織井茂子 (おりいしげこ)

 大正15年1月10日、東京に生まれる。本名は伊藤茂子。

 7才で童謡歌手として活躍。東洋音楽学校(現東京音楽大学)を卒業後、

 大村能章門下生となり、昭和22年「都能子」の名でキングレコードからデビュー。

 昭和24年に「織井茂子」としてコロムビアレコードから

 「悲恋模様」で霧島昇とデュエットで再デビュー。

 並外れた声量とテクニックで、乾いた翳りの感性をダイナミックに表現して、

 独自の世界を築き、昭和27年「カルメン純情す」がヒット。

 昭和28年には、岸恵子主演「君の名は」の主題歌が

 爆発的なヒット(110万枚)を記録して、その声価を高めた。

 他には、「黒百合の歌」(110万枚)、「君は遙かな」(60万枚)、

 「夜がわらっている」(90万枚)、「東京無情」(20万枚)など。

 晩年には東京・六本木で、「クラブ織井」を経営したが、

 バブルが崩壊した平成5年破産宣告を受けた。

 平成8年1月23日、膵腫瘍で死去。70才。