第19回 昭和35年(1960年)

出来事 「日米新安保条約調印」
 (日本を共産圏国への前線基地化する内容で、条約批准と引換に岸信介首相が辞任)
「安保闘争激化」
 (新安保反対の野党や革新勢力などがデモや抗議行動に出て、東大女子学生が死亡する事態も)
「池田勇人内閣誕生」
 (「国民所得倍増計画」を打ち出し「政治主義」から「経済主義」へ 高度経済成長への道を歩み出す)
「浅沼社会党委員長刺殺」
 (10月12日立会演説中元日本愛国党員に刺殺される 一部始終テレビで放映され国民に衝撃)
「三井三池炭鉱争議」
 (石炭から石油へのエネルギー需要の変化から労働争議が勃発) 
「チリ地震大津波」
 (5月23日に起きたM8.5の地震で、24日未明に津波来襲 全国で119人死亡 878人負傷)
「浩宮誕生」
 (天皇により「浩宮徳仁(なるひと)親王と命名 現在の皇太子」
「第九回国勢調査」
 (日本の総人口9341万8501人 30年より414万人増加 人口増加率は急速に減少)
スポーツ 「ローマオリンピック開催」
 (男子体操が団体で「金」 次回東京大会のための視察名目で議員180名の公費派遣が問題に)
「大洋ホエールズ日本一」
 (6年連続最下位から頂点へ 日本シリーズも大毎に4勝0敗 「三原マジック」とも言われる)
「法政二高優勝」
 (42回選手権大会で静岡高校を3−0で破る 柴田勲<元巨人>投手が好投)
「九州場所で大鵬初優勝」
 (関脇で13勝2敗 場所後大関に昇進 66勝24敗で年間最多勝も 46年引退までに32回優勝)
映画

芸能界
「ベンハー」
 (チャールトン・ヘストン主演 ローマ時代の英雄の半生を描く 1年3ヵ月のロングラン)
「独裁者」
 (チャップリンがユダヤ人理髪師と独裁者の二役を演じ、ナチスとヒトラーを痛烈に批判) 
「五つの銅貨」
 (ダニー・ケイ主演 ジャズバンドのリーダーの苦難と成功を描く R・アームストロングも出演)
「太陽がいっぱい」
 (アラン・ドロン主演 地中海を舞台に野望に満ちた青年の犯罪を描いたサスペンスで大ヒット)
「勝手にしやがれ」
 (ジャン・ポール・ベルモント主演 自由で刹那的な快楽を追う若者の姿を描き日本映画界にも影響)
「松竹ヌーベルバーグ」
 (若者の奔放な生き方を描いた作品で大島渚ら松竹の若手助監督が台頭した映画界の新しい波)
「石原裕次郎・北原三枝結婚」
 (人気スター同士の結婚に100社以上の報道陣が詰めかける)
流行 「インスタント食品流行」
 (インスタントコーヒーが発売され、33年発売の即席ラーメンとともに人気を得た)
「七分スラックス(サブリナパンツ)」
 (アメリカ映画「麗しのサブリナ」でO・ヘップバーンが身につけていた細身のスラックス) 
「ダッコちゃんブーム」
 (腕や柱につかまり光線の加減でウインクする人形 550万個1億円を売り上げる)
人気商品 「コピー機」
 (事務所のOA化に伴い「決算期にも残業しません」という広告で業務の合理化を強調)
「エレクトーン」
 (国産初の電子オルガン 演奏家向けに開発されたが一台35万円で一般にも販売)
「のりたま」
 (ノリと乾燥卵を主体にしたふりかけ アニメ「エイトマン」のシールを景品につけてヒット)
「ドッグフード」
 (国産初のドライタイプのドッグフードでブロイラーのエサをヒントに開発された)
「ハイライト」
 (国産の品種を使用した軽い味が愛煙家に好評 43年には約920億本を売り世界一に)
「クレラップ」
 (最初は良さが理解されず、売れ出したのは、電気冷蔵庫や電子レンジが一般化した頃から)
「ケロちゃん人形」
 (マスコットとして正式に採用された 60年までに大小約1億匹が薬局の店頭に立った)
「スワン型オマル」
 (取り外しができる中桶があったほか、煮沸や薬品消毒も可能で、広く普及した)
「銀玉鉄砲」
 (土を丸めて銀色の粉をまぶした玉を発射する玩具 ピストル50円・玉50発5円)
流行語 「家つきカーつきババア抜き」
 (未婚女性が結婚相手の男性に希望する条件 相手の両親との別居を望む女性が急増)
「ベッドタウン」
 (大都市周辺の住宅地域のこと 都市部に通勤し夜寝るためだけに帰るという和製英語)
「ナンセンス」
 (「バカげたこと」という意味で、安保闘争の集会などで相手の意見を排除する時使われた)
「トトカルチョ」
 (「サッカーくじ」を意味するイタリア語 東京都知事が「オリンピックの資金調達に」と発言)
「〜ちっち」
 (前年の守屋浩のヒット曲「僕は泣いちっち」から「何々してしまった」という意味で使われた)
ヒット曲 アカシアの雨がやむとき/西田佐知子
雨に咲く花/井上ひろし
有難や節/守屋浩
潮来笠
/橋幸夫
喫茶店の片隅で/松島詩子
再会/松尾和子、和田弘とマヒナスターズ
さすらい/小林旭
ズンドコ節/小林旭
達者でな/三橋美智也
誰よりも君を愛す
/松尾和子、和田弘とマヒナスターズ
月の法善寺横丁/藤島桓夫
つばなの小径/美空ひばり
霧笛が俺を呼んでいる/赤木圭一郎


※ ピンク色のタイトルは放送された曲です

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