。そこで今回「おはようとくしま」では
このような具体的な整備プランを提言したいと思います。
まず一番西側ですが、今回一番注目していました
現在のJRの駐車場をすべてなくして
ここをタクシーの待機場にするという案です。
周辺の駐車場が整備された今、この駐車場のスペースは
もったいない利用の仕方です。なくしてタクシー乗り場を
ここにつくるという案は十分考えられると思います。
そして、このタクシー乗り場の移転に伴いまして
中央部分にはもうひとつバス降り場をつくることができます。
現在はひとつだけですから、二つに増えれば高速バスの
京阪神方面の便、関空便、松山便すべてこの場所で
お客さんを降ろせることになります。
ワシントンヤシは駅のシンボルと考えて場所を残しています。
しかし土地の有効利用を第一にしてこのように
縦の位置に並べてみました。そして駅前広場の一番東側、
バス降り場を市バス、徳島バスとも幅を狭くすると
もう一つ高速バスの乗り場をつくることが可能です。
乗り場が三つに増やせるわけです。
こうすれば、関空便も松山便も他の高速バスと乗り場を
統一することができて現在よりもわかりやすい
高速バス乗り場が実現します。
VTRでも紹介しましたように、現在のバス乗り場は
非常に余裕を持った構造になっていますのでこれも
十分可能性があると思います。
あくまでもこれは「おはようとくしま」が提言します
駅前広場の整備プランの一つの例ですが
かなり実現性のある案だと思います。
冨浦さんはこの整備案をご覧になっていかがですか?
さて、この徳島駅前の敷地はJRと徳島市がほぼ半分ずつ
所有しています。駅前整備にどんな意見をもっているのか
両者に聞いてきました。
まず、この駅前駐車場を所有していますJRに取材しました。
(VTR)
徳島駅駅長
(スタジオ)
「駅前の駐車場をなくしてもいい」などの
明確な答えはなかったんですが、駐車場が整備の候補地になる
可能性は認めているようでした。
しかし、駐車場自体、収益も良いようで手放したくないという
本音もあるのではないでしょうか?
続いて駅前広場の一番の当事者である
徳島市に聞きました。
(VTR)
徳島市市民生活課
(スタジオ)
お聞きいただきましたように
市としては駅前広場を改めて整備する計画はないと
いうことでした。さらに関係機関に調整を市から働きかけていく
ということもないということでした。
やはり、駅前には事業者の利権が多く絡み合っていて
その調整が非常に難しいから積極的になれないという
背景もあるようです。
冨浦さんの考え
そして、徳島市としては「県」に
調整役として期待を寄せているようです。
徳島県は去年の11月、市や徳島バスなど関係者に呼びかけて
高速バスの乗降場の在り方について検討会を一度開きましたが、
その後は開催の予定がたっていません。
(VTR)
徳島県交通対策室
非常に苦しい答えでしたが
率直にいえば県は直接の管理者ではないので
話し合いの場は提供しても改善に向けて積極的に取り組んでいく
立場ではないということなんですね。
県も積極的になれないと、これでは
徳島市もダメ、県もダメということになりますと
いったい誰が解決に向けて音頭をとっていけばいいのでしょうか?
冨浦さんはどう考えますか?
冨浦さんの意見
視聴者からの意見(ホットライン)
早急な整備に向けて今後も「おはようとくしま」では
この駅前問題について取り組んでいきたいと思います。
テレビの前のみなさんからも
いろんな意見をお寄せいただきたいと思います。
冨浦さん、ありがとうございました。
